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ちなみに純水は、半導体工場では、基板上のインクなどを洗い流す為に使います。

回路保護の為に緑色のインクを基板上に掛けて、紫外線を当てて軽く固めて、部品を載せる部分のインクを剥がす為に、その部分をマスキングするフィルムを載せて、更に紫外線を当てると、マスキングされていない部分のインクが更に固まり、フィルムを剥がして純水で洗うレーンに流すと、マスキングされていた部分のインクが洗い流されて落ちて無くなり、部品が載せられるようになり、そこへ通電されるようになるんです。

不純物が含んだ水で洗うと、電気・電子の通りがオカシクなったり腐蝕の原因になるので、その為に不純物を含まない純水をわざわざ作って利用するんです。

工場の蛇口の一部が純水が出てくる蛇口で、飲用禁止と貼り紙されていたような感じです。

たしか純水を作るには、電気分解する為に、電気を沢山使うとか。
みんなが使うスマホも、電波を送受信している通信会社の通信機器も、テレビも車も、家電も、全ては基板や半導体がなければ成り立ちません。
それを作るのに、電気を沢山使って作っているんですよ。

現代人の生活に欠かせない電気は、災害が起こると止まってしまいます。
それは、半導体の生産が止まる事を意味し、社会が廻らなくなる事態をも意味します。

そうなる事態を最小限にする為には、何が必要なのか？
個々や社会の課題ですね。

防災は、そこまで考えてください。（笑）