百人一首は「ぴえん」で「きゅん」な貴族のツイート!?現役女子高生と徹底討論した結果
1995年生まれ。10日間で1000企画したことで株式会社人間に入社した身長186cmの大型新人。憧れのみうらじゅんに1000枚の企画書をプレゼントして断られた。
どうも、株式会社人間の1000本プランナーこと岡シャニカマです。
突然ですが「ぴえん」という言葉をご存知でしょうか?
若者の間で頻繁に使われる言葉らしく、主にSNS投稿文の末尾に「〜だった。ぴえん」とつけるんだとか。2019年には「JC・JK流行語大賞2019」にてコトバ部門の1位を獲得したそうです。
更に『「ぴえん」のうた』という曲がYouTubeで500万回以上再生されたり、「PIEN -ぴえん-」というホラーゲームが誕生したりと、若者の間で一大ムーブメントに。
絵文字の見た目と語感から、何となく悲しいことを表現した言葉であることは分かります。
しかし、なぜこんなにも若者に愛されているのでしょうか?
おそらく他の世代が理解できない「ぴえん」ならではの魅力があるはず。
だったら私も使ってみたい!
ですが、きちんとした「意味」を理解していないで誤った使い方をすると、容易に「オッサン」の烙印を押されてしまうはず。まずは正しい「ぴえんの意味」を知ることが先決です。
そこで「ぴえん」の共通言語を作ることにしました。
最も「ぴえん」な百人一首を探そう
「ぴえんってどんな意味なの?」ということを理解する上で重要なのは何か。
それは具体的なエピソードから学ぶことではないでしょうか。
いくら辞書で「【ぴえん】悲しみを押し殺して涙ぐむ様。」とか書かれていても、情報が抽象的すぎて心情までは分かりません。具体的に「どんな心情か」まで腹落ちさせるのであれば「〜した時に感じる感情」というエピソード例が必要なのです。
そこで今回は「ぴえん」の心情を全世代に伝えられるよう、1つの共通言語として「百人一首」に焦点を当てました。
誰もが学校で習い知っている百人一首には、それぞれの歌に100通りのエピソードと詠み手の心情が書かれています。
その中で最もぴえんな歌を見つけることで、老若男女すべての人が正しく「ぴえん」が使えるようになるのです!
現役女子高生と、百人一首にゆかりの深い美術館の副館長をお呼びしました。
というわけで、京都・嵐山の「嵯峨嵐山文華館」にやってきました。
ここは「百人一首ヒストリー」という常設展を開催していて、江戸時代に作られたかるたや、藤原定家によって編集された百人一首の原本の写しまで所蔵しているんだとか。
今回はその副館長である竹本さんにご協力いただきます。
竹本さんは親の影響で3歳から小倉百人一首をはじめ、5歳で全首を暗記。小中学校時代は校内のかるた大会で優勝を総なめしていたんだとか……。そこから仕事でも百人一首に携わり続けている、まさに生粋の百人一首ファンです。
そして「正しいぴえん」を知るぴえん担当としては、現役女子高生の上田さん・山下さんのお2人に来ていただきました。
お2人とも小学校で百人一首を習ったものの「覚えさせられた」というイメージしかないようです。ただ、「ぴえん」はヘビーユーザーとのこと。
見応えのある議論になりそう……!
※事故った写真:可愛く写っていない写真
百人一首は「バズったツイート集」だった!?
「恨みわびほさぬ袖(そで)だにあるものを 恋(こひ)に朽ちなむ名こそ惜しけれ」
ついに最も「ぴえん」な歌が決まる!
「契(ちぎ)りおきしさせもが露(つゆ)を命にて あはれ今年の秋も去(い)ぬめり」
「音に聞く高師(たかし)の浜のあだ波は かけじや袖のぬれもこそすれ」
せっかくだから「ぴえん」以外の言葉も探してみよう。
「君がため惜しからざりし命さへ ながくもがなと思ひけるかな」
「あしびきの山鳥(やまどり)の尾のしだり尾の 長々し夜をひとりかも寝む」
「千早(ちはや)ぶる神代(かみよ)もきかず龍田川(たつたがは) からくれなゐに水くくるとは」
「ぴえん」の共通言語を作りたいという想いからスタートした今回の企画ですが、予想もしなかった「百人一首」の面白さに気づかされました。
言葉も古いし文学的でとっつきにくいイメージの強かった「百人一首」。しかし、その背景を聞くと、楽しんだり悲しんだりする人間の「感情」は今も昔も同じものだということが分かります。(いつの時代も自虐で「笑い」取りたいし、ムカつく出来事は嫌味っぽく暴露したいんですよね……)
「ぴえん」という最新の言葉もさることながら、800年前から現代に続く百人一首たちもまた、世代を超えて受け継がれていくべき言葉なのかもしれません。
それにしても、副館長が神ってた。
まして「ぱおん」においておや。
これが、わたくしの、、ぴ え ん 😂です。え〜ん。ぴえん〜〜。
百人一首の時代の方が現代にいきなり来ると、それこそ、、ぴえん!逆もネ😊ぴえん❣️
言葉には、時代がセットですね。
「アフリカ象が好き」しか、
思い浮かびません。(↑ヮ↑)
でも意味合いは、深いですよね。上手く現代的に使用できたら良いですね❗️
まあ「若者言葉」というのは昔からあって、某掲示板の同スレッド住民同士
しか分からない言葉なんかもあります。
一種のクローズド空間での仲間言葉というか・・・
擬態語で流行り廃りがあるのであまり目くじらを立てる事も無いですし、かと
言って真剣に解析する事も無いかと(笑)
親しい間柄を「気のおけない関係」が正式でしたが、最近では同じ意味合い
で「気のおける関係」という人々も出てきました。
結局、言葉は生き物であって多くの方々がどう取るかで大勢が決まります。
さすがにビジネス文書ではまずいとは思うのですが、それとて真逆の意味合い
で書かれているのも特に若い方に散見されます。
前後関係を読み解いた上で本人に確認すればいいので契約書以外では
目くじらを立てる事なく、やんわりと対応するようにしています
ビジネス文書ではやらかしませんでしたが、携帯のメール全盛時代に絵文字
を含めて自分も昔に通った道ですからねぇ(笑)
私的メールというのは感情を伝えにくい(怒ってるように取られかねない)側面
もあるので絵文字は特に有効でした。
流行り言葉の大元は仲間言葉でもあったりしますが、それが巨大化すると
一般語になるかと・・・
そうだったんだ。おもしろいー
でも、いい歳したオヤジの私は恥ずかしいので使えません💦
ぴえん🤣
懐かしいわ〜。
やりた〜い。
勉強になりました。(^o^)v
「ぴえん、超えてぱおん」は「それ、ぴえんで済む話とちゃうし」というかんじで使う言葉だったのですね。完全に「ぴえん」の比較級だと思っていました...σ(^_^;)
急激に安っぽく感じてしまいました…
残念
もう、ついていけません😆
ただの若者言葉の説明だったら、ふ~ん…あっそ…なだけで斜め読みでしたが、百人一首でちゃんと専門家の方と検証しているのが良かったです。
LINEやインスタでやってみてるのもおもしろい。
それにしても、副館長さんの理解と解釈のセンスがすごいです。
百人一首連動、おもしろかった。
関係ないけど蝉丸のフィギュアが見たかった😁
個人的に百人一首って、心情豊かな表現している美しさだけでなく、物凄いシュールさや皮肉が効いていると思うものが多くて、その世界感が参加した高校生に伝わっている所も企画として素晴らしいと思いました。
私の中で百人一首のぴえんは
「憂かりける 人を初瀬のやまおろしよ
はげしかれとは いのらぬものを」
だったけど、もっと切実な歌なのか、ぴえんと笑い飛ばせるのか
「アマテラスは引きこもり、紫式部は腐女子、清少納言はブログ女、紀貫之はネカマ、かぐや姫はツンデレ、聖武天皇は収集ヲタで正倉院はヲタ部屋、素敵な偉人がいっぱい!それが日本!」
というのがあったのを思い出しました(^^;)
言葉は移り変わりがあるけれど人間の本質は変わらない、ということでしょうか。
(ところで今年は学校に行く日数が少ない上に今の時期に高校3年生に企画を手伝ってもらっても大丈夫だったのかな?
ここで百人一首に目覚めた?彼女たちの今後に光あれ)
百人一首は完全に頭から無くなっていました💦
明日には、また両方頭に無いような気がします😌
おもしろネタ、楽しめました♪
ありがとうございます😊