最近観た映画「空白」「総理の夫」
先日、「空白」の試写会に当たったので封切り前に観に行ってきました。
それから昨日の晩、ユナイテッド・シネマから来てた1,300円クーポンが月末までだったので、「総理の夫」を観に行ってきました。
ちょっと皆様にもご紹介を。
493万回再生された予告編です。
…493万!!?🤯
※悲惨な交通事故から始まる話なので予告編は気を付けて観て下さい
万引き被害に悩んでいたスーパーの店長・直人(なおと)が追いかけたせいで、未遂犯の少女・花音(かのん)が道路に飛び出し交通事故死。
花音の父親・充(みつる)は娘の万引きを信じず、「本当の事を聞かせろ」と直人に迫ります。
直人、充の周囲の人を巻き込みながら大きな人間ドラマが描かれる作品です。
良かったと思うんですけど、僕この映画に限らず「可哀想なシーン」っていうのが浮いて見えるとちょっと一歩引いちゃうんですよね…。
ぱっと思いつく必然だった可哀想なシーンって、例えば「聲の形」の冒頭とか。小学生の酷いいじめが、やがて標的を自身に変えて襲ってくるっていう。それは必然を描いた例だと思います。
でも今作の事故シーン…あまりにむごい描かれ方をしてたんですけど、これって多分どういう事故であろうが充(古田新太)は怒って暴走しただろうから「ここまでやる必要あった?」って思ってしまって。普通に花音役の伊東蒼さん(美しい!!)が可哀想だと思いました。
って思うほど過剰な交通事故シーンから始まるんですが、本筋は良かったです。回想シーンもないのに次第に花音が生前どんな子だったのかが見えてくるんですよね。何が花音を万引きに向かわせたのか…。本当は父に何を伝えたかったのか…。
充は気性が荒く、支配的な志向が強い人間として描かれます。
それが娘の死をきっかけに少しずつ変わっていくさまも見どころです。
全編通して音楽は2,3曲しかなく、エンディングテーマも予告編で流れた無言歌で映画に合っていました。
ちゃんと「作品」として作り上げられた映画なので、興味の湧いた方は是非観に行ってみてください。
お次は総理の夫。
これは「典型的日本エンタメドラマ型」映画でした。(笑)
もう何か「お決まりの」が多過ぎて逆にハードルガン下がりで観れたので、まあ楽しかったです。😂
鳥類学者の日和(ひより)が10日間、電波の繋がらない北海道の山奥への"出張"から東京へ戻って来ると大勢の記者が待ち構えていて…「奥様が総理になられるご感想は!?」「へっ?」
働く女性、妊娠、育休、スキャンダル捏造…(ん?)と多岐に渡るテーマ(…。)を盛り込んだ政界エンタメ作品…とでも言うべきでしょうか。
予告編1:19〜からあるように最後は「そういう」シチュエーションです。(笑)
話の展開はベタでベタベタでしたが逆に肩肘張らずに楽しめる作品だったのは良かったかなと。
でも正直内容的には映画館よりテレビで週ドラマにしたほうが家族みんなで楽しめる番組になったんじゃ…とも思いましたが、
凛子の総理姿七変化!(おキレイ!)
二人が住んでるすんごい豪邸!さらに豪華な首相官邸!
圧巻?大勢の前での選挙演説!
とスケール感が大きくそういう意味では映画ならではの利点を活かしていたと思います。
総理に就任する凛子(りんこ)の前進するバイタリティは本当に格好良く描かれていましたし、キャラクター重視の作品作りでした。みんなそれぞれに個性と魅力が与えられていて良かったです。
お子さんに政治に興味を持ってもらうきっかけにも良いかもしれません。総理になった凛子がとっても魅力的な人物として描かれているので。
どちらも今楽しめる映画です。
観に行った方がいらしたら是非感想をお聞かせ下さい〜😄
と
鳩の撃退方
見ました🤗