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トラフィック制御

BIGLOBEモバイルのトラフィック制御

トラフィック制御で高品質と低価格を両立
―― 発表会では、トラフィックコントロールで品質を上げていくというお話もされていました。この仕組みを、もう少し詳しく教えてください。
有泉氏 発表会では動画の例で説明しましたが、これは全てに対して同じ考え方でやっています。MVNOは帯域が限られた中、一方でお客さまに対して品質を落とさず提供する使命がある。それは非常に難しいことですね。TCP/IPで成り立っているので、混んでくると再送が起こり、その再送が最終的には輻輳(ふくそう)を引き起こしてしまう。根本的な解決方法は帯域を広げるしかないのですが、MVNOはいろいろな面でそれが厳しい。そこで、インターネットの中で培った、トラフィックコントロールの技術を導入しました。
 動画だと一番分かりやすいのですが、YouTubeなりをクリックしてスタートすると、最初は広く帯域を取り、データを一気に読み込ませてバッファリングします。ある程度再生できるところまで読み込んだら、その後は、一定の画質で流れる程度まで帯域を絞り込みます。絞ったうえで、コンテンツを走らせるわけです。これによって、他のお客さまが使える帯域が広がることになります。そのままいくと、状況によっては品質を維持するのに帯域が不足することもあるので、悪くなったことは常時ウォッチして、再生不可のシグナルをもらうと、再びウィンドウサイズを広げてデータを読み込みます。
 このように帯域をダイナミックに広げたり狭めたりすると、ある人は高い、ある人は低いという状況が混在するようになります。フルに帯域を取っておかなくても、この技術があれば、品質を担保したうえで料金も抑えることができます。


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