- ITガジェット
- インタビュー
- 166
- 19
- 238
2000年、当時ではめずらしい生理日管理ツールとして、サービスの提供を始めた「ルナルナ」。フィーチャー・フォン(ガラケー)の公式キャリアメニューとして登場した当初、多くの人の間では「女性の生理は隠すべきもの」といったネガティブイメージが強く、ルナルナ自体が社会的認知を獲得するのも容易ではありませんでした。
しかし2021年現在、ルナルナのアプリダウンロード数は約1700万人(2021年6月時点)。最近では性別を問わず、「パートナーと円滑なコミュニケーションを築くためのツール」として、サービスを活用する人が増えてきているといいます。
ローンチ20周年を迎えた2020年には、社会に向けて「女性が自分らしく生きることをエンパワメントしていく」というアプローチへ舵を切りました。これまでのルナルナのあゆみや新プロジェクトの背景について、運営会社であるエムティーアイの那須理紗さんに伺いました。
——改めて「ルナルナ」とは、どんなサービスなのでしょうか。
生理開始日を入力することで、次の生理日や排卵日、妊娠しやすい時期・妊娠しづらい時期を予測してくれるアプリです。メイン機能のカレンダーにはその日の体調やイベントなどを記録することもでき、長いスパンで女性の健康管理をサポートします。また「今日の指数」として、ダイエットに適した時期や体と心の状態など、女性が気になる情報をお知らせしたり、女性の体にまつわるコラムを随時更新しています。
——ルナルナがガラケーのキャリアメニューとしてサービスを開始したのが2000年。当初はどんなコンテンツを提供していたのでしょうか。
——当時、携帯電話で使える生理日管理ツールは他にはなかったんですよね。
——なかなか理解が得られない状況下でも、サービスの開発や導入を諦めなかったのはなぜですか?
——そもそも当時は、生理についてオープンに話す雰囲気がなかったですよね。
——そんな時代に、女性が自分の不調と向き合えるツールがルナルナだった、と。2010年代からはガラケーに代わってスマートフォンが台頭し、ルナルナも無料アプリとして配信されましたが、何か変化はありましたか。
——2000年代には、サービスに対して社会的な理解がなかなか得られなかったとおっしゃいましたが、その点ではいかがでしたか。
私は2013年入社なのですが、2010年代を迎えてすぐの時点では、正直社会の目線が大きく変化したという感じはなかったようですね。多くの女性がルナルナというアプリを使い始めたけれど、まだ公に言及すべきではない、と言いますか……。ただ、この時代に「妊活」というワードが登場したことは、ルナルナの機能拡充に大きく影響を及ぼしたと思います。
——なるほど、「妊活」はこの頃から話題になり始めたんですね。
——男性がルナルナをダウンロードするのは、センセーショナルだったのではないでしょうか。
——それが、妊活というムーブをきっかけに少しずつ普及するようになっていった、と。
——そう考えると、2010年代は男女ともに「相互理解を深めるためには、女性の体について情報共有が必要」という感覚が芽生え始めた年代とも言えそうですね。ルナルナ20周年にあたり、2020年に大きくブランドアップデートをされましたが、そういった潮目を意識されてのことだったのでしょうか。
——守りから攻めに転じていく、ということでしょうか。
——新しく「FEMCATION(フェムケーション)」という取り組みも始められたそうですが、詳しくお聞かせいただけますか。
——手応えはいかがですか?
——女性の体の仕組みや生きづらさについて伝えようとすると、どうしても「女性ばかりずるい」といった声が上がりますよね。SNSでもそういった論争や炎上をよく目にします。
——女性によっては、生理が原因となる避けられない不調によって、心身に余裕がなくなるケースも多々ありますよね。
——最後に、これからルナルナが目指す展望について教えてください。
ピンクの画面がまずいのです∈(゚◎゚)∋💦
有益な情報ありがとうございます。
予備知識として頂きました。
患者さんとの会話にも利用させて頂きます。
最近は男性の利用者さんもいるんですね。
毎月のものですので、パートナーの理解に繋がることはとても良いことだと思います。
今は妊活中の女性がいて応援しています。
時代とともに変わり利用しやすいアプリは良いですね。
mineoさん、ありがとうございました。