メルカリの商品写真のクオリティーを上げたい！ 撮影の素人が便利グッズを7つ試してみた

ライターの村中です。最近、妻がよくメルカリに出品しています。不要になった物を手軽に売れるので便利ですよね。洋服や本、コスメ、ゲーム、趣味のグッズなど、頻繁に出品している人も多いでしょう。

そこでポイントとなるのが、出品時の写真のクオリティーです。ネット上には、「100円ショップのグッズを使い、DIYでレフ板を作る」「一眼レフカメラで綺麗な写真を撮るには？」といったノウハウがたくさんあります。ただ、「DIYで作るのはちょっと面倒……」「カメラを買うほどでもないので、手元にあるスマホで撮りたい」という人も多いのではないでしょうか。

そこで、「写真の素人でも、スマホで見栄え良く撮影したい」という人に向けて、撮影に役立つグッズを7つ購入して試してみました。妻にも協力してもらい、ファッションアイテムを中心に「使用前」「使用後」で写真を比較してみます。

＜目次＞

今回試したのは以下の7つ

1. 撮影ボックス 30cm×30cm（税込3,397円）

2. リングライト　スマホホルダー付き（税込4,079円）

3. トルソー（税込1,700円）

4. なで肩ハンガー（税込1,310円）

5. シャギーラグ（税込2,125円）

6. T字型 背景スタンド　150×260cm（税込4,799円）

7. レフ板　A3サイズ（税込1,999円）

では、それぞれ「商品の特徴」「良かった点」「こんな人におすすめ」「使用前／使用後の写真比較」という観点で紹介していきましょう。

※金額はすべてAmazonで購入時の価格であり、変動する可能性があります。
※撮影は筆者私物のiPhone 12 miniで行いました。写真の明るさは、iPhone標準の写真アプリで多少の調整をしています。

1. 小物を白背景でスッキリ明るく撮りたい人には「撮影ボックス」（30cm×30cm）

リング状のLEDライトがついている撮影ボックスです。折りたたまれている状態から、サイドおよび天井面を箱の状態になるよう展開します。組み立てはそれほど難しくありません。

光の色は「冷たい白色光」「自然な白色光」「暖かい光」の3種類が使えます。また、調光のプラス／マイナスボタンが付いており、明るさの調節も可能。給電は付属のUSBケーブル（電源側はType-A）から行います。

背景用の布6枚（赤、青、黒、緑、白、黄）もついているので、背景の雰囲気を簡単に変えられます。

良かった点

商品を真上から撮影しようとして、自分の影が映ってしまうことってありますよね。この撮影ボックスは上部に撮影用のフタがついているので、影を気にせず真上から撮影できます。

横からも真上からも撮影できるのは便利ですね。

こんな人におすすめ

アクセサリーや腕時計、フィギュア、小さめのぬいぐるみ、おもちゃなど小物類をよく出品する人におすすめです。メルカリ以外だと、ブログ記事やSNSに載せる用の写真撮影にも使えそうです。

【使用前／使用後の写真比較】

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2. 光の当たり具合を微調整したい人には「リングライト（スマホホルダー付き）」

机やテーブルに固定できるリングライトです。金属アーム部分を自由に動かすことができるため、ちょっとした角度の調整も簡単です。光は電球色、昼光色、白色の3つで、それぞれ明るさを10段階で変えられます。

リングの真ん中にスマホホルダーが付いており、大きめのスマホもちゃんと固定できます。筆者のiPhone 12 miniも問題なく使えました。また、付属品としてBluetoothリモコンがついているため、遠隔操作も可能です。

良かった点

金属のアームとライト部分は自由に角度を変えられるので、光の当たり具合を微調整するのが簡単でした。また、机に固定するクランプタイプなので、省スペースで使えるのもGOOD。スマホホルダーがあるので手ブレを防止でき、しかも手が疲れません。

こんな人におすすめ

小物類やハンドメイド作品などをよく出品する人におすすめです。メルカリの撮影以外では、オンライン会議やライブ配信の照明、手元を照らすデスクライトとしても使えます。

【使用前／使用後の写真比較】

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3. 洋服のシルエットを立体的に見せたい人には「トルソー」

トルソーとは、おもに頭と腕、脚がない胴体部分のことで、洋服のディスプレイや着付け練習などで用いられるものです。マネキンと似ていますが、マネキンは胴体だけでなく頭や腕、脚がついている全身の人形を指します。トルソーは、いわばマネキンの簡易バージョンですね。

素材はポリプロピレンで、サイズは肩幅40cm、高さ70cmです。身体を縦半分に切っている片面タイプなので、裏側は空洞です。

良かった点

トルソーに装着するだけで、パッと見の雰囲気がかなり変わりますね。立体感が出るので、着用時のイメージが湧きやすくなるなと感じました。首部分にフックが付いているので、洋服をかけられる場所であれば引っ掛けて撮影できます。

こんな人におすすめ

シャツやワンピースなどの洋服を多く出品する人におすすめです。ちなみに今回は女性用を購入しましたが、男性用のトルソーもあります。他にも、空気でふくらますビニールタイプやワイヤー製のトルソーなどいろんな種類があるので、気になった方は探してみてください。

【使用前／使用後の写真比較】

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4. 洋服をナチュラル＆美しく見せたい人には「なで肩ハンガー」

なで肩ハンガーとは、肩部分が滑らかなカーブの形になっているハンガーのことです。普通のハンガーに比べると肩の傾斜がゆるいため、洋服の肩先がボコっと出ないシルエットになります。

これはタヤというメーカーのなで肩ハンガーで、店舗や展示会などでディスプレイ用として使われることも多いようです。スチール製で高級感があるため、お店で販売されている風の写真を撮れます。また、服がずり落ちないよう、肩先にすべり止めが施されています。

良かった点

洋服の肩が自然な形になるので、ナチュラルな雰囲気を演出できます。また、傾斜がゆるやかなため、肩部分の負担が少なく、跡がつきにくいのもGOOD。全体的に洋服を美しく見せることができます。

こんな人におすすめ

Tシャツやブラウス、カットソーなど、カジュアルな服を多く出品する人におすすめです。また、ニットや柔らかい素材の洋服も、なで肩ハンガーなら型崩れさせずに撮影できます。「出品する洋服を少しでもナチュラルに見せたい」という人は試してみてください。

【使用前／使用後の写真比較】

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5. コスメやアクセサリーに高級感をプラスしたい人には「シャギーラグ」（120x160cm）

シャギーラグとは、毛足が長くふわふわとした質感が特徴のラグのことです。この上に商品を載せると、ボリューム感のある見た目と奥行きのある背景によって、被写体を際立たせる効果が出ます。また、厚みがあるため置いたものが安定しやすく、撮影中にグラつく心配もありません。全体的に暖かみのある印象を与えます。

良かった点

高級感を演出できるため、見栄えがアップします。特にアクセサリーやコスメ、小型雑貨など、単体で撮影すると寂しくなりがちな商品に使えそうです。

自宅での撮影だと、どうしても背景に生活感が出てしまうことがありますよね。このシャギーラグを敷けば、背景を隠して撮影できます。

こんな人におすすめ

「もう少し写真を魅力的にしたい」「高級感を出したい」など、見栄えをアップさせたい人におすすめです。出品物としては、コスメや雑貨、アクセサリーなどが適しています。背景に奥行きと温かみが加わるため、商品が引き立つでしょう。同じラグを背景に使って撮影していけば、異なる出品物でも写真に統一感を出せます。

【使用前／使用後の写真比較】

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6. 部屋が物であふれている人には「T字型 背景スタンド」（150×260cm）

その名の通り、T字型の撮影用背景スタンドです。土台の三脚を広げて支柱を伸ばし、上に布を固定するバーを接続します。

横幅は150cm、高さは最大260cmまで調整可能で、耐荷重は10kg。150x200cmの白い布と、それを留めるクリップが2個ついているので、白背景の撮影が簡単にできます。アルミ製でそれほど重くないため、部屋の中での移動も楽です。

良かった点

背景が白で均一になることで、清潔感のある写真が撮れました。ただし、届いた時点では白い布に折り目がついているので、気になる人はアイロンをかけるといいでしょう。

組み立ては簡単で、慣れれば1分程度で設置できます。使わないときは付属の収納バッグ（10×88cm）に入れてコンパクトにしまえるので、部屋が狭くても邪魔になりません。

こんな人におすすめ

「部屋にポスターや絵画などを飾っている」「壁面にタンスや棚、テレビがある」など、白い背景で写真撮影できないという人におすすめです。

高さのサイズ調整も簡単にできるので、雑貨から大きめの洋服まで、幅広いアイテムに対応できます。メルカリ出品以外だと、SNS用の写真・動画の撮影、オンライン会議、ライブ配信などでも使えそうです。

【使用前／使用後の写真比較】

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7. 手軽に光量を増やしたい人には「レフ板」（A3サイズ）

レフ板とは、写真の撮影時に光を反射させ、被写体を明るくする板のことです。今回購入した「TARION レフ板」は、商品撮影に特化したA3サイズの折りたたみ式レフ板です。銀、白、黒の3種類の反射面があるので、これ1枚でいろんな調整が可能です。

＜反射面の効果＞

良かった点

室内の照明だけだと、明るさや影のコントロールが難しいときもあるでしょう。このレフ板を使えば、光を簡単に調整でき、写真のクオリティーがアップします。銀、白、黒の3種類が使えるのもGOODです。

これ単体で自立するのもいいですね。丸いレフ板だと、左手でレフ板を持ちながら右手で撮影する、もしくは誰か補助についてもらう必要があります。このレフ板であれば、置くだけですぐに撮影に取りかかれます。また、折り畳んだ状態でA3サイズなので、使用しない時はコンパクトに収納可能。約380gと非常に軽いので持ち運びも簡単です。

こんな人におすすめ

「光の量を増やして、鮮やかに見える写真を撮りたい」「立体感を出したい」というニーズに応えられます。特別な知識がなくても、レフ板の位置や角度を調整するだけで写真の印象を変えられるでしょう。小物やアクセサリー、雑貨などを多く出品する人におすすめです。

【使用前／使用後の写真比較】

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まとめ

筆者目線で各アイテムの必要度をまとめてみました。