3月1日、「日経電子版+SIM」はじまります
はじめまして、皆さん。mineoの東京支社所属の「SIMリーマン@運営事務局」です。よろしくお願いします!
皆さんご存知のように、mineoを運営するケイ・オプティコムは大阪に本社があります。
私は東京に在住していて、週に1度は東京と大阪を往復しています。多いときは週に3度往復したことも。大阪/梅田駅の地下通路も攻略し、今ではエスカレーターも臆することなく右側にスッと立てるようになりました。
さて、私の仕事はmineoのパートナーを見つけることです。いまあるサービスやコンテンツに通信を付加して、新しいサービスとして展開してくださる企業さま、コンテンツホルダーさまを探しています。きょうのスタッフブログはその成果となる「日経電子版+SIM」についてです。まだ誰にも語っていない開発エピソードを交えてお話ししますね。
■日経電子版+SIMとは
「日経電子版+SIM」は、コンテンツやサービスとLTEデータ通信をパッケージにした新モバイルサービス「+SIM」の第1弾です。
日経電子版の購読料と LTEデータ通信をパッケージにしてご提供することで、電子版と通信を別々で契約するよりもおトクになる料金に設定いたしました。
詳しくは、先日のプレスリリースをご覧ください。
コンテンツとデータ通信をパック販売 新ブランド「+SIM(プラスシム)」スタート
それでは、「日経電子版+SIM」ができるまでの開発エピソードをご紹介します。少し長くなりますがお付き合いくださいね。
■日経電子版+SIM、そのきっかけ
話は遡ること、今から30年近く前。私は大学進学で上京し、学費をまかなうため日経新聞の奨学生(※1)をしていました。朝・夕刊を配達し、購読料の集金をしながら大学に通っていました。「この新聞代金から、ぼくたちの奨学金も支払われているんだな」。そう思いながら、夏の暑い日照りの日も、雨の日も雪の日も、重たい自転車に350部の新聞を載せて配達していたんです。そんな経験がよほど強烈だったんでしょうね。それから20年ほど経った頃でも、寝坊した夢を見て飛び起きて「配達に行かなきゃ!」と寝ぼけたことがよくありました。
※1 日本経済新聞育英奨学会
社会人になってからしばらく経ち、8年前の私は某通信会社で働いていました。「次世代通信規格を活用した新サービス」を考えていたときのことです。夏の暑い日の夕刻、部屋から窓の外を眺めていると見慣れたジャンパーを着た新聞奨学生らしき人が目に留まりました。「真夏の新聞配達はキツかったなぁ」なんて思い出しながら目で追いながら、
「真夏の配達は大変だったなぁ」
「そういえば僕らの配達代も、新聞代金に含まれてたんだよな」
「駅売りで毎日買うより安いのに、自宅まで配達してくれるっていいサービスだよな」
「でもインターネットの時代も新聞を家まで届けるとかアナログだ」
「インターネットで新聞を読む時代になったら、通信代金ってどうなるんだろ」
「通信代金込みのインターネット新聞とか、あったら面白いな」
「でも通信代金もらえなかったら、通信会社は儲けがなくなっちゃうか」
「それなら新聞社が“波”持ったら面白いなぁ」
(編集注記 “波”:電波、つまり通信のこと)
と、頭の中でシナプスが次々につながっていきました。
こうして新聞という「コンテンツ」と「大容量データ通信」の組み合わせを思いつきます。当時は新聞紙面の画像をそのまま配信するイメージで、紙の新聞と同様に新聞代金に通信料が込みになったモデルを検討し、当時の上司にレポートしました。(ちなみにその上司、今ではmineoの競合社の事業責任者。縁は粋なものです)
しかし事業を取り巻く環境が変わり、結局そのアイデアは実現することなくお蔵入りに。別の通信会社でも実現に向けて動きましたが、時代がまだそれを許してくれることはありませんでした。
■「思い」は、ケイ・オプティコムで
そしておととしの冬。mineoの事業拡大のためケイ・オプティコムに入社した私は、前のmineo責任者である津田に思い切って、「日経新聞のSIMを作りたい」と相談。すると津田は「ええやん、やろやろ」とGOサイン。さっそく提案書を作り始めました。
ところが、要となる日経さんへのルートがまったくありません。お客さま窓口など、いろんなところから試みますが、なしのつぶて。そこで、前述の学生時代にお世話になった日経新聞の販売所長さんを探し出し、アドバイスをいただくため20年ぶりにお会いしました。当時は小さな販売所長だったその方も、今では東京都の販売所を束ねるお立場にまでなっていらして、貴重なアドバイスをたくさんいただくことができました。本当に救われました。
知人を通してアポイントを取ってなんとか日経さんにお伺いできることになり、資料をもってご提案。交渉を重ねてサービスデザインを何度も何度も練り直し、少しずつ形にしていきました。何回も壁にぶち当たりましたが、そのたびに弊社取締役の橘、今のmineo責任者の上田、2番バッター、白パン、そして同じチームの京昆布など、みんなが助けてくれて、無事立ち上げることができました。今回はそうした仲間にも恵まれたなと思っています。
■日経電子版+SIMのポイント
プレス発表やそれを取り上げた記事にもありますが、日経電子版+SIMは月額4,946円(税別)で電子版の有料契約とLTEデータ通信(5GB)が使えるパッケージプランです。大手通信事業者3社が提供している5GBのLTEデータ通信の標準的な料金が5,000円ですから、それよりも安いのに日経電子版の有料契約が含まれている、というのが一番のポイントになります。いま大手事業者の5GBプランをご契約の方は、この日経電子版+SIMに乗り換えるだけで日経電子版が(月10本で我慢することなく)読み放題になっちゃうわけです。この価格設定のところはどうやったらお得になるか、お得さがどうやれば伝わるか。もう、本当に、何度も何度もデザインし直しました。
■最後に
「紙の新聞の配達代が購読料に含まれているように、電子新聞の代金に追加料金なしで通信サービスも提供する」というサービスデザインの実現は、残念ながらコストの問題で叶いませんでした。最初の1年だけとか、キャンペーンで限定期間だけ、という立て付けであればそういう見せ方もできたかもしれません。しかし「契約期間の縛りを設けず」、「途中で値段は変わらない」、「お客さまも弊社も日経さんもハッピーになる」、というmineoでもやっている原則はどうしても貫きたかったので、今回の発表のようなプランに落ち着きました。
「安さ」はもちろん大事です。でもMVNOが提案できるサービスは、安さだけではないと思っています。MVNOだからこそできる、MVNOらしいサービスをご提供することが「+SIM」の価値であり、使命です。第2弾、第3弾をご提供できるように今も準備を進めています。皆さんからも、こんな組み合わせがあったら面白い!といった声をお寄せいただければ嬉しいです。そして、いろんなサービスやコンテンツホルダーさんも、ぜひ通信を自社の商品に取り込んで、新しいサービスとして提供することを、ご検討いただければな、と思っています。
simと日経電子版がバーターで。
では、ちなみに大阪だと割り込み乗車するんですかね(笑)
気になったのは
①片方になった時の対応
→電子版をやめたい時
→mineoをやめたい時
はどちらも考慮というか問題ないのだろうか?
電子版をやめたい時にsim交換とかなよね?とかmineoをやめる時に通常の電子版への移行ルートとかあるよね?とか。
②なぜ5GBと10GBだけバーター?
ビジネスマンは容量多め?んなアホな…(^_^;)
多くmineoにお金を落としてくれる方向けサービス?
10GBの方が60円分お得意ってのはわかったけど。
なぜmineoの既存契約+例えば3366円とか3456円追加すればって形にしないで500MB~3GBは切り捨てたのか?
あ、そもそもDプランのみだし(Aプランは大人の事情?)、新規契約はわかるけど既存mineo契約者はどうなるのかイマイチわからない(^_^;)
とかあれば最高ですけどさすがに厳しいですよね(笑)
ヒットするよう応援しております(^ ^)
そもそも、mineoのサービスと+SIMのサービスの違いがどういったものなのか良くわからなっ方のですが、公式発表もk-opti.comで行われていましたので、mineoとは関係が無い話題だと解釈しておりました。
ところが、マイネ王で説明が入ると、余計にmineoと違うブランディングにされている意味がよく分からず、mineoユーザーが+SIMに切り換えることが出来る道があるのか?ということを考えなくてはならず、そうなると日経+mineoの方が良かったのでは無いかな?と思ったりします。
それこそ、mineoスイッチが使えるのかな?といったことなんかも気になるんですが、そういったことが良く分かりません。
日経主体で+SIMってことであれば、マイネ王では関係が無い話題だったんでは無いかなと思ったりして、ちょっと混乱しています。まだ、公式WEBなども公開されていないみたいなので、そのあたりが公開されるとわかる様になるのかな?
それとSIM単体での販売のみで端末を別途用意しないといけないというのも
日経電子版有料会員でない方が新規に契約する場合にハードルになるように
思いました。
端末を別に買わないといけないとなると、スマホやタブレットに詳しく
ない方はセット売りしてくれる大手キャリアやmineoを含むMVNOに流れて
しまいますし、どういったユーザー層に売り込んでいきたいのかが見えて
こない印象です。
あともう一つ言えるのは、ケイ・オプティコムさん主導なのにも係わらず
mineoのブランドを一切出さない形である事です。
サービス内容が違う為混同を避けるために出さないという事のようですが、
折角のmineoのCMやネット広告が、このプランに関しては全く活きないので
残念だなと感じました。
せめてmineoと同じネットワークを利用している事くらいは書いても
良かったのではないかと思います。
SIMリーマン@運営事務局さんを始めとするスタッフの皆様は、このサービス
を漕ぎ着けるまでに相当な苦労をされたのではないかと思います。
ですが、私が見た限り疑問がどんどん出て来ますし、お世辞で良いサービス
だと褒めるのもmineoさん為にならないと思いましたので、率直に
コメントさせて頂きました。
このサービスを手がけられたSIMリーマン@運営事務局さんを始めとする
スタッフの皆様には申し訳ありませんが、厳しいコメントになってしまう事
をご容赦ください。
これは、日経電子版の有料会員にこれからなろうという方よりは、既に
日経電子版の有料会員の方が流れてくる事が主になりそうな気がします。
実際Twitterを眺めていても、日経電子版有料会員と思われる方が主に
反応しているなという印象です。
そして、バグ夫さんが仰られている通り、電子版を止めたい時にスマホや
タブレットに入れているSIMカードの手続きが必要になるというのは
面倒だと思います。
これは他のコンテンツホルダーさんと組まれる時も壁になるでしょう。
個人的には個別にセットSIMを出すのではなく、mineo契約者向けに、
提携した事業者のコンテンツの割引サービスを提供する方が理に
適っているように感じました。
eo光でもネットだけ止めて電話のみという手続きが可能になっていたり
するので何らかの手当は必要になると思います。
(続く)
子供たちが、日経電子版に興味があったので、丁度良いか!と思ったのですが3G byteで充分な使い方なので…
試みとしては面白いので第二、第三弾を楽しみにしています。
やはり、3Gの価格はギリギリの設定というのが見えてきますね(笑)
SIMリーマンさんって、絶対にノンフィクション小説家か放送作家になれそうな気がするにゃ!
+SIMって売り方が大変だと思うけど、何かあればあんちゃんが相談に乗るにゃ!
新聞とのコラボですか!朝日や赤旗ならもはやお手上げですが、日経は無難ですね。しかし日経は社会面や文化面が素晴らしいのに肝心の経済面がトホホ(;´д`)ですからね♪
頑張って欲しいです(^_^)v
良い記事が多いのでしょうけどね。
コラボレーションは面白いと思うのでこれからも増やされることを期待します。
椅子が、もの凄く豪勢で一脚二万円以上ではと思います。
社内会議は此処で行われているのでしょうか?
立派な仰け反る機能は不要です。
庶民と懸け離れた企業はやはり違いますね。
日経なんて愛読者は極少数なのにこの盛り上げ方は遺憾に思います。
行うので有れば、最低10年のタッグを要求されていると思いますが
如何でしょうか・
採算度外視にて日経に媚を売っても、私達一般の契約者に影響を与えない様に御願いしたいのですが無理ですね。
楽々スマホとセットにすればおじさんたちに売れるかもね
しかし日経電子版+SIM、消費者としては現状つかみ所のないサービスに感じています(´`)
自分の現在の通信環境と比較してお得になるのか・・・
読むための端末をどうすればいいのか・・・
+SIMというブランドは通信サービスとして信頼できるのか・・・
根本として、このサービスは私に関係があるのか・・・
消費者はいろいろな事が疑問のままで今ある情報だけでは
自分の生活の中で+SIMで日経電子版を読む所までをイメージできないと思うので、
実際に読む所までサービスとしてデザインして伝えてほしいです。
紙の新聞をその手でお客様に届けた体験の本質をぜひサービスに活かしてほしいなと思います。
お互い顔は見えませんが、思いを形にした情熱を応援しています!
SIMリーマン@運営事務局 さんへ
”日本経済新聞育英奨学会”
あなただけが苦しい学生生活を送ったのではありません。
何故あなたはそれを自慢話として掲載されるのでしょうか?
または
”私の苦学生について御覧下さい。あなた方は、そんな事はせず楽しいキャンパスライフを送られた。私は貴方が羨ましい”
という妬みでしょうか?
相手に感情をこじつけるこの様な掲載は避けるべきであり同情を買いたいのであれば社内報の範囲で止めるべきです。
日経をダウンロード表示するのにやっぱりパケット消費するでしょうが、その分はやはり無料サービスにはならないよねぇ。
むしろ増やして欲しくないですが。
他社の多過ぎて訳わからんくらいのプランの多さを見てうんざりしてるので。
simじゃ無くクーポンコード等にしてmineo契約者で読みたい人だけお金払う様(データ増量のオマケ付き)にした方が良かったのでは?
こうゆう事ばかりだと格安simの意味が無くなりそう。
家は地方新聞をとっているので、
これ以上新聞置き場を増やしたくないのと、別々契約よりお得という一粒で二度おいしいプランですね!
ただ、願わくばいずれauの方にも対応を…。あったらすぐにでも変更するのになぁ。
今回は、スルーで。
次回の企画に期待。
なぜ(モノとしての)新聞を読まなくなったのか?
ネットでの情報が溢れている中で、新聞の情報は古いものになってしまうから?!
紙媒体で読まないのに電子版!は読むのか?
紙媒体での新聞を購読してる人にとっては良い企画だと思いますが…
〈今回は、あえて辛口で言わせてもらってます〉
他の利用者もおっしゃってますが、新たなプランは必要ないですよ。
期間限定とかではないんですよね?
コラボ企画をするのであれば、
いつからいつまでの期間限定で新たにプランを作るのではなく、パックとして出してみたらどうでしょうか?
mineoらしい企画を待ってますよ!
通信量は3GBで足りているので、ちょっと計算してみました。
日経電子版は月額4200円(税込)
デュアルの3GBプランは月額1600円(税込)
合計5800円(税込)
日経電子版+SIMデュアルタイプの最安は5GBプランで6097円(税込)
一瞬安いかもって思ったけど消費税加味すると私のプランではちょっとだけ高くなってしまいますね^^;
元々5GBプランに加入してる人はかなりお得ですよ。
私は3GBプランが出るまで我慢しますー!
+3000円くらいで読めるならそこそろ需要はありそうですが
これからも頑張って下さい。
ここではmineoユーザが反応するのは当然ですが、この商品はmineoのユーザとはやや異なるセグメントも狙っているのかもしれないと思いました。
楽しみにしています。