今日は年に一度のラブロマンス。素敵な愛の物語…
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今日は年に一度のラブロマンス。素敵な愛の物語…


「今日は年に一度のラブロマンス。素敵な愛の物語…」のコメント

【ダンジョン本文の続き②】
それは、二人の天の使いが彼女を迎えに来てしまったのです。

実は、彼女はただの天界に住む娘ではなく、神の娘だったのです。

天使たちは紙に命ぜられて後の女神になるはずの娘を見つけ、
そして迎えに来たのでした。

娘は天使たちに抱えられ天界に引き上げられて行きました。

天女は天に帰りたくありません。
男も天に帰したくありません

しかし、天に昇っていくのを、男は指を銜えて見ている以外に
出来ません



『あの羽衣を使えば追いかけることが出来るかもしれない…』

男は、隠してあった羽衣を纏い天の使い達を追いかけて行くのでした。

しかし、天に迫ってくる地上人に神は怒り、男に雷を打ち
昇って来る男を打ち落としてしまいます。

落ちて行く男へ向かって天女はこう叫びました

『私に会いたければ1000足のわらじを編んで今日と同じ日に
 この場所へ来て!』

男は、不思議な力に守られ地面に叩き付けられらけずに済みました。

男は、天女会いたさに休む間もなくわらじを編み続けました

毎日

毎日

そして一年が経ちました。

しかし、材料が1000足にはあと一足分足りなかったのです…

男は、とりあえず編みあげた全てのわらじを荷車に載せ
約束の場所へとやってきました。

するとなんと不思議なことに、全てのわらじが一直線に
天へ向かって並んでしまいました。

男はそれを頼りに天へと昇っていきました。

しかしわらじは一足分、足りません

結局天女の待つ雲には届かないのです。

そこで、天女が手を差し出して男を天界へ引っ張りあげ
男は天界に足を踏み入れることが出来ました

ところが、1万足編み上げて来たのであれば仕方なく
天界の人間として認めようとしていた神ですが、
『引き上げてしまったのでは認めることが出来ない』と
二人を引き離してしまうのです。

しかし娘が懇願した為、条件付で男を天界に住まわせ
二人が会うことを許可しました。

その内容とは