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こんにちは。ライターのたかやです。
「いつか革命的な便利グッズを発明して、大金をせしめたい」
そんな妄想ばかりを毎日繰り返しています。
さて、現代の一番の便利グッズといえば「スマホ」ですね。
そして、スマホの代表的なトラブルといえば「便器に水没させてしまう」 ですよね。
うっかり手を滑らせ、大切なスマホが便器にダイブ。日頃スマホの便利さを享受している現代人にとっては、喪失感も尋常ではないでしょう。
そこで……
そんな悲劇を防げる「スマホカバー」を開発するのはどうでしょう?
調べたところ、便器への水没を防ぐグッズはまだ世に出回っていません。多くの人が「この悩みを解決したい」と潜在的に訴えているにもかかわらず!
これは金の匂い…いや、新発明の匂いがプンプンしますね。
こうして、人類を救うべく壮大なプロジェクトが始まりました。
まず私は、「そもそも、どうして落ちるの?」と疑問を抱きました。
便器にはスマホを吸い寄せる引力が存在するのか。はたまた、スマホには便器に飛んでいく習性でもあるのか…。
開発にあたり、この疑問を解明する必要がありそうです。
さて、スマホを便器に落としてしまう事例は、大きく分けてこの3タイプに分類されることをご存じでしょうか? ご存じないと思われます。私がいま作ったからです。
私は基本的にズボンのサイドポケットに収納する「オーソドックスフォールタイプ」。ゆったりしたズボンを履くのを好むため、その分、スマホを便器に落とす確率も充分に高いです。
それでは実際に、擬似便器とiPhoneのモックアップで実験を行います。
スマホはどのようにして便器に落下するのでしょうか。観察してみましょう。
落ちました。静止画で振り返っていきます。
腰の屈折に連動してスマホが顔を出しています。落ちるか落ちないかの瀬戸際。セーフティーラインですね。
あっ! ズボンをずり下げようとした際に生じる振動が、ポケット内のスマホにも伝わりました。結果、スマホは8割むき出しの状態に。
慌ててズボンを上げようとしたのが逆に災いして、さらに飛び出す結果に。この段階ではもう手遅れであることがうかがえます。
ゴッ!
ポケットから勢いよく放り出されたスマホは便座に衝突。あれ? セーフ? もしかしてまだワンチャンある?
グラッ
やっぱ無理だった…!
DEATH(死)
いかがでしょうか。これが、スマホが便器に落ちるまでの一部始終となります。
手でキャッチできないか、何度か試してみましたが全然ムリでした。
読者の皆さまのなかには「何を見せられているんだ」と憤りたい方もいるでしょう。
しかし、商品を開発する以上、パイロット調査(企画に入る前の予備的な研究)は必要不可欠。
この調査が今後の開発に活かされることは間違いありません。
「開発はまだ始まったばかりだ」
「アイデアは既存の要素の組み合わせ」
アメリカの実業家であるジェームス・W・ヤングが残した有名な言葉です。
アイデアのヒントとなるカギが、身の回りのモノにあるかもしれません。そのモノの特性を学び、発想に役立てましょう。
例えば「下敷き」なんかはどうでしょう。
スマホが落ちる瞬間、スマホと便座の間にサッと下敷きを差し入れれば、便器への落下を防げると思いませんか?
もしこの仮説が正しければ、開発の大きなヒントとなりそうです。さっそく検証してみましょう。
…え!?
普通に成功しちゃった
じゃあもう、下敷きでいいじゃん。
…いやいやいや! 今回の目的は「スマホケースを作る」。下敷きの持ち味を学んで開発に活かすのです。
下敷きのメリット ・軽いので動作がスピーデイーになる ・面積が大きいので便器の入り口をふさげる 下敷きのデメリット ・ 軽量すぎて風圧の影響を受ける ・ ペラペラで強度が足りない |
続いて「バドミントンのラケット」。
こちらも軽量なのでスムーズな動きが期待できます。あと、バドミントンのラケットが便座の形に似てることも、何かのヒントになるかもしれません。
SUCCESS!
こちらも難なく成功。
もうスマホカバーとか作る必要なくない?
一瞬そう思いましたが、今回はあくまでも「落とすぞ」と意識しながらの検証。普段の生活の中で、こうも上手くキャッチできるわけがありません。やはりカバーが必要なのです。
ラケットのメリット ・ 便器をふさぐにはピッタリのサイズ感 ・ グリップ(持ち手)があるから操作が簡単 ラケットのデメリット ・ サイズがピッタリな分、若干のズレが不安 ・ バドミントン選手に怒られそう |
最後は「傘」。
スマホが落ちる瞬間、傘をボンッと開けばスマホを跳ね返して落下も防げるはず。
ちなみに、傘は「トイレの忘れ物ランキング」でもトップに入るぐらいなので皆さんも気をつけてくださいね。
全然ダメでした。
トイレの個室で傘をひろげただけの人になっちゃった。
傘のメリット ・ なし 傘のデメリット ・ 何もかも適していない |
「ひらめいたぞ!」
さまざまな実証実験を行ったことが、開発の大きなヒントとなりました。
さぁ、全ての英知を集結させた、理論上完璧な、便器への水没を完全に防ぐスマホケースをお見せしましょう。
こちらです!
『便器にスマホ落とさないBOY』(6,980円)
2本の腕が、便座につかまり落下をブロック!
そんな画期的なスマホケースとなっております。
一見して気持ちの悪い見た目かもしれません。
しかし、この時代、商品をヒットさせるための手っ取り早い方法は「SNS受け」。たまたまこの商品を見つけたTwitterユーザーが「欲しすぎ…」とのコメントを付けて、商品画像を投稿してくれます。結果、拡散。王様のブランチでも紹介。鳴りやまぬコールセンター。
ハッキリと断言します。この商品……売れる!
売れない!!
腕が便座に引っかかることなく、あっけなく暗闇の底に消えていきました。どうしてこうなった……。
しかし、これしきの失敗で諦める私ではなかった!
『便器にスマホ落とさないBOY・改』(16,980円)
より太く、強靭な腕に改良しました。
ご覧の通り、これなら絶対に落ちません。
いかがでしょう。今度こそ「便器にスマホを落とさないスマホカバー」の完成です。
長く、そして途方もないプロジェクトでした。たったひとつのモノを生み出すのに、これほどまでに多大な試行錯誤が必要になるのですね。とても貴重な学びになりました。
では私は、この商品の特許出願のため特許庁に行ってきます。
待ってろ特許庁!
(編集:ノオト )
>> Small-Kirin さん
落とした時はアップルケアで交換しましたが、洗ったにもかかわらず現場を渡す時はなんか申し訳ない気持ちでちょっと気が引けました…仕事柄パンツのサイドポケットに入れてますがボタン付きのフラップですから落ちません
カバーに頼るより安全です(笑)
ズボンのポケットに入れないのが一番ではないでしょうか。
おもろいことやる方に才能あるのでわ?w
なんだか同じ〝 たかや 〟を名乗ってるのが恥ずかしくなってきた💧
ハンネ変えるかな......orz
コンセプトはいいけど、具体的アイディアが…
でも 面白いです!
◯◯前で、まだ救われたけれど…。汗
スマホがよく身に(実に)付きます
お後がよろしいようで(^^;)
ストリートフォールタイプは、水没より路上とかに落として画面を割る被害のほうが多いですかねー。ナイス分類です。
面白いw
でも面白い
最近ぶら下げタイプ人気なので気になります。
スマホを見ながらトイレに入ってきて、そのまま小さい方を始めた方がいらっしゃったのですが……
小の「排出中」に手を滑らせて便器(小)の中に落下
↓
慌てて拾おうとして便器(小)から少し離れたため自動で水が流れ始める
↓
何やら良く分からない叫び声を発声
という見事なコンボを決めた瞬間に立ち会ってしまってしまいまして……笑いをこらえるのが大変でした。
あ、しんはつめいはだいてんですてきだとおもいました。
腕を可動式にして身体に抱きつける様にすると便利かもしれません(?)
的を得ているようで…??
でも、切実な問題だと思います!☀️
>> 貝殻タカヤ さん
ꉂꉂ(థꈊథ)੭ु⁾⁾ ギャハハハハ!えーっと
ノーコメントで
って
>最後の便器倒立は認めるが・・・・
そこ認めるんだねー
wwwꉂꉂ◟(˃᷄ꇴ˂᷅ ૂ๑)
あっそうそう
マイぴょんが便器倒立する動画作ってましたが...
自粛しましたよー
マイぴょんが、この偉大なる大発明『☆★便器落下防止スマホカバー★☆』使う動画作ってましたが...
同じく自粛しましたよー
じっくり読んでしまいました♪