マイネ王80万人記念「クイズ・マイオネア」

【みんなで相談】第7問:伝送速度が50Mbps(ビット/秒)、伝送効率が80%である通信回線において、1GBのデータを伝送するのに掛かる時間は何秒か。

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木レンジャーさんのコメント
マニアックに解説しますと、コンピュータ業界が1024=2^10をキロとするのは半導体メーカーのゴリ押しです。半導体の開発プロセスを想像すると、回路図を複写して並べるのが効率が良いので、演算装置は8bit,16bit,32bit,64bitと2倍ごとに大型化し、メモリーも1byte=8bitを最小セルとして10回バイバインすると1024byteとなりこれを便宜上1キロbyteセルとして更に10回バイバインして1024キロbyteを1メガbyteセルへと大型化したものと思われます。
これは半導体の回路設計の都合ですから、半導体メーカーはこれが楽なのでSI単位系を作ってる学者さんの言葉の定義やこだわりに従う理由も特に無いので、半導体メーカーの都合で半導体のデータシートや取説を作り、半導体メーカーの取説に従って製品が設計されますが、教科書を作る人は板挟みになって厳密な言葉の定義と独自のお作法を開発するわけです。
NECが伝送速度の単位に1024をゴリ押しするのも老舗の半導体メーカーとしての矜持でしょうか。
さて、通信速度というのは96,192,384(くんろく、いちくんに、ざばす、と覚えろと先輩に言われた記憶がありますが何のことやら)というのもよく使われていましたが、これはバイバインしてから1回だけ3倍するとこうなりますので、何かの都合で2プラス1したのかなと、おそらく通信はパリティやプロトコルにまつわるやりとり(これをオーバーヘッドといいます)で効率が落ちる(例題では80%ですが、プロトコルや環境で変わると思います)のでなんとなく1.5倍の帯域があれば釣り合いそうというのが慣例化したのかなと、おそらく今となっては高速になりすぎたのとプロトコルも複雑で多岐にわたるので、プロセッサーやメモリーとの釣り合いとか考えるのが見かけ上無意味(というのも結局そういう雑な作り方をするとカタログスペックよりも性能が出ない)になって伝送速度に関しては1024にこだわるよりも、伝送路の作り(周波数やノイズとの関係)の方が重要なのでSI単位系寄りになっているのではないでしょうか。
参考
https://xtech.nikkei.com/it/article/COLUMN/20060411/235034/