高知市夏季大学
https://www.kochinews.co.jp/article/459401/
より、転載
「第70回高知市夏季大学の講師陣が25日、発表された。作家の五木寛之さんや青山学院大陸上部監督の原晋さんら11人が登壇。同市九反田の市文化プラザ「かるぽーと」で7月12~24日の11日間(18、19日は休講)開催される。
初日は、3回目の登壇となる五木さん。20年以上前に出版された自身のエッセー「大河の一滴」をベースに、新型コロナウイルス禍の新しい日常を生きる上での哲学や心の持ち方を説く。
流通経済大副学長の龍崎孝さんはTBSなどで活躍した政治取材のエキスパート。「一強」と呼ばれる集権型政治の行方を展望し、東京オリンピック開催の是非にも踏み込む。
「令和」の考案者とされる国文学者の中西進さんは万葉集をひもとき、「令和」にはどんな願いや祈りが込められているのか、古代日本で疫病に苦しんだ人々の様子などにも触れながら解説する。
宇宙航空研究開発機構(JAXA)教授の津田雄一さんは小惑星探査機「はやぶさ2」のプロジェクトマネジャー。数々の「世界初」を成し遂げたその挑戦を振り返り、宇宙のロマンを熱く語る。
原さんは青山学院大陸上部長距離ブロック監督として、箱根駅伝でチームを2015年から4年連続で総合優勝に導いた。19年に王者陥落した青学が、20年の復活Vで見せた「意地と絆」とは?
アイドル歌手や女優として活躍した堀ちえみさんは、ステージ4の舌がんを乗り越え、芸能活動に復帰した。壮絶な闘病生活の中で、自身を奮い立たせてくれた家族の大切さなどについて話す。
弁護士の菊間千乃(ゆきの)さんは元フジテレビアナウンサー。司法試験挑戦やフジテレビ退社、アメリカでの司法研修などを経て到達した「自分らしい生き方」を紹介する。
「尾木ママ」でおなじみの教育評論家、尾木直樹さんはコロナ禍で顕在化した教育の問題点を指摘し、子どもたちが人工知能(AI)時代やグローバル社会を生き抜くために必要な改革を提言する。
東京家政大准教授の岡島義(いさ)さんは睡眠研究の第一人者。睡眠不足によってたまる「睡眠負債」や高齢期の不眠症が、心や体にどんな悪影響を与えるのか、その改善方法もレクチャーする。
高知市出身で元厚生労働省事務次官の村木厚子さんは同省局長だった09年、文書偽造事件で逮捕され、その後無罪となった。現在は虐待や貧困に苦しむ女性の支援活動に力を入れており、講演では人と人との支え合いについて思いを語る。
最終日はAI研究者の黒川伊保子さん。脳科学の知見を生かし、数々のヒット商品の名付け親に。著書「トリセツ」シリーズも人気で、AIの話題も交え「人間のトリセツ」について講演する。」
以上