- mineoニュース
- ITガジェット
- 143
- 13
- 211
音楽を聴くだけでなく、テレワークによるオンライン会議などの需要で使用頻度が増えているイヤホン。いろいろな種類がありますが、その中でも今注目されているのが、アクティブノイズキャンセリング機能付きのイヤホンです。発売当初から大人気のAirPods Proにも搭載されています。
ひと口にアクティブノイズキャンセリングイヤホンと言っても、特徴や価格はさまざまです。しかも、商品説明だけでは違いがイマイチわからないもの。そこで今回は、イヤホン専門店「e☆イヤホン」WEB本店店長の東谷圭人さんに、おすすめのイヤホンとその特徴について教えてもらいました。
そもそも「ノイズキャンセリング」機能には、大きく2つの種類があります。使用者の周りの騒音(ノイズ)が耳に入らないようにする「パッシブノイズキャンセリング」と、デジタル処理で騒音を打ち消す「アクティブノイズキャンセリング」です。
パッシブノイズキャンセリングは、イヤーピースの材質や形状を工夫することで物理的に耳をふさぎ、騒音が入らないようにします。どんな仕組みか、なんとなく想像がつきやすいでしょう。一方、アクティブノイズキャンセリングでは、どのように騒音を打ち消しているのでしょうか。
それは、入ってきた音の波に対して、マイナスに対してはプラス、プラスに対してはマイナスの逆相位の波を出すことで、騒音を軽減しているのだそうです。
「イヤホンに内蔵しているマイクで外部からの騒音を分析して処理します。そのため、マイクの性能と処理能力や処理のチューニングによって、どのような騒音をどのくらい打ち消すかが変わってくるんです。どんな騒音を重点的に消せるかが、選ぶときのポイントです」(東谷さん、以下同)
小さなイヤホンの中で、そんなハイテクなことをしているとは! アクティブノイズキャンセリングイヤホンは、現在数多くの商品が販売されています。価格も個性も異なるおすすめ製品をいくつか教えてもらいました。
ニューヨーク発のオーディオブランド「MASTER & DYNAMIC」から発売されている「MW08」。同ブランドの製品がルイ・ヴィトンのイヤホンのベースになったことがあるなど、他にはない高級感が特徴です。
「ひとつ前のモデルでは鏡面仕上げのケースでしたが、今回は重厚感のあるややマットな金属のケースに。さらに高級感がある製品になっています」
音の聴こえ方も、外観に違わず上品なサウンドが特徴です。
「高音や低音などどこか特定の音域に偏らず、高級感がある優しい音。聞き疲れしづらいのが特徴で、しっとりと音楽を聴きたい人に向いています。ジャンルで言うと、歌モノやジャズ、クラシックなどですね」
無料の専用アプリを使うと、ノイズキャンセリングの効き具合だけでなく、外部の音をどれくらい取り込むか(再生している音楽に混ぜて聞くか)をコントロールできるのもポイント。外部を完全シャットアウトで集中したいときや、逆に周りの音も聞けるようにしておきたいときなど、シチュエーションにあわせて外音をコントロールできるのは、実用性が高そうです。
<筆者の感想>
とにかく見た目にラグジュアリー感たっぷり。デザイン性にこだわるなら、これでしょ! と、推せます。「優しい音」というだけあって、音の配分に偏ったクセが出ないので、繊細な音楽でも合いそう。アクティブノイズキャンセリングのかかり具合を変更すると、確かに周りの音が聞こえる……と感動。ただ、ノイズキャンセリングをMAXにすると少し耳にツーンとくるような圧を感じました。かけすぎなければ問題ないでしょう。
<製品情報>
製品名:MW08
メーカー:MASTER & DYNAMIC
発売日:2021年4月22日
e☆イヤホンWeb価格:¥43,500
e☆イヤホン 商品ページ
メーカーサイト
リーズナブルな価格で、気軽にアクティブノイズキャンセリングを楽しめるのが、MPOWの「M7 ANC」です。
MPOWは、2013年に中国で創設されたワイヤレスオーディオブランド。アメリカのAmazonでは、ヘッ ドホンのカテゴリで販売台数ベースでの市場シェアNo.1を獲得するほどの人気なのだとか。
「M7 ANC」の魅力は価格だけではありません。
「アクティブノイズキャンセリング機能付きで、低価格の製品だと装着感がイマイチなものも多いのですが、これは本体が小さめなので装着感が高いんです。しかも、安い製品にありがちな“うどん型”でもありません」
ちなみにうどん型とは、AirPodsのような白い棒が耳から出ている形のことを言うそうです。なるほど、うどん!
「耳にフィットするので、アクティブノイズキャンセリングをかけていない状態でも遮音性が高いです。『安かろう悪かろう』ではなく、『安くても良い』イヤホンです」
普段使いには十分な性能。低音寄りの音作りをしているので、ファンクやR&B好きにもおすすめなのだそうです。
<筆者の感想>
他のハイスペックなイヤホンと聞き比べたら、当然音質に違いはあるものの、普段使いには十分すぎるクオリティ。ノイズキャンセリングのかかり具合もよく、なにより、リーズナブルな価格なので、落としてなくしたときや傷つけたときのダメージも比較的に小さく済みそうです。最初の1台として、検討する価値があると感じました。
<製品情報>
製品名:M7 ANC
メーァーMPOW
発売日:2021年4月28日
e☆イヤホンWeb価格:¥9,720
e☆イヤホン 商品ページ
メーカーサイト
Androidスマホでおなじみの「Galaxy」ブランドから出ているイヤホン。Galaxyファンの東谷さんも、こちらを愛用中なのだとか。
「きれいな見た目に加えて、ノイズキャンセリングもサウンドもクオリティが高いんです」
オーストリアのオーディオブランド「AKG」の技術が盛り込まれており、その音の良さは折り紙付き。ナチュラルで中高音が透き通ったサウンドとなっています。ノイズキャンセリングの効き具合にナチュラル感があり、周囲の音の取り込みや切替えもスムーズ。でも、それだけじゃないんです!
「会話をはじめると、自動で外音取り込みモードに切り替わる機能が付いているんです」
実際に試すと、話し始めた瞬間、周囲の音の入り方がパッと切り替わります。
「わざわざイヤホンを外したり、音量の操作をしたりしなくてもいいのは日常の中でも便利です。もちろん、手元のアプリを使って自動切り替えのオン・オフもできますよ。さらに、ノイズキャンセリングイヤホンでは、珍しいIPX7(※)という高い防水性能を備えています」
※IPX7…JIS(日本工業規格)で定められた保護等級。IPX7の場合、「水に浸しても影響がないように保護」された製品を指し、一定の潜水試験に合格できる性能を持つ
ここまで機能が充実すると、Galaxyスマホじゃなくても買いの1台。ただし、iPhoneユーザーの方は注意! 専用アプリが現時点ではiOSに対応していないため、一部の機能が使えません。残念……。
<筆者の感想>
パキパキしすぎないノイズキャンセリング具合は、耳に圧を感じるのが苦手な人にはうれしいかも。一番いいなと感じたのは、話し声を検知してのキャンセリング自動切り替えオン・オフ機能! コンビニでの買い物など、ちょっとした瞬間に役立ってくれそうです。
<製品情報>
製品名:Galaxy Buds Pro
メーカー:SAMSUNG
発売日:2021年4月8日
e☆イヤホンWeb価格:¥21,780
e☆イヤホン 商品ページ
メーカーサイト
「通話やオンライン会議での利用をメインに考えているなら、今回ご紹介した中ではこれ一択!」と強くオススメされた1台です。
「マイク性能が高いので、相手にきちんと自分の声が届きます。他の機種と比べてもダントツに声が通るんです」
もともとJabraは、マイク付きヘッドホンであるヘッドセットを作っていたデンマークのブランド。マイクの機能により通話中もまわりのノイズをカットして声をきちんと拾ってくれるため、相手がとても聞きやすく感じるのだそうです。
「しかも、Elite 75tの発売当初はアクティブノイズキャンセリング機能がついていなかったのに、後からアップデートされて機能が追加されたんですよ」
なんと面白い! 後継機種にノイズキャンセリング機能がつくため、旧モデルだったこちらの機種にも追加されたとのこと。もともと持っていた人は、ラッキーだったのですね。
音楽に集中したいときは徹底したノイズキャンセリング、周囲の音を聞きたいときはHearThrough のスライドボタンで周りの音が聞こえるようにする……など、シチュエーションに合わせた設定ができる機能面も魅力です。
ちなみに「Elite 75t」のほかに、「Elite Active 75t」と似た名前の製品がありますが、防水レベルの違い以外は同じ製品だそうですよ。
<筆者の感想>
お手頃な価格感に加えて、マイク性能が良いと聞けば、オンラインミーティングが多い筆者としては注目の1台。アクティブノイズキャンセリングもしっかり効いていますし、音楽の好みに合わせてサウンドを設定できるのも魅力的。
<製品情報>
製品名:Elite 75t
メーカー:Jabra
発売日:2019年11月29日
e☆イヤホンWeb価格:¥16,380
e☆イヤホン 商品ページ
メーカーサイト
1995年、一般向けのイヤホンとヘッドホンにアクティブノイズキャンセリング機能付きのモデルを世界で初めて搭載したのが、SONY。そんなSONYの長年培われたノイズキャンセリング技術がギュッと詰まっているのが「1000X」というシリーズで、完全ワイヤレスイヤホンのほか、ヘッドホンと、左右がつながったネックバンド型のワイヤレスイヤホンの3種類をラインナップしています。
「ANAのファーストクラスでも使われているヘッドホンタイプ『WH-1000XM3』のチップを小型化して、同様の機能を搭載したのが、人気機種だった『WF-1000XM3』です」
これまで紹介した4台に比べると、アクティブノイズキャンセリングの効き具合が驚くほどナチュラル。自然すぎて、一瞬オンにされているのが分からないほど。でも、オフにするとちゃんと効いていることがわかります。
さらに、音楽を再生したときには圧巻の実力を発揮。通常、ワイヤレスイヤホンでは、音源データを圧縮してBluetooth経由で、スマホからイヤホンへ飛ばすのですが、このイヤホンでは、圧縮された音源をイヤホン本体内のAIの力で高音質化して聞くことができるなどの魅力で、発売から3年たっても不動の人気を獲得していました。
そんな長年人気機種だった「WF-1000XM3」から、さらに進化した最新機種「WF-1000XM4」が2021年6月発売されたのです!
「前機種のノイズキャンセリングがナチュラルすぎたのか、今回はしっかりとした効き具合に。デジタル耳栓としてもおすすめです。AIによる高音質化も、さらに性能があがりました」
例えば、風の強いところでノイズキャンセリングイヤホンを使っていると「ボボボ……」という雑音が入るのですが、今回は風切音低減モードを搭載。自動的に不快な音をカットしてくれます。
さらに前回は防水機能がついていませんでしたが、今回はIPX4対応に。これまでJabraが最強だった通話マイクにも対抗し、マイク+骨伝導センサーでよりクリアに通話できるようになっているのだそう。Galaxy Buds Proについている、話し始めるとノイズキャンセリングを止めて外音を取り込めるようになる機能も搭載されました。
「他のイヤホンで人気の機能を全て載せてきたイヤホンです」
さらに急速充電機能により、5分の充電で60分の使用が可能。バッテリーも以前は6時間でしたが8時間まで延びました。
サイズも小さくなった上に、ケースが自立するデザインに。細かなところまで改善してきた痕跡がみえます。あれもこれも機能が欲しい! という人にベストな1台かも。
<筆者の感想>
「WF-1000XM3」よりも、しっかりとしたノイズキャンセリングで「ちゃんと効いている」感のある音。音楽の良さも前機種譲りで、さすがSONYと思わせるクオリティ。加えて、サイズも以前よりコンパクト。小さめのバッグにも入るのは魅力です。十分すぎる性能やバッテリーの伸びなど、欠点を探すほうが難しいと感じました。
<製品情報>
製品名:WF-1000XM4
メーカー:SONY
発売日:2021年6月25日
e☆イヤホンWeb価格:¥33,000
e☆イヤホン 商品ページ
メーカーサイト
「今回紹介したイヤホンは、M7 ANCを除いてアプリでアクティブノイズキャンセリングのかけ具合やオン・オフをコントロールできます。普通のイヤホンにはない利点です」
今回試してみて、手元でイヤホンをコントロールできるのはかなり便利だなと、筆者も実感しました。細かな機能の違いは、好みと予算に寄るところが大きそうですが、選ぶときに注意したほうがいいことはあるのでしょうか?
「一番のチェックポイントは装着感です。こればかりは、着けてみないとわからないですね。耳の穴だけでなく、イヤホンに触れる耳の穴の周辺部分が自分にフィットするかどうかも関係するので、特に耳が小さい方は、試着してから決めたほうが安心でしょう。もしくは、首掛けタイプであれば落としてしまうリスクが軽減されるので、心配な方はそちらを検討してみてください」
そこで、番外編として首掛けタイプのおすすめ製品も紹介してもらいました。
「リーズナブルなものならJVC『HA-FX87BN』。1万円を切る価格です。音楽にもこだわるなら、SONYの「1000X」シリーズから『WI-1000XM2』はいかがでしょうか」
HA-FX87BNは、手頃な価格に加え、生活防水を備えるほか、イヤホン部分にマグネットを内蔵しているので、使わない時はイヤホン左右をくっつけておいてネックレスのように首にかけられるなど、実用面も充実。フラットケーブルで絡みにくいのもうれしいポイントです。
WI-1000XM2は、先ほど紹介したWF-1000XM4と同様に、圧縮した音を高音質化してくれるので、音楽にこだわる派には注目のイヤホンです。ノイズキャンセリングがオンの状態でも10時間再生というバッテリーも魅力ですよ。
<製品情報>
製品名:HA-FX87BN
メーカー:JVC
発売日:2019年2月21日
e☆イヤホンWeb価格:¥8,668
e☆イヤホン 商品ページ
メーカーサイト
製品名:WI-1000XM2
メーカー:SONY
発売日:2019年12月7日
e☆イヤホンWeb価格:¥32,557
e☆イヤホン 商品ページ
メーカーサイト
今回聞いたイヤホンをまとめてみました。
1万円を切る価格でアクティブノイズキャンセルを使いたいならMPOW「M7 ANC」を、ラグジュアリー感を求めたいならMASTER & DYNAMIC「MW08」を選ぶのが良いでしょう。圧倒的サウンドとしっかりとしたアクティブノイズキャンセリングのかかり具合を感じたのは、SONY「WF-1000XM4」でした。このシリーズ、人気があるの、わかります!
筆者個人が惹かれたのは、マイク性能が優秀なJabra「Elite 75t」と、話すと自動でアクティブノイズキャンセリングがオフになるSAMSUNG「Galaxy Buds Pro」。「Elite 75t」は、外出先でのオンライン会議や移動しながらの電話で役立ちそう。「Galaxy Buds Pro」は、ナチュラルなノイズキャンセリングのかかり具合や話すときに自動でオフになる機能、ちょうどいい価格に惹かれました。
また、装着感もイヤホンによって大きく異なることがわかりました。女性は耳が小さいので、普通のイヤホンでも合わないことが多々あります。実店舗で試すのはなかなか難しいかもしれませんが、チャンスがあれば試着してからの購入が安心でしょう。ワイヤレスイヤホンの購入は靴を買うのと同じですね。
今回ご紹介した製品のほかにも、アクティブノイズキャンセリング機能付きイヤホンはたくさんあります。好みのサウンド、ノイズキャンセリングのかかり具合のイヤホンをぜひ探してみてください。
※記事内の価格は、すべて取材時現在のe☆イヤホンのWebページでの販売価格です
<取材協力>
e☆イヤホン
https://www.e-earphone.jp/
(編集:ノオト )
イヤホンが悪いかオレの耳が・・・
オリンピックでもBMX中に取れないって話題になってましたよね
面白いですね。
ともわれ、耳によくないので音量高くしすぎないのが第一ですが
首掛けもあるって知れたので試してみようか検討してみます。
レビュー記事を記載していただきたいことがありますが、
興味持ってあれば、連絡ください。
メール:zerock000@163.com
. ✳️✳️✳️✳️
. ✳️
. ✳️
. ✳️
. ✳️ th
#マイネ王7周年おめでとう!
YouTubeのテスト音源を聞いて唖然!
. ✳️✳️✳️✳️
. ✳️ ✳
. ✳️✳️✳️✳️
. ️ ✳
. ✳️✳️✳️✳️ th
#マイネ王9周年おめでとう!
. 🟢🟢🟢
. 🟢🟢🟢🟢
. 🟢🟢 🟢🟢🟢
. 🟢🟢🟢 🟢🟢
. 🟢🟢 🟢
. 🟢
㊗️㊗️㊗️㊗️㊗️㊗️㊗️㊗️㊗️㊗️㊗️㊗️
🌑🌑🌑🌑🌑🌑🌑🌑🌑🌑🌑🌑
🌑🌑🌕🌕🌑🌔🌕🌕🌕🌕🌖🌑
🌑🌕🌕🌕🌑🌕🌕🌕🌕🌕🌕🌑
🌑🌑🌕🌕🌑🌕🌕🌑🌑🌕🌕🌑
🌑🌑🌕🌕🌑🌕🌕🌑🌑🌕🌕🌑
🌑🌑🌕🌕🌑🌕🌕🌑🌑🌕🌕🌑
🌑🌑🌕🌕🌑🌕🌕🌑🌑🌕🌕🌑
🌑🌑🌕🌕🌑🌕🌕🌑🌑🌕🌕🌑
🌑🌑🌕🌕🌑🌕🌕🌕🌕🌕🌕🌑
🌑🌑🌕🌕🌑🌔🌕🌕🌕🌕🌖🌑
🌑🌑🌑🌑🌑🌑🌑🌑🌑🌑🌑🌑
㊗️㊗️㊗️㊗️㊗️㊗️㊗️㊗️㊗️㊗️㊗️㊗️ th
. #mineo10周年おめでとう!