2017年はスマホでも良い音をあきらめない！お勧めイヤホン・スピーカー7選

ITガジェット

2017.01.16 11:00

ライター: 格安SIM王
ITニュースサイト ASCII.jpの編集部員。王様だけど部員。

　もはや音楽を聴く手段はスマートフォンが多数派だろう。しかし、スマホの付属イヤホンを使っている人も多いはず。はっきり言おう。イヤホン1つで音は大きく変わる。ちゃんと選べば数千円台の製品でも納得できる音質に変わるのだ。

　一方、部屋に戻ったなら、家事や仕事のお供に、ワイヤレス接続できるスピーカーにつなぎ直したくなるのも人情。今回は3000円台のスタンダードモデルから、ちょっと奮発したハイエンドイヤホン、そして、おすすめスピーカーをセレクトしてみた。

Xiaomi「1MORE　Piston Classic E1003」
安くて高品質な“新定番”スタンダードイヤホン

コントローラー部にはマイクも付いている。

　税別で3000円を切ることもある「1MORE　Piston Classic E1003」は、そのコストパフォーマンスの高さで定評がある。どこにでもある普通のイヤホンに見えるが、じつはスマートフォンで有名な中国メーカー「Xiaomi」製だ。

　ハウジングはアルミの削り出し。プラスチックよりも剛性面で圧倒的に有利で、不快な響きなく音を伝えてくれる。価格やブランドによる先入観抜きにまずは使ってみてほしいモデル。期待以上のものが得られるのでは。

エレコム「EHP-CH1010A」
ベストセラーハイレゾイヤホンの後継機がついに登場！

ドライバーは9.8mm径、高剛性な真鍮ハウジングを採用。

最初から1万円を切っている高コスパなハイレゾイヤホンだ

　エレコムといえばPC周辺機器メーカーで、オーディオ趣味向けの高音質イヤホンとは無縁と考えられていたが、それを覆したのが先代「HP-CH1000」シリーズ。高コスパなハイレゾイヤホンとしてベストセラーになった。今回紹介する「EHP-CH1010A」シリーズはその進化モデルだ。

　ハイレゾ対応を謳い、ドライバー、ボールピース、マグネットを同軸上に配置する音孔構造“Magnetic Turbo Axialy Port”を採用。大口径化された前置マグネットと再設計したストレートな音道、そして軽量化ボイスコイルによって、レスポンス良く、クリアな音質を実現するとしている。

　音質は先代同様ニュートラル。音道を太くストレートに再設計した結果なのか、広い音域で響きが増したと感じる。ハイレゾイヤホン最初の1本にふさわしいモデルだ。

Dynamic Motion「DM200H」
世界初の2ユニット同軸配置で音場再現◎

驚異の音場を実現する秘密はドライバー配置にあり。

ダイナミック型とバランスド・アーマチュア型を同軸上に配置している。

　世界で初めて、低音域用のダイナミック型と中高域に優れるバランスド・アーマチュア型を同軸上に配置する「BullsEyeDriver」を搭載したモデル。ドライバーの軸を揃えることで音場の再現が向上し、小ぶりな本体ながら豊かな低音と粒立ちの良い中高域を同時に味わえる。

　ダイナミック型を多く手掛けてきたDynamic Motion社だけに安定した低域の良さは当然だが、同時にバランスド・アーマチュア型特有の粒立ちと高域の伸びも存在する不思議な聴き心地。一度試聴してみてほしい。

SHURE「SE535 Special Edition」
日本特別仕様の1台

「SE535 Special Edition」日本向けの特別仕様。高域の伸びに定評がある。

　イヤホンの有名ブランドといえばSHURE。モデルは複数あるが、音質を極めたいユーザーに人気が高いのは3基のバランスド・アーマチュア・ドライバーを採用し、シングルツイーターとデュアルウーハー構成の「SE535 Special Edition」あたりか。

　いわゆる「SHUREがけ」と呼ばれるケーブル回しで装着することで独特のフィット感と高い遮音性を獲得できる。MMCXコネクター装備でケーブル交換にも対応しているため、破損時のケーブル交換も容易だ。

Anker「Anker SoundCore ポータブル Bluetooth4.0 スピーカー」
Bluetoothスピーカー入門用

手ごろな価格のBluetoothスピーカー。

　内蔵バッテリーで約24時間連続再生できるBluetoothスピーカー。価格もこなれており、『とにかく一度Bluetoothスピーカーの使い勝手を知りたい！』という人たちには最初の1台として無難なチョイスとなるだろう。

　音質はサイズなりのものだが、環境音の1つとして音楽やラジオを流すタイプの使い方ならば、特に問題はないだろう。ステレオミニジャックで有線接続も可能、充電はMicroUSBケーブル経由で行なう。なお、ハンズフリー通話も可能。

ソニー「SRS-ZR7」
マルチに使えるワイヤレス・ハイレゾスピーカー

大袈裟なスピーカー然としたものを置きたくない、でも音には妥協したくない……そんな人にお勧め。

2台リンクさせることで、1対のワイヤレス・ステレオスピーカーとして機能させることも可能。

　ハイレゾ対応のBluetooth接続アクティブスピーカー。合計で4基のスピーカーと背面のパッシブラジエーターで低音再生にも対応と、スピーカーの基本性能が高い上に、LDAC規格採用によるワイヤレスハイレゾ再生まで可能。

　BluetoothだけでなくWi-Fi、しかも5GHz帯に対応しているため、ハイレゾの情報量でも安定した伝送が期待できる。Bluetooth／ネットワークスタンバイモードにすれば電源オフでも接続待ちが可能で、本体を操作せずに音楽再生できるなど据え置き型としてうれしい機能も搭載。

ソニー「LSPX-103E26」
電球＋スピーカー＝不思議空間誕生

電球色のほか、専用アプリを使って192色を選択可能。

リモコン付属。

　変わり種のスピーカーといえば電球型。「LSPX-103E26」は、家庭内の照明器具に取り付け、LED電球として部屋を照らしながら音楽を流せるワイヤレススピーカー。昔からおなじみの一般的な60Wや100Wの電球のソケットにまわして取り付ける（E26型の口金）。

　じつはちょっと前からソニーの電球型Bluetoothスピーカーは存在していたが、新型ではLED電球としての機能がアップ。より明るくムラなく照らすことが可能になった。天井や卓上照明から音が降ってくる不思議な感覚をぜひ、体験してもらいたい。

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