スパイ作品の「あのシーン」を再現するために、爆発風スマホケースを作った

2021.09.28 11:00

ライター: たかや
1993年生まれ。ライター。記事の撮影はスマホのカメラを使うことが多いので、スマホがないと生きていけない。

「スパイ」に憧れます。

スパイといえば、選ばれた人間にしか務まらない職業。片や自分は、うだつの上がらないWebライター。スパイとは天と地ほどの差があります。

あぁ…、スパイのようなカッコいい存在になりたい。スパイに転職したい。

とりあえずスパイのコスプレをしてみたけど…

違う、コレ、あれだ、出張帰りのマジシャンだ。どうやらスパイっぽい見た目を出すだけでも一朝一夕にはいかないようです。

それでも、スパイになる夢を諦め切れません。せめて、スパイらしさを演出できるアイテムがもう一つ欲しいところ…。

そこで、ひらめきました。

スパイを題材にした作品には「メッセージの受信後に通信機器が爆発する演出」がありますよね？

こういう演出のことです

どの作品にあったかは忘れたけど、たしか存在します。

あのシーンを再現できれば、スパイに近づけるんじゃないでしょうか。よし、やってみよう！（ここで『ミッション：インポッシブル』のテーマ曲が流れる）

【MISSION 1】爆発風スマホケースを制作せよ

とはいえ、本当にスマホを爆発させるわけにはいきません。

今回は、スマホケースと「爆発のジオラマ」を合体させて、「爆発風スマホケース」を制作することにします。そのスマホケースを装着すれば、「ボスからの連絡の後、スマホが爆発するシーン」を再現できたと言えるでしょう。

こういうデザインのスマホケースが作れたらミッションクリア！

特撮系のジオラマでよく見かける「爆発エフェクト」。調べたところ、紙粘土やボンドでそこそこ簡単に再現できるんだとか。材料が安価でそろうのは魅力的だし、ボンドは「ジェームズ・ボンド」とかかってるし、この案を採用します。

作っていきます

まずは「爆風の土台」を発泡スチロールで作ります。

同じく発砲スチロールで「立ち上る煙」をくっつけていきます。この時点で既に爆発っぽく見える！

爆風の「もこもこ感」は紙粘土で再現

ジオラマが得意な方のブログなどを参考にしたところ、爆風のジオラマに向いている紙粘土は、「ちぎったトイレットペーパー + 木工用ボンド + 水」で自作するといいんだとか。粘着力に優れ、耐久力もある紙粘土が作れるらしい。一見して「いよいよ貯金が尽きた日の晩御飯」みたいな画像ですが、紙粘土を作ってるだけなのでご安心ください。

せっかくなので、トイレットペーパーは普段使っている物よりちょっとお高めの商品を買いました。

香りつき、です。フローラルな爆風になりそうだ。

混ぜて、先ほどの土台に貼り付けていきます。

おぉっ！　適当に丸めてくっつけてるだけなんですが、かなり良さ気じゃない！？　こんな簡単に爆発が作れるとは…！

しかし、後先考えず両手を使ってしまったため、洗面所のドアが開けられない緊急事態も発生しました。まぁ、スパイの任務にアクシデントは付き物。危機を乗り越えてこそのスパイです（肘でなんとか開けた）。

仕上げに、絵の具で着色し、バネやナットを貼り付けて“機械の爆発感”を強調したら…

できた！

完璧なアイテムが作れました。

「ボスからメッセージを受け取った」というシチュエーションでお披露目しましょう。

【MISSION 2】あのシーンを再現せよ！

俺はたかや。うだつの上がらないWebライターだ。

…しかし、それは表の顔にすぎない。

コードネーム<TKY>

それが俺の本当の姿。日夜、自国のために諜報活動を行っている。そう、スパイってやつだ。

某国の軍事機密の奪取、スーパーコンピューターへのハッキング、財界の要人への接触…。どれも高難度の任務だが、俺にとっては造作もないことだ。

しかし、そんな俺にも、いまだ達成できていないミッションがある……

「スマホを爆発される」

ボスからのメッセージのあと、証拠隠滅のために自分のスマホを爆発されたい。あーいうの、すっごく憧れる。アレって、かなりスパイっぽい。

俺は、そのためにスパイになったといっても過言ではない。

あぁ、爆発されたい。突然かつ理不尽に、スマホを爆発してほしい。早く、爆発してくれ、早く早く早く早く、爆発爆発爆発爆発。