【オンライン開催】IIJmio meeting 29 視聴参加[4/10加筆あり]
3月13日(土)、IIJmio meeting 29がオンライン配信されました。
・【てくろぐ】IIJmio meeting 29 スペシャル パネルディスカッション
https://techlog.iij.ad.jp/archives/2836
今回も新型コロナの影響によりオンラインのみと開催となりましたが、配信システムが新しくなり、ビットレートも少し上がった関係で画質が向上していました。
IIJさんの発表会用のものと同じらしく、詳しくは下記記事に載っていますので気になる方は参考にしてみてください。(^^)
・【INTERNET Watch】機材と工夫で記者発表会が激変!
「鮮明すぎる映像」の配信環境についてIIJに聞いた
https://internet.watch.impress.co.jp/docs/special/1286172.html
まず、冒頭に堂前さんから冒頭に堂前さんから『IIJmio Updates』という、前回開催の昨年10月から今回までの新サービスや新端末の紹介がありました。
・【SideShare】IIJmio meeting 29 IIJmio Updates
https://www.slideshare.net/IIJ_techlog/iijmio-meeting-29-iijmio-updates/
主に新プラン「ギガプラン」に関する内容でしたが料金プラン紹介だけでなく、旧プランに存在した長割がギガプランでは全体を値下げした事によりなくなる事や、データSIMを沢山使用されている場合は、旧プランの方が安くなるのでそのまま継続して利用した方が良いといったお話がありました。
特に気になったのは通信制御のパラメーターがギガプランでは変更され、大量に通信する人ばかりが優先されないよう、パケット破棄の優先度を調整しているという事です。
・【SideShare】IIJmio meeting 29 IIJmio Updates(20ページ)
https://www.slideshare.net/IIJ_techlog/iijmio-meeting-29-iijmio-updates/20
実際に運用してみないと通信品質がどうなるかは分からない様ですが、従来プランよりも多少品質が改善する可能性はある様です。
mineoさんの場合、考えてみれば平日お昼時に連続的に大量の通信をするOoklaスピードテストの速度が比較的速い一方で、普通にWebサイトを開いたりする際には重く感じていました。(^^;
これはTCP/IPプロトコルの特性がそのまま反映されている傾向に感じられるので、mineoさんでもパケット破棄の優先度を調整すると、混雑時にテキストデータ等の小容量通信が通りやすくなるのかもしれないと思いました。(^^
次に、IIJ 執行役員 MVNO事業部長 矢吹茂雄さんのお話がありました。
・【SideShare】IIJmio meeting 29 ご挨拶 MVNO事業部長 矢吹重雄
https://www.slideshare.net/IIJ_techlog/iijmio-meeting-29-mvno/
MVNOの浸透度はまだまだというお話や、ギガプラン登場までのIIJ社内の動きを詳しく説明され、2020年10月には経営会議で価格未定のままサービス開始を2021年6月に決定と異例の決断が行われた事も話されていて面白かったです。
ちなみに冒頭、執行役員の矢吹さんが作られたスライドに対して堂前さんからのダメ出しがあったとの事で驚きました。(^^ゞ
どうやら古くから一緒にお仕事をされていた仲だからの様です。(^^
その後、総務省 総合通信基盤局 料金サービス課 企画官 大内 康次さんのお話がありました。
・モバイル市場の現状と政策動向(PDF)
https://techlog.iij.ad.jp/wp-content/uploads/2021/03/iijmiomeeting29-soumu.pdf
話の内容としては、モバイル市場の現状であったり、公正な競争環境の整備に向けたアクション・プランの説明等、総務省とモバイル通信事業者に関わる最近の事を一通りお話されたという感じでした。
私にとっては、ニュース記事等で知っている話も多かったのですが、改めて確認出来て良かったです。(^^
その後、それまで話された方々に加え日経クロステック先端技術 副編集長 堀越 功さんを交えたパネルディスカッションでのお話があったのですが、その前に、堀越さんがご自身執筆の本の紹介をされていました。
・【日経BPブックナビ】官邸vs携帯大手 値下げを巡る1000日戦争
https://www.nikkeibp.co.jp/atclpubmkt/book/20/280280/
本の要点を細かく説明されたり、オリエンタルラジオの中田 敦彦さんのYouTube動画で取り上げられたという話があり、そちらの動画を見れば大体の中身は分かりそうで、もはや購入する必要性が低くなっている様に感じました。(^^;
パネルディスカッション主に堂前さんが司会をしてそれぞれの登壇者に話を伺うといった感じで進みましたが、難しいとは思うものの大手キャリアさんが登壇して頂けるとより面白いのになという印象でした。(^^ゞ
フリートークのコーナーでは、IIJmioの新プランに関するものと総務省の方に向けた質問が多い印象でした。
私からは下記の質問をしてみました。
・IIJmioさんの新価格2GB 780円(税別)に大変驚きました
充分な通信品質の確保と採算性は大丈夫なのでしょうか?
→IIJ堂前さん:通信品質は現状維持よりは良くする方向で頑張る
IIJ矢吹さん:採算性は経営会議を通しておりますので充分大丈夫。
・キャリア内SIMロックに対して総務省さんはどの様な考えをお持ちで
しょうか?
ソフトバンクのオンライン専用ブランドLINEMOではソフトバンクや
Y!モバイルの端末を使用する際にもSIMロック解除が必要と発表が
あったので気になっています。
→総務省大内さん:個別の話は差し控える。一般論としては、SIMロック
は原則無いという事になっている。セキュリティや信用確認をしなけれ
ばいけないという様々な理由が語られてきたが、SIMロックじゃなくても
そういった目的は達成出来る事が徐々に分かって来たので原則禁止。
どうしても必要なものだけあげてもらうという形に180度転換し、
全体的な原則の中で個別の事案に対応していきたいと思っている。
・答えにくい質問かもしれませんが敢えてさせていただきます。
NTT等による接待問題が出ていますが、総務省として通信・放送行政の
公平性を確保する為には何が必要だとお考えでしょうか?
→総務省大内さん:一部の幹部が国家公務員規定の関係で非常に
お騒がせて心配をさせている事についてお詫びを申し上げたい。
我々の出来る事はこれまで通り公正競争環境を整備する事で、
今後もやっていく事を一個一個お示しする事しかおそらく
出来る事がないのではと思っている。今日もそういう機会に
なればと出させて頂いている。
懇親会は今回はZOOMとなり、基本的にはテキストチャットで聞いてみたいことを書いて、堂前さんと佐々木さんが話をしていくという感じで行われていました。
前回とは方法が異なりましたが、別の面白さがあるなと感じました。
(^^ゞ
次回の開催予定は未定で、決まり次第てくろぐに掲載される様です。
今回特に充実した内容でしたので、次回も楽しみにしたいと
思います。(^^
2020/04/10 14:48 私が総務省 大内さんに宛てた質問とそれに対する
回答を追加しました。
> 採算性は経営会議を通しておりますので充分大丈夫。
この月額でここまで言うのですから,IIJ mioも含めて各社のお手並みを拝見したいですね。
社会のインフラの一翼を担っているわけですから,ネットワーク事業者としてのプライドを見せて欲しいと思います。
>> 鳰原れおな さん
そうした質問もしましたが、IIJmio meetingの模様がYouTubeで映像公開された際に改めて確認しようかと思います。(^^;>> ヒィロ さん
IIJの矢吹さんがハッキリ断言されていましたので、おそらく大丈夫なのでしょうね。継続性も大切だという話も出ていたので、すぐに終了するという事も無さそうです。(^^
通信品質に関しても通信制御のパラメーターが見直されているとの事で、旧プランとは少し違ったものになりそうです。
>> Kanon好き さん
|IIJmio meetingの模様がYouTubehttps://iijmio.connpass.com/event/204253/
には、以下の記載がありますね。
『録画の再配信は予定していません。』
変換間違ってますよ。
>> ひみつ77@👈👉ご安全に! さん
そう書かれつつ前回、前々回はYouTubeでの配信がありましたのであれば確認したいと思います。(^^・【Connpass】IIJmio meeting 28【オンライン開催】
https://iijmio.connpass.com/event/190613/
>> 黄色いスイートピー さん
ありがとうございます。早速訂正させていただきました。(^^)
混雑時に、ooklaとかでスピードテストしてわりと高い数値が出るということは、逆に言えばパケット破棄の優先度が適正に調整できていないということで、そういうMVNOはダメということになりますね。
混雑時にスピテでわりといい数字がでるMVNOはダメ!(実際使ってみると使い物にならないということが考えられる)
ということですよね。
本当に必要なトラフィックを優先的に通すように調整できているとするならば、スピテのパケットは逆に優先的に「破棄」されなければオカシイということですので。
5GMARKのようなベンチマークテストで、MVNOの特性を表現できるようになると良いと思います。
キャリアからの卸価格の低減などもあるわけですから、
既契約者に対しての訴求というか還元です。
わたしのような利用形態だと、IIJには移れないなんですよね!
シェアできるプラン(音声とデータ)です。
新しいプランでもシェアできますが、
廃棄するパケットが増える....(笑)
仰る通り、Ooklaスピードテストの様に一度に連続したデータが流れる様なものが速いという事は、少量の通信が通りにくくなるといった事が起きているのではと考えられます。
mineoさんの場合、日々Yahoo!トップページで定点観測されている訳ですから、単純な増速以外の方法で表示速度が改善出来ればとは思いますね。(^^
・【マイネ王】1月のネットワーク状況について
https://king.mineo.jp/staff_blogs/1554
>ひみつ77さん
仰る通りスピードテストだけでは評価しづらいと思います。
ちなみに私が主に参考にしているのは「格安SIMの通信速度 (リアルタイム)」というWebサイトです。
・mineoのドコモプランの速度 (リアルタイム)
https://kakuyasu-sim.jp/speed/mineo-d
・IIJmioのタイプDの速度 (リアルタイム)
https://kakuyasu-sim.jp/speed/iijmio-d
単純なスピードテストの結果だけでなく反応速度(Ping)や安定性(Jitter)といったものや主要サイトやSNS、動画サイト、アプリのダウンロード速度等、多角的に検証されているのが特徴です。
一例としてmineo DプランとIIJmio タイプDを挙げましたが、反応速度や安定性といった項目で差があることが分かるかと思います。
他にも主要各社のSIMカードで検証されているので比較すると面白いです。(^^
>かねやんさん
新プランへの移行の話が中心でしたから、卸価格の低減効果は新プランへの契約変更が必要ですね。
データSIMを大量に契約しているケース等、安くならない場合は既存契約を継続するようにという案内がありましたし、個人毎にあった事業者や料金プランを自ら判断して選んでいくしか無い気がします。(^^;
その通りだとは思いますが、
そうだとすれば既存プランって何なのかな...?
元々のプラン料金は、キャリアの借用価格で決定
されていたとおもうのですが、その価格が低減されているのに
見直し反映されないのもどうかな、という気がします。
もっとも、提供する側から見れば異なってはくると思います。
今回の各社見直し(OCN除)を見ると、既存プラン放置して
見直ししているのはIIJだけのような気もします。
>> かねやん さん
既存プランを利用しているユーザーから見ると高くなる組み合わせや長得が無くなる等サービスが削られる方向となっている部分が所々ある様には思いますね。(^^;既存プランは今後申込受付を終了する様なので、IIJmioのギガプランはmineoのマイピタと同じく基本的には多くの場合に安くなる新しいプランへ移行してもらうという方向性なのだと思います。
また、IIJmioさんの場合は新プランで契約管理システムの刷新や通信制御パラメーターの見直しといった新しい仕組みを導入していますので、既存プランはそのまま据え置いて、新しいプランへの移行を促していきたいのかなという事が垣間見える様に感じられました。
>特に気になったのは通信制御のパラメーターが、、
私も この部分が一番興味深く、同じように mineoも上手く調整できれば、、と考えてしまいました(^^ゞ
>大手キャリアさんが登壇して頂けるとより面白いのにな、、
これ、終了後のアンケートに書いちゃいましたw
今回は 私のようなド素人にも 興味深い内容が多くて、とても充実した時間でしたが、休憩=CMが 休憩できなかったですよね(;´∀`)
>垣間見える様に感じられました。
Kanon好きさんに開設や資料などを拝見する限りは
その方向なのは理解できています。
新プランで一瞬IIJに傾きかけましたが、
今の状況だと様子見で当面は現状維持です。
eSIMは使っているんで、次月にはギガプランに変更します。
一昨年のOCNの新プランでの品質改善はかなりのもの
だったんで、IIJさんにも期待したいところです。
品質面でのパラメータ変更も気にはなりますが、
細かいことはわかりませんが、今の混雑時間帯での
抜本的品質改善にはならないようには思います。
ただ、遅くても安定して接続状態が維持できるのではと
思いました。
価格は安くしました。さすがにこれの約束破りはないと思いますが。
通信制御の見直しをしました&お昼の速度を今よりかは向上させます。これは中身が分からないから空手形扱い。
6月にシェアシステムを稼働に至っては、空手形以上に遅延が予想されるのでお話にならない。
特に品質については、3~4年前に経営上の事情と疑わしき理由で、帯域増速を削った疑惑を持っている(エビデンスはない、体感ベース)ので、実物を出す以外の信用回復が無いんですよね。
極端に営業が力を握っている会社じゃないので、不渡りが発生することはないと思いますが、「大した事ねぇじゃん」というオチもあるかと。