飛散量予報からアレルギーチェックまで 花粉症対策におすすめのアプリ5選

花粉情報を知る

台風の日にしっかり暴風雨対策をしたり、雨が降りそうな日に折りたたみ傘を準備したりするように、花粉や花粉症を悪化させる黄砂の飛散量に合わせて、異なる対策が必要です。

花粉をはじめ天気全般の情報をチェックしたい人に「tenki.jp」

どれくらい花粉が飛散しているかは、総合天気予報アプリを使えば、いつもの天気予報と一緒に確認できます。日本気象協会公式の天気予報専門メディア「tenki.jp」のアプリでは、「花粉情報」を1月から5月までの期間限定で配信しています。

メニューを開くと、さまざまな情報がずらり。花粉情報は、メニューの少し下のほうにある「季節情報」の中にあります。

対象となる花粉は、主にスギとヒノキ（北海道ではシラカバ）とのこと。花粉量を「飛散開始前」「少ない」「やや多い」「多い」「非常に多い」「ほぼ終了」の6段階で表示します。

地域を絞り込めば、今日明日の天気予報と合わせて飛散量を確認することも。天気予報をチェックするのと同じ操作性で、あまり迷わず使えます。

そのほか、桜の開花情報や雨雲レーダー、PM2.5分布予測など幅広い情報を配信。花粉以外の季節にもいろいろな情報をチェックしたい人におすすめです。

tenki.jp
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週間天気と花粉予報を1画面で見たい人に「週間天気予報 Sunny」
もっとシンプルに天気と花粉情報をチェックしたい人におすすめなのが、週間天気、花粉情報、天気概況の3情報を1画面で確認できるアプリ「週間天気予報 Sunny」です。

花粉情報では、1日の時間別飛散量を表示。出かける時間に合わせて、花粉量をチェックできるのが最大の魅力です。

ページを移動している途中など、広告表示が多いことが少し難点ですが、ひと目で天気と花粉量が確認できるのは、とても便利！ なによりシンプルなので、あまり多機能なアプリは苦手という人にぴったりだと感じました。

週間天気予報 Sunny
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天気、花粉量に加えて目のかゆみ注意報もチェックできる「かゆみダス」
目のかゆみが強い人におすすめしたいのが、天気や花粉量に加えて、目のかゆみ注意報もチェックできる「かゆみダス」です。今日明日の概況に加え、週間天気、花粉情報、目のかゆみ注意報の3つを1画面で見られる優れもの。

シンプルな画面構成ながら、必要な情報をひと目で見ることができます。

さらに、お薬の管理記録やアレルギー日記もつけることも。眼科へ通っている人やこれから通いたいと思っている人にとって、お医者さんと情報共有するときに役立ちそうな機能です。

眼科医検索や目の情報ポータルなどもあり、目に関する機能に特化したアプリなので、症状の中でも特に目が気になる人は、チェックしてみてください。

かゆみダス
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花粉症の計測

病院に行こうかどうか迷うときに、助けになるアプリもあります。

アレルギーやQOL度をチェックできる「アレルサーチ」
「アレルサーチ」は、目を撮影して花粉レベルを計測できるアプリ。データは個人を特定できない範囲で、順天堂大学眼科が行っている花粉症研究に役立てられます。

最初に基本情報を入力します。花粉症についてだけかと思いきや、兄弟構成や収入についてなど、かなり細かい内容！　正直、全部入れるのは想像していたより大変でした……。

実験ってこんなにもデータを取るのですね。ひとつ学びになりました。

アプリでは花粉症の症状をチェックできるほか、QOLや労働生産性についての調査もあります。

自分の花粉症のレベルがどのくらいか知るためには、まず「花粉症レベルチェック」と「QOL度チェック」のふたつを実施する必要があります。さらに「労働生産性チェック」を受けると、画面下のアイコンで花粉、PM2.5、黄砂の週間予報や自分のチェックを受けた履歴、アプリで計測した人たちによる花粉症レベル分布マップなどを見ることができます。

花粉症レベルチェック
「花粉症レベルチェック」は、スマホのカメラで目を撮影して、どれだけアレルギーがあるかチェックするもの。撮影するときは、“あっかんべー”の状態で下まぶたの裏側をガイドにあわせて表示させます。

撮影に加え、本日の症状や予防するために行ったことなど、さまざまなアンケートにも答えます。ちなみに、アプリ上に記載された所要時間は約2分。こちらも、まあまあ時間がかかります。

QOL度チェック
続いて、「QOL度チェック」を受けます。主な症状や生活に不便はないかなどのアンケートです。こちらも所要時間は2分ほど。

これらに答え終わると「今日の花粉症レポート」を見ることができます。もしかして花粉症かも……と思っている人は、自分の花粉症がどの程度なのか知るきっかけになりそうですね。

労働生産性チェック
最後に「労働生産性チェック」を受けます。所要時間は1分ほど。仕事や学業にどれくらい支障をきたしているか、数値を選んでいきます。

週間予報やレポート履歴
ここまですべてコンプリートしたら、ようやく週間予報や過去のレポート履歴、花粉症マップなどが見られるようになります。

週間予報では、花粉やPM2.5、黄砂の量を１週間分確認できます。

「花粉症マップ」では、自分の近隣に居る人たちの今日の症状ついて見ることができますよ。

アレルサーチ
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薬の服用サポート

飲み忘れてはいけないのについ飲み忘れてしまう、複雑な服用ルールがめんどくさい……そんな人を支える花粉症の薬のアプリもあります。

薬の服用を助ける「SLITサポート」
こちらは、鳥居薬品から発売されているアレルゲン免疫療法薬「シダトレン(スギ花粉症)」「シダキュア(スギ花粉症)」「ミティキュア(ダニアレルギー性鼻炎)」の服用をサポートするアプリです。

これらの薬は、舌の下に滴下したあと、そのまま2分間待って、その後飲み込む必要があります。こちらのアプリにはタイマーがついており、アプリを利用して服用することで待機時間の確認と服用記録が同時にできるんです。

2分のタイマーが作動している間に、症状記録をつけたり、ミニゲームで遊んだりすることができます。

遊んでいると、2分はあっという間に過ぎてしまいます。タイマーは音も鳴るので、ゲームに夢中になって薬の服用中だということを忘れていた……！ なんてことは、ありません。手元にタイマーがないときも、これなら安心ですね。

また、アプリで登録した症状記録を画像保存して、お医者さんへ見せることもできます。

細かな記録をつけるのが苦手な人も、このアプリを使えば、服用管理もできて一石二鳥ですね。

ちなみにパソコンからもアクセスできるので、状況に合わせて使い分けられて便利ですよ。

SLITサポート
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情報を味方にして花粉症を乗り切ろう！

今回、飛散量予報アプリは数を絞って紹介しましたが、大手の総合天気予報アプリの多くで花粉情報を配信しています。自分が一番よく使っているアプリでも花粉情報が配信されているか、チェックしてみてください。

極力情報を削ってシンプルな表示がいい、そして今日出かける時間ごとの飛散量が知りたいという人は「週間天気予報 Sunny」。シンプル好きかつ、目の症状が特に気になるという人は「かゆみダス」がおすすめです。

自分の花粉症具合がどれくらいか気になるときは「アレルサーチ」が便利です。難点は、アンケート項目が膨大なこと！　研究への協力が主たる目的なので、よりよい花粉症薬が出てくることを期待しつつ使いたいアプリです。

そして、もう花粉症になっている人で「シダトレン(スギ花粉症)」「シダキュア(スギ花粉症)」「ミティキュア(ダニアレルギー性鼻炎)」を使っている人、これから使う予定の人は、「SLITサポート」のダウンロードを忘れずに。服用記録と管理が一度にできる優れものですよ。

花粉症対策に役立つアプリは多種多様あります。自分のライフスタイルに合わせて、必要なアプリをスマホに入れてみてくださいね。