アップルの契約実態を公取委が公表
ITmedia「Appleが大手キャリアに“不公正な取引”を強制した疑い 公取委が公表」
http://www.itmedia.co.jp/mobile/articles/1807/11/news123.html
①一部の年に、Apple Japanに注文するiPhoneの数量が具体的に定められていた…ただし、「一部の年」以外については具体的な目標数量が定められていないこと、目標未達の場合でも契約違反とはせず、未達に対する不利益も課されなかった
②iPhone専用の料金プランの定義があった…ただし…ある1社は遅くとも2014年9月以降、残り2社は遅くとも2015年9月以降提供していないことと、「残り2社」については当初からiPhoneプラン以外も選択できた
③下取りしたiPhoneが、端末補償サービスにのみ用いられる旨が定められていた…ただ、Apple Japanは1社に対し国内での用途を定めるにとどまっていた
④iPhoneの購入者に対して、MNOや販売店が「補助金」を提供する旨が定められていた…MNOごとに最低額が合意されていた…そこで、Apple Japanは、(auピタットプランなど)端末購入補助を伴わないプランもiPhoneに提供するよう改定。ユーザーが最適なプランを選べるようになったことから、独占禁止法違反の疑いを解消するとした。
…結果的にAppleはおとがめ無し。
…公正取引委員会は,iPhone AgreementにおけるiPhoneの注文数量、iPhoneプラン、下取りiPhoneに関わる規定は、MNOの事業活動を拘束するものではないと判断。補助金に関わる規定は、Apple Japanの改定が独占禁止法違反の疑いを解消すると判断し、審査を終了した。
→と、いうことです。
28 件のコメント
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(完全な妄想です)
違反の事実が確認されてから公表でよいのに。
NHKニュースですね。
又はMVNOに対する貸し出し料金を、その分を下げろ。
おかげで6の新品が未だ巷に溢れてる?
契約自由の原則があるので、iPhoneを扱うために厳しい条件を課されるのは別に問題ないのではないかと。
それよりも公取委は携帯電話大手3社の寡占状態で値下げ競争が行われていないことに注目すべき!
最初にホワイトプランで価格破壊を起こしたソフトバンクも今や横並び価格。
サービスに紐づく製品である以上、独自サービスを開発・提供しているメーカー主導で話が進むのはよくあるお話です。ただそれが拡販に繋がるか否かはまた別のお話ですし。
※サービスに紐づく製品が全て成功するなら、それこそ Windows Phoneやら
Fire Phoneが大量に売れていなければ辻褄あいませんので。
私は iPhoneユーザーではないので正直どうなろうと我関せずですが、iPhoneユーザーの方が今後自己の判断で色々なサービス利用でも選択肢を広げられるようになれば良いと思います。
iPhone端末自体の値上げは仕方ないとして、iPhone契約の通信料とAndroid端末ユーザーの負担が変わるのか見物ですね。
そうでしょうね。どちらにしても、今後通信料を下げるのか、結局ほとんど変わらないのか見て行こうと思います。
と、思ったらこんな記事が日経に載ってました。
https://www.nikkei.com/article/DGKKZO32872530R10C18A7EA1000/
「金額はイメージ」と書いてあるけど、これだとほぼゼロ円ですね。
だとすると、これが廃止されると、やはり、これまでのようなゼロ円案件は影をひそめ、販売台数は激減することになりそうですね。
そうなると、MVNOにとっては追い風になるのかも…
SIMロック解除期間短縮、料金値下げにも前向き
澤田社長は「中古市場にも賛成だ」と述べており、中古スマホの販売と回線契約をネットで完結させることや、料金の値下げ、独自端末での差別化にも積極的な様子。
何処まで本気で言っているのかはわかりませんが、端末価格が跳ね上がり、新品の端末の売上(契約)が減りそうなので、中古品も提案して行かざるを得なくなるんですかね?
良い情報を有難うございます。
(↓)これですね。
https://iphone-mania.jp/news-217800/
ドコモとしては、新品端末でも中古端末でも回線料収入に変わりはないので、中古市場活性化にも前向きなのでしょう。
また、アップルに儲けをごっそり持っていかれる新品iPhoneよりは余程利益率も良いのでしょう。
ただ、MVNO数の多いドコモ端末は割高なので、ソフバンやauよりは不利だとは思いますが…
日経「公取委が指摘 iPhone契約、販売10年で迎えた転機」
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO32856710R10C18A7000000/
…業界で「公然の秘密」とされていた米アップルとキャリア3社の契約内容が公正取引委員会の手によって明らかにされた。アップルとキャリアが交わした契約書「iPhoneアグリーメント」の存在が公になったのだ。
…くしくもiPhoneが日本に上陸してちょうど10年で、アップルとキャリアの契約が見直されたわけだ。これから10年、アップルとキャリア3社は新しい関係でiPhoneを売り続けることになる。
先が読めません^^;
アップルは白ですか?黒ですか?
…「国内でiPhoneの下取り端末が流通しないのは、アップルがキャリアに指示しているからではないか」――。総務省が開催する有識者会議では、アップルとキャリアの蜜月関係に探りを入れる質問が度々あった。しかし、会議に参加していたキャリア関係者は「契約があるのでお話できません」と、質問をかわすシーンが何度も見られた
…総務省としても、それ以上の追求はできずにいた。そんな状況に業を煮やしたのか、公取委が16年10月以降、独占禁止法の規定に基づいてアップルとキャリアとの関係を審査していたのだ
…iPhoneアグリーメントのなかで公取委が問題視したのが「iPhoneの注文台数」「料金プラン」「下取り端末の扱い方」「端末購入補助」の4項目だ。ただし結果的には、いずれの審査も「シロ」もしくは、審査後のアップルとキャリアとの話し合いによって、疑いは解消。これにより公取委の審査は終了したという
…まず注文台数。アップルがキャリアに対して販売ノルマを課しているという噂があった。公取委の審査では「限られた年を除いて具体的な注文数量が定められていなかった。定められていたとしても、未達成に対するペナルティーもなかったので問題はない」とした
…また、料金プランについても「iPhone向けには専用プランしか提供しないならば問題」としていたが、審査によって「iPhone向け以外のプランも提供可能だった」とわかった
…「キャリアが下取りしたiPhoneを国内に流通させないよう、アップルが指示している」という疑念もあった。中古端末が国内で流通しなければ、新品を売りやすいメリットがアップルにはあるからだ
…実際キャリアのうち1社向けに、下取りしたiPhoneを端末保証サービスにのみ使うと定められていた。しかし公取委の審査開始後、アップルは下取りに関する規定を廃止したという。ちなみに残り2社向けに下取りの規定は設けられていなかった
…iPhoneの下取りに関して仲介業者は「国内のMVNOや中古販売店などの買い取り業者などは購入する台数が少ないため話にならない。海外の業者は大量に高値で買い取ってくれる。だから下取りしたiPhoneは海外に流出するのだ」と説明する。日本国内で中古iPhoneを流通させるには、MVNOの購買力を高めるしかなさそうだ
お手数かけましたm(__)m
中古iPhoneの国内流通にアップルからの圧力は無かったんですね。
キャリアは下取ったiPhoneをラインナップに加える事は容易でしょうが、MVNOやその他の業者には、相変わらず回って来ない状態は続きそうですね。
キャリア新品動作確認のみと新品未開封では結構差がある。。。