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空前の「推し活ブーム」の昨今。自宅から、推しのアイドルやVTuberの動画を閲覧している人はたくさんいますよね。
学業や仕事で疲れた心と身体に潤いを与えてくれる推しの配信。いつもありがとう…。
しかし、そんな推しの動画を自宅で観ているとき、寂しくも感じませんか?
例えば、仕事でクタクタになって深夜すぎに帰宅。インスタント麺をすすりながら、推しの配信を一人で眺めている様子は、なかなかの悲惨さが……ある!(←僕の実体験です)
そこで、ひらめきました。
推しの配信を盛り上げてくれるオタクたちのスマホスタンドを作ろう。
ほら。想像してくださいよ。推しの配信を自宅で観ているとき、応援してくれるオタクの姿も同時に視界に入れば、最高に盛り上がると思いませんか?
作ってみましょう。これからも推しの動画を見続ける、自分のために。
今回の手順は以下の通り。
オタク役は、僭越ながら僕が務めさせていただきます。
筆者・たかやのオタクヒストリー 中学時代、深夜に放送されていたアニメ『ぺとぺとさん』を偶然視聴し、萌え系作品と邂逅。その後、やたらとネットに詳しかった同級生に『涼宮ハルヒの憂鬱』を教えてもらい、アニオタの道に本格的に踏み入れる。}高校時代は『らき☆すた』『けいおん!』『あの日見た花の名前を僕たちはまだ知らない』にドはまり。また、放課後は学校の図書室で『〈物語〉シリーズ』『ゼロの使い魔』などのライトノベル作}品も読みふけっていた。 大学時代、就活で荒んだ心を『のんのんびより』に癒やされていた。もし願いがひとつだけ叶うなら、『のんのんびより』の登場人物・一条蛍ちゃんと同じ小学校に通うのが夢。最近は『ゆるキャン△』『明日ちゃんのセーラー服』にハマっている。 ●人生で感銘を受けたアニメ作品「ひだまりスケッチ」 ●好きなアニメソング「NOW!!! GAMBLE」(TVアニメ「WORKING!!!」オープニング曲 |
写真素材を撮る前に、声優・花澤香菜さん(ざーさん)のライブ映像をiPadで流しながら、役に入る準備をします。
楽しい。
超楽しい。
クソ楽しい。
仕事って、こういうことだけやっていたいですね。本当に。
まぁ、正直、好きな声優さんのコンサートやライブに足繁く通うような「本物」ではない自覚はあるんですが…。
それでも、僕の中にも、ハッキリと「オタクの血」が流れています。その血が、グツグツと沸騰してきました。
くぅ~~~w
高校生ぶりに、全力で「ハレ晴れユカイ」も踊りました。
その後、あらゆるパターンのオタクを撮って…
特にオタク度の高かった写真を選定。
編集ソフトで加工をして、「写真撮影」のフェーズ完了!
続いて、アクリルスタンドを制作していきます。
オリジナルのアクリルスタンドを制作できる業者さんに頼んでもいいんですが…。やはり自分で作ったほうが「想い」が入る気がするので自作します。ちなみにアクリルスタンド制作は初めてです。今回はコチラの動画の制作方法を参考にさせていただきました。
写真を印刷して、
アクリルスタンドに収めたい部分だけを、デザインナイフなどで丁寧にカット。
ミリ単位の作業となります。硬くてツルツルした素材である写真を切り取るの、かなり難しい…。
今さらですが僕のオタクのイメージ、2000年代で止まってますね…。そもそもこんな格好のオタク、まだいるのか?
ぶっちゃけ、最近のオタ活事情、全然詳しくないです。
冒頭で「アイドル」とか「VTuber」とか言いましたが、俺、本当はアイドルもVTuberもほとんど知らないし…。
あと、もう今期のアニメを全てチェックするような熱量も体力もないし…。
オタクって、こうやって老いていくんだろうな…。それでも僕は、あの頃の「萌え」の精神を大事にしていきたい。
切り取った写真の周りをグルっと囲むように、アクリル製の両面テープを貼っていきます(透明で分かりづらいけど、下にはアクリルシートが敷いてある)。
写真を取り除き、テープで囲った枠の中に、レジンを3回に分けて流し込みます。
一定の量を流し込んだら、つまようじなどで均等に伸ばしていく。粘度が高く、けっこう伸ばしづらいので大変でした。
硬化ライト、初めて扱いましたが、なんか興奮しますね。科学者みたいで。
すごい! カチカチになってる! どういう原理なのかさっぱりだけど、レジンすげー!
2回目のレジンを流し込み、写真を設置したら再びライトを照射。UV硬化ライトとオタクの組み合わせ、なんかすごいな。
2回目の硬化が済んだら、最後にもう一度レジンを流し込んで表面をコーティング。アクスタの見栄えを左右する工程なので、慎重に引き伸ばします。
そして最後に、両面テープの枠を外せば…
できた~~~!
うお~。けっこうアクスタっぽくない?
制作時間、約120分。
アクスタって、そこそこ簡単に作れるんですね…! 感動…!
ただ、背景が暗いと、レジンの中に気泡が混じってるのがバレてしまう。
気泡を混ぜずにレジンを流し込むの、かなり難しかったんですよね…。
まぁ、これは「飛び散る本気の汗」ってことにしてください。そのほうが全力で盛り上げてる感あるし。
うわ~~~! オタクだ~~~~~!
自分のアクスタができるの、なんか芸能人になった気分になれてかなり嬉しいかも。
あとはアクリルスタンドを、スマホスタンドに接着剤で固定すれば……
「自宅で推しの配信を見ているときに、古(いにしえ)のオタクが盛り上げてくれるスマホスタンド」の完成!
作品名、長ぇ~。
総制作時間、半日。
「オタクの固定観念が古いんだよ」「アクスタの切り取り歪んでない?」などの反省点はありますが…。それでも、オリジナルのスマホスタンドを制作できたのはかなり嬉しい。
ためしに、フリー素材のアイドルっぽい写真をスマホに表示させて、スタンドに配置してみましょう。
オタクの圧が強ぇ。
画面が見えねぇ。すいません。サイズをちょっとミスりました。
おおお…。自画自賛ですが、サイズ感がシックリきている気がする。
配信者のゲーム実況も、このスマホスタンドがあれば全力で盛り上げてくれそうです。
身内の赤ちゃんの動画に、オタクを配置したっていい!
僕も、妹から姪っ子と甥っ子の動画が送られてくるんですよね。これからは、このスマホスタンドを使いながら子どもたちの動画を表示させれば、さらに愛おしく閲覧できそう。
あと、そこまでウケなかった自分の過去記事をバックに流してもいい。オタクたちが全肯定してくれるから。
そんなわけで、今回は「自宅で推しの配信を見ているときに、古(いにしえ)のオタクが盛り上げてくれるスマホスタンド」を制作しました。
そもそも、アクスタを自力で作れたことが嬉しい。これまで、アクスタって業者さんに頼まなきゃ手に入れられないモノと思ってたし。
アクスタ自体がオタクの定番グッズですが、今後は自分でアクスタを作るのも楽しそう!
そんなわけで、このスマホスタンドのおかげで、これからの僕のオタ活も、ますますはかどりそうです。いや~、作ってよかった。
ここまで読んでくださりありがとうございます! サンガツ!
編集:ノオト
よくわかんない!
歳取るとアニメの全チェックとか出来ないって下りに滅茶苦茶共感しました
気力も体力も続かないですよね
今は推している人唯一人に集中して楽しんでいます
素晴らしい方で知れば知る程好きが増すので幸せです
先月に引き続き面白いネタありがとうございます
いつも自ネタのアイテムを自作したり自ら実験台になったり、たかやさんて、Youtuber気質のライターさんですね
動画配信すれば面白いんじゃないですか