AGFA(Apple, Google, Facebook, Amazon)の四強が世界を支配する
GIZMOD:「AGFA(Apple, Google, Facebook, Amazon)の四強が世界を支配する」
http://www.gizmodo.jp/2016/06/post_664717.html
…影響力のすさまじさから「Four Horsemen(ヨハネの黙示録の四騎士)」とも畏怖されるAGFA(Apple、Google、Facebook、Amazon)
…スマホは、世界全体の利益の92%をAppleが独占。
2016年第三四半期の実績値では、なんと103%にまで拡大した模様。
http://forbesjapan.com/articles/detail/14145
…あの失敗作とされるApple Watchですら、Samsungが74%を独占していたスマートウォッチ世界市場を一夜にして奪い、競合他社は軒並み株価が下落し、影響は老舗の時計業界にも及んでいる模様。
→ただし、Apple Watchはこの後、2016年にかけて大幅に販売台数が減ってきている。
昨年第2四半期:360万台
第3四半期:390万台
第4四半期:510万台
今年第1四半期:220万台
第2四半期:160万台
第3四半期:110万台
で、現在のシェアは、
1位:アップル(41.3%)
2位:ドイツのガーミン(20.5%)
3位:サムスン(14.4%)
http://japanese.donga.com/List/3/02/27/772093/1
…しかし、本当に恐ろしいのはGoogle
…これは、Googleの時価総額を他社と比べたもの。この右端の赤い小さい四角が、日本のメディアを支配しているとされる電通の時価総額
→2016年にはこんな記事も
朝日:「グーグル、時価総額69兆円 アップル抜き世界首位に」
http://www.asahi.com/articles/ASJ222QXPJ22UHBI00N.html
→しかし、Appleも負けていない
「短命だったGoogleの時価総額世界一~再びAppleが首位に返り咲き」
http://iphone-mania.jp/news-100117/
→しかし、どちらが勝っても、AGFA(Apple, Google, Facebook, Amazon)が世界を支配し続ける構図に変わりはないんですよね。
便利に使っているようで、支配されているんですね。
Business Journal:グーグルが世界を支配し始めている…独占的地位乱用で容赦なく他社「締め出し」
http://biz-journal.jp/2016/08/post_16113.html
…欧州委員会(EC)は7月、米グーグルとその持ち株会社であるアルファベットに対して、グーグルが提供する検索連動型のインターネット広告「アドセンス(AdSense)」がEU競争法(独占禁止法)に違反した疑いがあるとして、異議告知書を送付した。
…欧州委員会がとりわけ問題視するのは、ある分野の独占をベースにして、その分野を補完し関連したりする市場でも競合を締め出すことで、寡占や独占領域を徐々につくり出す手法である。
…今回警告を受けたネット広告では、グーグルが広告配信サービスを利用するサイトに対して、競合サービスが配信する広告の掲載を禁じたり、グーグルが配信する広告を最も目立つ場所に一定数以上掲載することを義務付けたり、競合サービスの広告掲載にあたり事前にグーグルの了承を得ることを義務付けたりする一連の行為が、独占的地位の乱用にあたると欧州委員会は見なした。
…独占や寡占はまさに公正競争を阻害する要因となり得る。革新性を生み出す前提として、自由な競争環境の維持は欠かせない。市場に新たなるイノベーターが台頭しイノベーションが創出されれば、需要サイドに劇的な価値をもたらしてくれる。この繰り返しこそが創造的破壊である。
→無料で利用できているGoogle検索やAndroid-OSですが、「ただより高い物はない」ということかもしれません。
ascii:「世界シェア80%超えのAndroid、15年前のWindowsのように規制を受ける立場に」
http://ascii.jp/elem/000/001/214/1214310/
…8月に入り、ロシア政府がGoogleに対し、4億3800万ルーブル(約6億9000万円)の制裁金を科したことが明らかになった。AndroidにおけるGoogleの行為が同国の独占禁止法に反していると判断されたためだ。
…引き金となったのは、ロシアで検索やマップなどGoogleと同種のサービスを展開するYandexによる訴え…Androidを採用するOEMに対してGoogleサービスを不要にできる代案を提示していた。
おまけ。
TechCrunch:「Chromeブラウザーのアクティブなインストール数は20億とGoogleが発表」
http://jp.techcrunch.com/2016/11/11/20161110google-says-there-are-now-2-billion-active-chrome-installs/
…Googleが好んで言うように、今ではユーザー数10億以上のプロダクトが7つある…Gmail, Android, Chrome, Maps, 検索, Youtube, そしてGoogle Playストアだ。
→ちなみに、世界人口は73.6億人
CNET:2016年Q3世界スマートフォン市場、「Android」がシェア約9割
http://japan.cnet.com/marketers/news/35091602/
…Androidの優勢は「覆しようがない」ように見えるが、スマートフォン市場では数えきれないほどのメーカーが製品を開発する中で利益を生み出しているメーカーはほとんどなく、Androidも課題に直面している。
→つまり、Googleだけが利益を得て端末メーカーはほぼ赤字という構図。端末メーカーはAndroid普及のために値引き競争をさせられているようなもの。
Appleは落ち目ですし、facebookはハナからそれほど影響力持ち得る事業でもなさそうに思えます。
Amazonとgoogleが組んだら怖いですね
Appleのシェアは確かに落ち目ですが、利益率では圧倒的ですね。
「アップル帝国の正体」なんて読むと、いかに下請けサプライヤーの雇用を左右しているのかが分かって恐ろしくなりますよ。
https://www.amazon.co.jp/gp/product/4163763805/ref=oh_aui_detailpage_o05_s00?ie=UTF8&psc=1
Facebookについては同感です。
Facebook はSNSカテゴリの位置付けだと思うんですが、
このカテゴリは下克上や世代交代が十分に有り得そうな気配・・・。
http://digiday.jp/platforms/petri-dish-bullshit-confessions-former-facebook-trending-news-curators/
…ところが8月、おかしなことが起きた。Facebookがトレンドニュースのキュレーターを解雇し、人間をアルゴリズムに置き換えたのだ。ほどなく、Facebookには偽ニュースがあふれだし、それらを多くのユーザーが信頼できるものとして扱い、タイムラインでシェアした。あの分極化した2016年大統領選は、偽ニュースという猛獣の格好の餌になったのだ。