【SIM道楽】待望のSlimDuet・コンボSIMを香港からゲット <その2・試用編>
その2 : 試用編 < 香港から入手した SlimDuet SIMを使ってみました >
Slimduet SIMは、香港の太思科技社(Taisys Technology Co., LTD.)による世界約200ヵ国をカバーするグローバル・ローミングSIMサービスです。フィルム・スティッカータイプのSIMと、カードタイプのSIMの二種類があり、今回はこの二種類を含むSIMコンボ・パックを香港から直接購入しました。(購入方法については <その1:入手編>を参照してください)
Slimduet SIMの特徴は、
・ 世界200ヵ国を超えるサービス地域の広さ、
・ 高速200MB/1日/US$1.51(一部の国を除く)というリーズナブル料金体系
・ データ量GB固定/期間固定パックプランも有り、リーズナブル料金体系
・ 期間内で高速データ量消費後に 128kbpsで利用無制限
ということで、短期滞在の複数国をまたがるような海外利用や、渡航途中のトランジット空港での待合時間のネット利用など、フリークエント・フライヤーにとっては、便利な利用法が考えられます。
さて、まず
<開封の儀>
届いたカバー・パッケージを開封すると、↑写真
・ フィルム・スティッカー・チップSIM、1枚
・ スリーカット・カードタイプSIM、1枚
・ 利用説明書(中国語)
が入っていました。
説明書によるによると、まず「SlimDuet Plusアプリ」を導入する必要がありますが、これは iOS版は Apple Storeでは提供されていません。そして指定のURL(SIMカード台紙に記載のQRコード)に飛んで、エンタープライズ版APPをダウンロードし、インストールをすることになります。
今回はまずSlimduet SIM(カードタイプ)使用しました。
Slimdue SIMカードをiPhoneに挿入し、WiFi環境下でSlimduet Plusアプリを①正しくインストール完了すると、iPhoneの<設定>-<一般>-<プロファイルとデバイス管理>のページの、エンタープライズアプリの箇所に、[TAISYS TECHNOLOGY Co.,LTD.]というSlimduet Plus用のプロファイル②が導入され、それをクリックするとSlimduet Plusアプリの認証完了画面③が確認できます。
さて、この状態では未だデータ接続可能なプランを購入していないので、Softbank回線への接続は【3G】と表示され、実際にデータ通信は出来ません。一連の操作はWiFi環境下で行う必要があります。 (ただし、フィルム・スティッカー・チップSIMの場合にはメインSIMが通信可能な状態であればWiFi環境は無くても構いません)
iPhoneの<設定>-<一般>-<情報>を見てみると、
・ ローカル接続ネットワーク : Softbank
・ キャリアネットワーク : 中国聯通(China Unicom)
となっていることがわかります。
この状態で、
・ 日本/1日間/US$1.51(200MB/日の高速データ消費後 128kbps)
を購入してみました。
アプリの「My Number」タブページに購入したプラン一覧が表示されます。プランを有効にするには「Activate」のボタンを押します。続いて、「Cellular Date」画面でAPNを確認すると、該当国にマッチしたAPNが設定されています。(所定のAPNと異なる表示になっている場合には、手書き修正する必要があります) ここでは「日本」でのデータ接続で指定された「3gnet」となります。
続いて、近い内にまた出張がありそうなので、
・ ヨーロッパ/5日間/USD7.50(200MB/日の高速データ消費後 128kbps)
を購入してみました。
「アプリでプランを購入する」ということは、そのプラン内容に合致した情報をiPhoneにダウンロードするようで、ネット環境によって少し時間が掛かることがあります。(瞬時ではない、と言う意味) 購入ブランがダウンロードされると、アプリの「My Number」タブページに購入したプラン一覧が表示されます。
また、購入したプランの利用条件や、APNの設定値などの情報は、プラン情報の中で明記されています ↓ 。購入前に確認しておくと安心です。
さてさて、、、
ここからが本番…購入した「日本」プランをアクティベーションし、実際に使用してみました。
定番の OoKla Appによるチェック①です
*******************************************
ターゲット・サーバー : TSUKUBA
ローカルネットワーク : Softbank (LTE)
管理元サーバー : China Unicom (香港)
PING = 151ms
DN = 25.5Mbps
UP = 4.64Mbps
私の用途としては、十分な接続パフォーマンスでした。
十分なパフォーマンスゆえに、このままOoKlaテストを何回か行っていたら、アッと言う間に200MBを消費してしまい、思い掛けずに制限速度モード③を体験することになりました…やはり仕様通りの128kbps近辺でのデーター接続でした。それでも通信が安定しているせいか、画像表示は遅いものの、Yahooニュースも開けました。
1日分のプラン終了後には、購入プラン一覧リスト②の中では「Japan」プランが「Expired」となり、「Activation」アイコンも消えていました。
全ての購入済みプランは「電話番号」と呼ばれる、+852から始まるID番号が割り当てられて管理されています。この番号は、「Phone」ページの「Phone Number」として表示されますが、通話もSMSも受信できない管理番号となってます。
余談ですが、この状況で「SIM Application」を覗くと、
こんな感じでSIM内部に書き込まれている購入プラン情報(使用中、待機中など)の閲覧が出来るようになっています。(使用中は(*)印付き)
オオオッ! アレレッ!? ご存知の方もきっと居るハズ…この光景、、、どこかで見たような… はいっ、その通り !!!
これは 「HIS-変なSIM」↑ が最初にリリースされた(途中で配布禁止になった)時のエンタープライズ・アプリ・プロファイルを使った仕様とウリふたつ。。。
やはりHIS-変なSIM(iOS版)は現在、仕様を変えて再リリースされていますが、このSlimduet サービスを改版(OEM?またはライセンス契約?)したサービスに間違いないかと想像します。
ただし、ハッキリとした違いは、あります。
・ HIS-変なSIM : 200MB/1日/500円(単国)
・ Slimduet SIM : 200MB/1日/US$1.51(単国、一部を除く), 地域別・複数国プランあり
という料金プランに差があります。
やはり「変なSIM」というマイ・ブランドにして売り出すには、暖簾代やら、独自のアプリGUI開発やら…何かと経費が掛かったのでしょうね。でも「変なSIM」が独占発売されるために、SlimDuetが日本で購入できなくなった(忽然と消えた)としたら…ユーザーとしてはなんとも釈然としないところではあります。
以上、待望久しかった Slimduet SIMサービス、対象国の多さ、1日単価の安さ、中々楽しめそうな期待もてるSIMかもしれません。
相も変わらぬSIM道楽、
興味ある方向きなニッチな話題になってしまって恐縮です(笑)
参考・関連投稿
【SIM道楽】 SlimDuet を使ってみたいけど…
URL : https://king.mineo.jp/my/cc1ef6db0af34fa7/reports/36815
太思科技 (TAISYS TECHNOLOGY Co. Ltd.)
URL : https://www.slimduet.net/
やはり、想定通りでしたね。
でも、アプリはAppleもokなのですかね?
ただ Apple Storeに置いてあるアプリとの関係がよく分かっていません。私は説明書に従ってSlimDuet Plusアプリを導入しました。
情報アップデート :
本日、iPhoneでSlimDuet SIM(Cardタイプ)の利用を試みたところ、SlimDuet Plus APP(Enterprise APP)がAppleによって"Untrusted..."としてブロックされてしまい利用不可になりました…(泣) 同じくEnterprise APPを使っていた「HIS・貼るSIM」利用不可と同じですね。
Sticker Filmタイプの場合には手持ちのAndroidではスロット干渉で使用できないのですが、幸いにもCardタイプを利用中なのでAndroidに移してセーフとなりましたが、iPhpne でEnterprise APPを利用する場合には気を付けましょう。
SlimDuet にコンタクトしていますが、今のところ音沙汰無しです。。。
これもどういう結末になるのか気長に待ってみます(笑)
本来は、特定の組織向けなのに、一般消費者向けに広く配布している点で問題があるような気がします。
SlimDuet SIM・CARDタイプ、Android機で問題なく利用できています。この利用できている状態のまま、SIMを抜いてモバイルWiFiルーターのMR04LNや、iPhone6S/SEに挿入すると、MR04LNもiPhoneも正常に4G/LTEで接続しました。
プラン(IMSI)の読み込み/書込みが一旦キチントされてしまえば、アプリの有無や、連動の有無に拘わらず、デバイスの種類に寄らず、通常のSIMとして稼働します。
SlimDuet : 200MB/1日/$1.51 は、
MTXC : €0.015/MB と共に、
1~3日間の渡航先滞在や、2~3時間トランジットのスポット利用に有力なSIMとなりそうです。
情報アップデートです!
ちょっと前からiPhoneで使用できなくなっていた SlimDuet Plus APP に一週間ほど前でしょうか(定かでは)ありませんが…、バージョン更新が入りました。再びエンタープライズ・アプリの利用が可能になりました。プラン購入や選択アクティベーションも iPhoneから問題なく利用できるように復帰しています。
ちなみに SlimDuet Plus APPの最新バージョンは
iOS版 : 1.0.0.7
Android版 : 1.0.2.0
です。