さようならすべてのエヴァンゲリオン【ネタバレなし】

本日より公開となったシン・エヴァンゲリオンを観てきた。
噂では今年末になるのでは？という声があったが先々週末急遽発表されたことと平日（しかも月曜日）の1回目ということもあってか客席はまばらであった。
わたしの前後左右はちょうど空席という図らずもソーシャルディスタンスが形成されていたw

さて、わたしも例外なくエヴァンゲリオンの呪縛に囚われた一人である。
そして、それはおそらく他の観客よりもちょっとだけ強いかもしれない。
なぜなら若い時分出逢ったおそらく我が人生で最も愛した人との接点（はじまり）がこのエヴァンゲリオンであったからだ。

そのひとはもうこの世にはいない。

今日、スマホの待ち受けに若いわたしとそのひとの写真を取り込んだ画像を設定して鑑賞に臨んだ。

ネタバレはしない。

ただ、それだけだとなんだか締まらない投稿になってしまうので2点だけ。
一つはアクション部分がかなり激しい。
その昔富士急にガンダムライドというアトラクションがあったがコレをそのまま使ってエヴァンゲリオンライドが作れそうだ。
ゆえに画面酔いしやすい方はお気をつけて。
若くないわたしはちょいちょい脳の処理速度が追いつかなった(^_^;)

もう一つは旧劇（前シリーズ）鑑賞後退館する観客の表情は「なんだよこれ…」というクエスチョンマークいっぱいの困惑顔、前作Qは「なんだよ…」という困惑と怒りと失望が混じった顔、

今作はどこか皆晴れやかな顔をしていた。

もちろん「んん？」という部分もあって両手あげてバンザイではないのだけれど。
これは賛否両論荒れるだろうなとは思ったw
とくにキャラクターに思い入れのある方は「なんだよ！」となるかもしれない。
だが、この新劇場版を制作した意図としてはこれでいいのではとわたしは賛としておこう。
あと旧劇の時は総監督の庵野氏は独身だったが今作では家庭を持ったということが影響したのかそこのあたりの変化もあったかなと感じた。
今の庵野氏だからこそ表現できたことなのかもしれない。

鬼滅の刃やコナンのように万人にはおすすめはしないがテレビシリーズから追いかけている呪縛に囚われた方々は鑑賞することを薦めたい。

そして、もう一つのわたし自身にかかっていた呪縛（自縄自縛）も本日を持って解かれることになる。
やっと君がもう生きていないことを受け入れることができた。
さようなら