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携帯電話からレアメタルは取り出せる? スマホを破砕して価値を調べてみた【マイネ王調査団】

携帯電話からレアメタルは取り出せる? スマホを破砕して価値を調べてみた【マイネ王調査団】

淺野義弘
ライター: 淺野義弘
1992年生まれのライター。パソコンと物作りが好きです。

みなさん初めまして! ライターの淺野義弘(あさのよしひろ)と申します。

僕は、大学院で研究員として勤務していたころ、3Dプリンターを使った実験や製品の開発に関わっていました。最近フリーのライターになったのですが、自宅にも小型の3Dプリンターなどの工作マシンがあり、もちろんスマートフォンも手放せません。

「いわゆる理系なんですよ!」みたいなことを言っていたら、マイネ王調査団からこんな依頼が届きました。

なんと、金属を取り出したいというお願い!

まずい、金属のことはちょっと専門外だぞ、と焦りつつ、まずはレアメタルのことを調べてみます。

経済産業省が公表する定義によると、鉄や銅など生産量が多く、古くから使われてきた金属「ベースメタル」に比べて、埋蔵量が少なかったり、経済的・技術的に取り出すことが難しかったりする金属を「レアメタル」と呼ぶとのこと。

国や時代によってレアメタルとして分類される金属の種類も変わり、現在日本では経済産業省が34鉱種55元素をレアメタルとして定めているようです。

資料引用:SUREコンソーシアム事務局「回収が期待される金属」(https://unit.aist.go.jp/env-mri/sure/kinzokushigen.html)より

コバルトやニッケル、チタンなど、学生時代に周期表で名前だけ聞いたような金属もレアメタルに分類されていました。価格の高いイメージがある金・銀などの「貴金属」はまた別の分類であり、金属すべてがレアメタルというわけではないようです。

ここまで調べ、ふと思い立って金の値段を調べてみると、時代によって価格は変動しますが、2022年の2月時点で大体「1g=7,000円」くらい。もし古いスマートフォンから金やレアメタルを取り出して換金できたら、結構なお小遣いになるかもしれません。駆け出しフリーランスで金欠気味な暮らしの足しにすべく、いざ金属の発掘に挑戦してみましょう!

ジャンクスマホを分解してみたかった

善は急げということで、早速秋葉原に古いガラケーやスマートフォンを漁りにきました。

数世代前のスマホはそのまま使える中古品として販売されているので、物理的に壊れて動作保証外になったジャンク品に的を絞って探したところ、カゴに積まれた画面バキバキのスマホたちを発見。早速購入させていただきます。

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しかし、ここで問題が発生。持ち帰ってみたのは良いのですが、そもそもスマホってどのようにバラせば良いんでしょう?

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ドライバーが刺さる穴なんて見つからないし……

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液晶パネルの外し方もわかりません。そもそもスキマさえないような……?

刃物やニッパーを使えば無理やりこじ開けられそうですが、中身のパーツも壊してしまいそう。ちょっとこれは、素人の手に負えるものではないのかもしれません。

そうなれば、やはり餅は餅屋。スマートフォンの分解を専門とする業者さんにお願いしてみるほかありません!

スマホの物理破壊サービスを使ってみよう

やってきたのは、「iPhone修理アイサポ」新宿本店。スマートフォンが発売された当初から、リペアサービスを全国で展開している株式会社ギアが運営しています。

新宿本店ではスマートフォンの修理だけではなく、スマートフォンを物理的に破砕し、完全にデータを消去する「スマホシュレッダー ZAURUS」というサービスが提供されています。

さらに、破砕後のスマートフォンから金属を精錬・抽出して再資源化しているとのことで、いろいろ詳しいお話が聞けるはず! カウンター内で業務をされていたスタッフの方にお願いしてみました。

淺野
本日はよろしくお願いします! スマートフォンを破砕して、金属を取り出して換金したいんです!
ZAURUS
なるほど、それでは早速やってみましょうか。スマホシュレッダーZAURUSではドイツ製の専用シュレッダーを使って端末を粉砕するのですが、まずは爆発の危険があるリチウムイオン電池を取り外していきます。

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淺野
おぉ、牡蠣を剥くかのように液晶がテキパキとれていく..….! 専用のヘラやピックみたいなアイテムがあるんですね。

ZAURUS
タッチパネルが外せたら、中のリチウムイオン電池も取り外し、本体だけをシュレッダーにかけていきます。

カウンターの横に鎮座する巨大なシュレッダー。

いよいよスマホを粉砕してもらいます!

淺野
うおぉ〜〜〜〜! ドキドキ!

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(バキッ.....バキッ....)

淺野
スマホが細切れになっていく...…! 破壊音は奥の方で静かにバキバキ鳴っていて、思ったよりはうるさくない印象です。
ZAURUS
お疲れ様でした。粉砕し終わったスマホがこちらです!

淺野
おぉ、見事にバラバラですね〜! たしかにこれだけ細切れになれば、データが流出する恐れもなさそうです。ところで、このジャンクiPhoneは1,200円で買ったのですが、ここから使える金属を換金するといくらになるんでしょうか?(ワクワク)
ZAURUS
う〜ん、ざっくり計算すると、大体120円くらいでしょうか。
淺野
エッ!!! 普通に赤字になってしまった..….!

???
そうなんです。個人の方が取り出そうとしても、絶対に元はとれないと思いますよ!
淺野
あ、あなたは株式会社ギアの偉い人…...!? ちょっと詳しくお話を聞かせてください!

スマホからの金属回収は、途方もない「ちりつも」だった

改めて、こちらは株式会社ギアの伊藤一彦さんです。

一攫千金の夢はあえなく破れてしまいましたが、気を取り直して、スマホ金属回収の実情を伺いましょう!

淺野
「もう少し良い値段になるかな?」と思っていたのですが、押し入れで小銭を見つけたくらいの金額で、なんというか、リアルでした。そもそも、使用済みのスマートフォンから再生・換金できる金属には、どのような種類があるのでしょうか?
伊藤さん
一般的に、スマホ本体には金・銀・プラチナ・パラジウム・銅などが使われていて、リチウムイオン電池にはコバルト・ニッケルなどが利用されています。この中でレアメタルに該当するのは、プラチナ、パラジウム、コバルト、ニッケルの4種類ですね。
淺野
今回はスマホ本体を破砕してもらいましたが、こうした金属はどこに使われているのでしょう?
伊藤さん
主に電子回路基板上で、合金として扱われています。

コバルト・ニッケル・パラジウムの写真提供:スマホシュレッダーZAURUS

淺野
なるほど、基板の合金! ほかの金属と組み合わせて使われているから、依頼にあった「取り出した実物」を直接お見せするのは難しそう...!

いわゆる「純粋な金」といった状態でスマホの中に入っているわけではないそうで……。

伊藤さん
粉砕された本体は処理業者さんに送られ、そこで特定の金属を抽出する「精錬」という作業を経て、素材別に金属として取り出されるのですが、たとえば金であれば、スマホ1台あたりに含まれている量は0.02g程度でした。フッと吹いたらなくなってしまうほどの微量なんです。
淺野
れ、0.02g? そんなにささやかな量なんですか??? 粉砕や精錬の手間と比べると、あまりにもちょびっとすぎて、なんだか割に合わない気がする……!

1円硬貨は約1gなので、0.02gというとその2/100……。

伊藤さん
それに、通常は300kg分集まらないと、精錬作業自体をお願いすることができません。
淺野
300kg分のスマホなんて個人じゃどうにもならない……!

ZAURUSさんから、リサイクルに回した金属の量と価格を見せてもらいながら、解説いただきました(写真にはボカシを入れています)。

淺野
うおぉ、貴重すぎる資料ですね……! なるほど……!
伊藤さん
もし個人で使用済みスマホの精錬をお願いできたとしても、分析や焼却、運搬などにかかる費用が差し引かれるので、1台や数台という規模では確実に赤字になりますね。

淺野
たとえばこのスマホは118gですが、こちらの表から計算すると、たしかに1台で大体120円になりました。実際はここから電池が抜かれた重さで計算されるわけですが、もし基板だけを回収できたら、1kgあたりの価格も上がりますよね?
伊藤さん
それはそうなのですが、今のペースで基板だけを300kg分集めようとすると、単純計算で60年くらいかかるという試算が出ていまして......
淺野
途方もない時間がかかってしまう、と。いろいろお話を聞いて、個人でスマホから金属を取り出して換金することの難しさはわかったのですが、ぶっちゃけた話、企業のサービスとしても割が合わなくないですか?

「外出が減ってスマホを落とさなくなった」コロナ禍で生まれた、データの完全消去サービス

伊藤さん
そうですね、金属資源の回収と再利用だけでは、収益をあげる事業にはならないです。店舗だけでは回収量にも限界がありますし。

そもそも、物理破砕によるデータ消去サービスは、コロナ禍でスマートフォンを落とす人が減ったので、修理以外のサービスを提供できないか?というところから始まったんですよ。
淺野
なるほど! たしかに外を出歩かなければ、スマートフォンを落として壊すことはなくなりますね。コロナがこんなところにも影響を与えていたとは。
伊藤さん
修理以外のニーズを考えると、家に眠っている使用済みスマホにも、クレジットカードやマイナンバーと結びつくような情報の漏洩リスクが潜んでいます。そこで、完全に復旧不可能なデータ消去方法として、シュレッダーによる物理破砕サービスの提供を始めました。目の前でシュレッダーにかけるのも、お客様に安心していただくための工夫です。

淺野
破砕後にもらえるデータ消去証明書には、総務省のガイドラインに則り、物理破砕(機密性レベル3)によるデータ消去作業を完了したと書かれています。利用者としては安心できますね。
伊藤さん
一般のお客様以外にも、たとえば警察が押収したり、捜査に利用したりするスマートフォンなど、データ漏洩のリスクが高いものに需要があると思っています。精錬作業に必要な量を集めるためにも、将来的には国や自治体との連携にも取り組んでいきたいと考えています。

あと30年で金属が枯渇!? 割に合わないけど回収する理由

伊藤さん
そうしたデータ消去のニーズとはまた別の観点として、2050年までに多くの金属が、現在の埋蔵量では使用量に追いつかなくなると見込まれています。スマホの修理事業者として、お客様の個人データ流出のリスクをなくしつつ、貴重な金属資源の再利用にも気軽に参加してほしいと考え、今のサービスのかたちになりました。
淺野
利用者としても、使わないスマホに情報漏洩のリスクがあるなら適切に処理してほしいし、それが資源の再利用につながるなら、なおさら嬉しいです。個人での処理や換金は難しそうですし……。
伊藤さん
スマホシュレッダーZAURUSを利用すれば、個人では「廃棄物」としてお金を払って処理すべき使用済みスマホが、「有価物」として扱われるようになります。サービスの料金も、データ消去にかかる費用から、バッテリーと破砕後の部品を500円で買い取った金額を引いたものとして算出されているんですよ。

伊藤さん
ちなみに、シュレッダーに入るサイズであれば、ガラケーの粉砕も受け付けています。ガラケーの基板にも貴金属やレアメタルが含まれていますが、最近の高機能化したスマホの方が使用量は多いはず。技術の進歩に合わせて金属の使用量が増えていけば、2050年よりも早い段階で、資源が使えなくなってしまうかもしれません。
淺野
スマホやガラケーに限らず、家電などにも金属資源が使われていますよね。このまま気にせずジャンジャン使っていくと、将来的に自分たちの首を絞めることになるかも….!

僕も使用済みスマホの行き先を改めて考えてみたいと思います。本日は、貴重なお話をありがとうございました!

スマホやガラケーに使われている貴金属やレアメタル。1台あたりの量は非常に少なく、取り出してみるのも困難でしたが、多くの人が再利用に回すようになれば、枯渇が予想される金属資源の未来が変わっていくかもしれません。

個人でのレアメタルの取り出しはどうにも難しく、コスト的にも割に合わなそうなので、お別れの際にはスマホシュレッダーZAURUSさんのような業者にお願いしてみるのが良さそうです。それでは、引き続き良きスマートフォンライフをお送りください!

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取材協力:スマホシュレッダーZAURUS https://sumaho-zaurus.jp/
企画・編集:人間編集部


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235 件のコメント
36 - 85 / 235
物は大切にしましょう♡
しっかりと使い切りましょう♡
色々チャレンジありがとうございます、勉強になりまーす♡
120円とは、思ったより高いと思いました。
もっと微々たるものかと…。

ところで、あんなに細かくしてもらえるとは、安心感がありますね。
処分の際にはそういうのを利用したいです。

資源にも限りがあるので、リサイクルとか以前に、同じ端末を長く使う自分は良いことをしているのだ…と自己満足しています。
スマホシュレッダー欲しいですね。
自分も気になってたこと。
よく調べてくれました。
メダルに利用したって言ってたけど、何台くらい集めたのかね?
電脳コイルの世界観!

情報漏洩の為シュレッダーですね。
チリ‥であっとしても
限りない資源、大切にしなければと思います 
機種変更の際もよーーく考えて買いたいと思います
オリンピックのメダルはいったいいくらかけて作ったんかなぁ??
貴金属をスマートフォンやPCから大量に取り出せるのならスマートフォンやPCの価格がもっと高くなる
とっても勉強になりました。
壊れたすまほが300台集まったら依頼したいと思います。
興味深く読ませていただきました(^o^)丿
個人でレアメタルの取り出しってなかなか難しいもんですね(^o^;)
3年位前に住んでいた自治体のリサイクル回収で使用済みの携帯電話から取り出しで金メダルを作ろうというのをおこなっていました。
今まで使用していた携帯電話をすべて持って行って、何か良いことをしたなぁーと思っていたのを思い出しました。
なんだか勉強になったというか、専用のシュレッダーなんてものがあったのね。
勉強になりました。
情報共有ありがとうございました。
レアメタルを取り出し、精製するところまで見たかったです。
ためになったよ~
ためになったね~
楽しい実験です。まさにレアメタルですね
勉強になりました。
ありがとうございます。
なかなか上手くいかないものですね。
正直携帯やスマホは1台レベルではゴミ以下ですが、それが100台1000台になればどうでしょうか✨きっと採取出来るメタルの量も違いますよね。でも私、思い出の端末をシュレッダーにかける覚悟はまだありませぬ💧
レアメタルの会社に勤めているので、なかなか興味深かったです!
そりゃそうだそれが出来たらみんなやってるよ。
面白い。NHK NewsWebみたいな記事だ。そういえば、某家電量販店が、1台100円でスマホやガラケーを回収してくれたけど、120円になるなら、とんとんか・・・。
スマートフォン内の希少金属の事は知っていましたが、実際に取り出す作業の詳しい内容までは知りませんでした。
大変ためになりました。
東京オリンピックの時の集めた都市鉱山によるメダルなんてこれではとても足りなかったでしょうね…
ニッケルって安物アクセサリーのイメージでしたが、
ならばケータイよりそういうものを集めたほうが早くないのかな?

少女マンガ誌の裏に格安アクセサリーの通販が(笑)
なるほど、ためになりました
ニッケルって、ステンレスの原材料でしたっけ?。排気ガス洗浄の触媒にも使われるって聞いたことあります。
(いずれも真偽のほどは未確認)。
退会済みメンバー
退会済みメンバーさん
ビギナー
👍
懐かしのガラケー50台大集合の記事を読んでしまった後なので愛着がわいてリサイクルに出せないなぁ。
嵩張る物でもないし金属としての価値も無いので懐かしむために取っておこうかな。
一攫千金、あまくないですね。
とても興味深いです。
お疲れ様でした^_^
面白い記事でした!
レアメタルという響きから高価なイメージがありましたが、
スマホにはわずか0.02gしか含まれていないことにおどろきました…
退会済みメンバー
退会済みメンバーさん
ビギナー
珍しく長い文も読んでしまいました。なかなか、儲かるいい話はないですね。ご苦労様でした。
とても面白い内容でした👍
とても面白い企画で楽しめました、ありがとうございました(๑′ω‵๑)♪
素晴らしいですね。しっかりとしたレポートで感動しました。
マイネオ様で不要スマホ回収サービスなんていかがでしょうか?
不要スマホの処分に困ってる方は多いと思いますので…
docomoの窓口に持って行くと、他社製とか契約の如何に関わらず、無料で破壊処理してもらえます。粉砕まではいかないですが、電池がとれる端末は取ったうえで万力みたいな器具でバキバキと(店によると思いますが)。電池内蔵のやつは、、、、やったことがないけど、まあ、信用できると思います。破壊証明の書類ももらえますし。
ちなみに、ワイモバではやってくれませんでした。

>> 流しのモバイル人 さん

調べたところ、ワイモバでもやってるらしいですが、私が行ったところでは断られました。店員への教育の問題だったかもしれません。
mineoで、スマホを回収するためのイベントをしてみれば・・・
イベントは、mineoで企画して下さい。(丸投げで、すいません。)
興味深く読めました!
お疲れ様でした。
参考になりました。
家中にある携帯の数がヤバい
電話帳なんやら個人情報が心配で
リサイクルに出せずにいます。
目の前でシュレッダーかけるのを確認は安心◎
やってることが大掛かりすぎる。笑い
昨年auに回収してもらいました。PCの無料回収はよく見かけますが、スマホがないのは費用対効果の問題でしょうか。
マイネオさんでも回収してくれるといいですね。これもSDGsなのかしら?
私は10代~20代半ばまで実際に回収業者に勤めてい居たことがあります。その頃は金は 1400円/g ぐらいでしたので昨今の金相場はとても高くとうとう白金以上になってしまいました。ちなみに記事でもコメントでも一台あたり「たった120円」と書かれておりますが、金鉱石を掘るよりもうんと濃度が高いんです。私が勤めていた企業は中小企業で高性能な設備はありませんが、もしシュレッダーにかけたスマートフォンから貴金属を取り出すのであれば、まずは完全に有機物を焼き尽くして炭化→灰化させた後、硼砂とソーダ灰とともに融解。鋳型に流し込むと比重の関係で底面には貴金属が沈殿し、自然冷却の後にハンマーで叩くと金属部分を取り出すことが出来ます。この段階では様々な「合金」となっているに過ぎないので、化学薬品を用いてそれぞれ単離することになります。
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