friend request
「ナゲキがいたんだよ」
「どこどこ?」
「セブンイレブンの横の地蔵のジム」
「へえ、欲しいなあ」
「ムリムリ」
「どうして?」
「絶対ムリ」
「だから、どうして?」
「日本にはいないから」
「へえ」
「地域限定だから日本ではゲットできないんだよ」
ここで解説するでござる
ポケモンゴーは一部地域を除いて世界中で人気のあるゲームでござるが、それぞれの地域でしか出現しないキャラクターが何種類か設定されているようでござる
日本在住のトレーナーだと、ある特別なイベント以外では、海外旅行に行った時にゲットするとか、海外旅行に行ってゲットした人からもらうとか、海外から来た人と仲良しになってもらうなどの方法しかないのでござる
「部長、この前の出張でバオップ取ってきたんですけど、交換しましょうか?」
「先日は、ご注文頂きましてありがとうございました。お礼と言う訳ではないのですが、よければサニーゴをお持ちしたので是非お納め頂ければと思いますが、いかがでしょう」
「おとえちゃん、今日アフターでポケモン交換しない? エジプトでシンボラーゲットしたんだけど、上げようかな? どうしようかな?」
「ダメよ、それじゃ密になっちゃうから、もっと離れて!!」
と、あちこちでポケモンの地域限定キャラを利用した接待などが横行しているのもいまでは珍しくなくなっているようでござる
「海外のポケモン欲しいなぁ」
「コロナだから当分ムリムリ」
「コロナじゃなくてもウチは無理、海外旅行とかありえん」
「キミたち、そこまでナゲキなくてもいんだよ」
「えっ、どうして?」
「なんか偽装とかするの?」
「海外の人とフレンドになったらいいんだよ」
「へえ」
「でも、海外の人とフレンドになってもポケモン交換できないじゃん」
「そうだね、ポケモンの交換はできないけど、方法はあるんだ」
「なになになに」
「海外の人とフレンドになったら貰えるものなんだ?」
「えっ?」
「ギフトだ」
「そうそう、ギフトをもらったら、中に7km卵が入ってるよね」
「そうか、卵からひょっとしたら地域限定のが出てくるかもね」
「でも、どうやったらフレンドになれるんだろ」
「B君は、帰国子女だから誰か紹介してって頼んでみようか」
と、延々とあれやこれやの話が続いている中で、スマホのTwitterアプリで”friend request pokemon "で検索すると続々でてくるフレンド申請用のトレーナーコード、その中からtwitterの投稿内容をチェックしていくつか絞り込んで、ジャパニーズトレーナー達に教えてあげて、"just sent request"と相手にメッセージを送っておくと、続々と承認されていきなりワールドワイドな世界になってしまったでござる
日本人と区別をつけるために、相手のニックネームを相手のツイッターアカウントなどにしておくと海外からのギフトが区別しやすくなるでござる
普通は、同じような目的でフレンド申請交換掲示板みたいなのを利用する方法もあるようでござるが、取りあえずコードを出しても個人情報は一切流れないし、メッセージとかのやり取りもないので詐欺などに巻き込まれる事は無いので、twitterよりは安心かも知れないでござる
ただ、情報によると殆どの人がギフトのやり取りが目的なので、ギフトを送らないとか、送られてきたギフトを開けない人はバチバチ切られてしまうこともあるようでござる
今回登録したのは、ポーランド、ホンジュラス、アメリカ、ニュージーランドでござる
とっても大切な隣国の台湾や韓国、東南アジア諸国などは日本と同じ地域限定のポケモンが出てくる可能性が多いので、残念ながら外したでござる
早速、フロリダからのギフトが届いていたようでござる
海外へのフレンド申請は、国内のものよりは安心かと思うのでござるが、くれぐれも直接メッセージを交換して交流するような事があまりないようにした方がリスクは少ないかも知れないでござる
また、フレンド数の最大は200人らしいのでござるが10人を超えるとなかなかギフトのやり取りも大変になるらしいので、そこそこにしておくと楽しく遊べるようでござる
どうせならMacでして欲しかったでござる
海外でも和牛人気が波及しているようでござる