mineoが最新スマホとVR、5G/IoTの動向を紹介

さて今回は、MOBILE WORLD CONGRESS 2016（開催期間：2016年2月22日～2月25日）の視察に行くことができましたので、開催から1カ月以上経過しており、すでに各メディアでも取り上げられていて賞味期限的に若干怪しいところではありますが、弊社でも関心のある最新スマホとVR、5G/IoTの今後の動向について、ちょっと違うmineo視点でご紹介したいと思います。

※5Gとは、4G(LTE)の次世代通信方式です。
※IoTとは、”Internet of Things”の略で、様々な「モノ」がインターネットに接続され、情報交換することにより相互に制御する仕組みです。

MOBILE WORLD CONGRESS（MWC）とは？

まず、MOBILE WORLD CONGRESS とはなにか？というところから。GSMA（移動体通信事業者や関連企業からなる業界団体）が主催する世界最大規模のモバイル関連展示会です。世界約200カ国から業界関係者やプレス関係者など約10万人が、会場であるFira Barcelonaに集結します。
会場の広さは、 36.5万㎡！これは、甲子園（グラウンド面積）の28個分に相当します。この中に、主要携帯電話通信事業者、端末メーカー、無線機器メーカー、コンテンツプロバイダー、ソフトウェア開発者など2,200のブースが出展されています。
とにかくすごい規模です。一緒に行った上司の万歩計は、連日2万歩を突破していました！
ちなみに入場料は約11万円。チケット代の元を取るためにたくさんのブースを回り、最新情報を吸収してきました！

最新スマホ

全体として、各社ともにデザインやカメラ性能などをアピールしていました。
また、主に中国の新興メーカーが有名ブランドに引けを取らないスペックの端末を展示していたのも印象的でした。

下の写真はZTEブースの展示です。
小さな模型を使って、カメラのオートフォーカス機能の性能の高さをアピールしていました。

そんな中で個人的に気になった端末を３つあげるとすると、まずはLG G5。
モジュールの交換により機能拡張できることを売りにした端末で、カメラモジュールや音楽モジュールが展示されていました。今後の広がりに期待が持てる点と、モジュールはバッテリーとセットになっているので、バッテリー交換ができる点が私的には◎です。

次に、ソニーモバイルコミュニケーションのXperia XA。
この端末は、日本での発売は無い？との噂ですね。スペック面では、上位機種のXperia
X Performanceに劣るものの、このベゼルの狭さがたまらんです！
日本でXA、X Performanceどちらも買えるなら、個人的には、こっちを選んでしまうかも。。。

最後にあげるのは、WikoのFeverです。
Wikoは日本ではなじみの無いメーカーですが、フランスの端末メーカーです。「フランスではかなり売れてるんだぜ！」って、ブースのスタッフの方が話してくれました。
この端末のよさは何といってもそのカジュアルなデザイン。メタル素材一色の業界から一線を画しているところに魂を感じます。展示もオシャレでした！さすがフランスです。
この端末も残念ながら日本での販売は未定とのことです。。。

VR

今回のMWCにおいて、各メディアで大きくとりあげられたのが、VR機器です。
各社とも体験型の展示を行っていたのですが、SAMSUNG（写真左）やLGは、アミューズメントパーク型の装置を設置しているのに対し、HTC（写真右）は、個人利用のゲームを展示していたのが特徴的でした。
どのブースも連日大行列で、実際に体験することはできなかったのが心残りです。
娯楽施設への普及やロボットの遠隔操作への応用など、今後の普及が楽しみな分野です。

5G/IoT

各国の通信キャリアや無線機器ベンダーが力を入れていたのがこの5GおよびIoT展示です。
5G関連については、通信の高速大容量化はもちろんのこと、ネットワークの効率的な利用と低遅延化の実現に向けた技術が数多く展示されていました。
この低遅延化は、IoT、特にこれまでのセンサデータの収集や遠隔監視といった領域から、シームレスかつリアルタイムでの遠隔操作の実現という世界に進んでいくにあたって重要な要素と位置づけられており、IoTデバイスの省電力化と併せて、各社とも強くアピールしていました。

IoTは、これまで用語先行のまさにバズワードというイメージを正直持っていたのですが、今回のMWCでは、IoTデバイスはもちろんのこと、コネクティッドカー、バイクやペットのトラッキングサービス、スマートホーム、スマートパーキングetc.の実用事例が多く展示されており、商用化に向けて着々と開発が進んでいることを改めて感じました。

MWC視察を終えて

このイベントでは、各社が商談ブースを設けて積極的に売り込みを行っており、単なる展示会ではなく、世界のモバイルビジネスがこの場で動いていることが体感でき、本当に刺激的でした。
反省点としては、事前の準備不足もあって、小規模なアプリベンダーなど、面白そうな新サービスの発掘が思うようできなかったことですね。
次回もお声がかかるようであれば、このあたりをしっかり修正して挑みたいと思います！
ただ、２番バッターは、英会話に難ありなので、お声がけいただくためには、バントと同じくらい特訓しないと。。。（~へ~；）

では、また次の打席で！

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