山川異域 風月同天
山川異域 風月同天
寄諸仏子 共結来縁
山川域(さんせんいき)を異(こと)にすれども 風月(ふうげつ)天(てん)を同(おな)じうす
諸(これ)を仏子(ぶっし)に寄(よ)す 共(とも)に来(らい)縁(えん)を結(むす)ばん
遣唐使の時代、仏教を尊崇していた長屋王は、千の袈裟を作って中国の僧侶に贈った。袈裟には金糸でこの16文字が刺繍されていた。意味は「私たちが生まれた国土は違いますが、天空を吹く風や、月には国境はありません。この袈裟を、仏教を学ぶみなさまにお贈りします。ともに永遠の縁を結ぼうではありませんか」というものです。
こんな昔の出来事を紐解いて、さりげなく一文を添えてやりとりするなんて、凄い教養ですよね。
3 件のコメント
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これこそ、本来のにほん人の本性だった筈です。(^_^)
このように縁が結ばれるといいですねえ!
早く収束に向かえばいいのですが。