最新ガジェットの体験型店舗「b8ta(ベータ)」で、次にきそうな“推しの商品”を聞いてきた
ライター/ウェブ編集。2001年からウェブコンテンツ業に企画・ディレクションとして携わる。2012年よりフリーライターに。女性向けコンテンツのほか、アプリ、旅行、生活、クルマ、働き方など様々な分野で執筆中。趣味は狛犬巡り。日本参道狛犬研究会会員。
2020年8月、最新ガジェットだけでなく、ライフスタイルグッズ、アパレル、コスメやIoT家電など幅広い商品が並ぶシリコンバレー発の体験型店舗「b8ta(ベータ)」が新宿と有楽町にオープンしました。店舗には日本初進出のものや、通常ではオンラインのみで販売されている商品などが並び、実際に手に取って試すことができます。
数ある商品の中で、今後注目したい商品をベータ・ジャパンのゼネラルマネージャー堀切陽介さんに紹介いただきました。
「b8ta」ってどんなお店?
今回お伺いしたのは有楽町店。店内には、最新ガジェットや癒やしのAIペット、そしてホームセンター「カインズ」の製品など幅広いラインナップが取り扱われています。b8taのコンセプトは「お客様に新しい発見と体験を届けること」。今までに出会ったことのないような商品を実際に直接触って体験できるとあって、来店している人たちも楽しそうに商品をチェックしています。
「手に取ったり、音を出したりすることが、お客様にとっての最大のメリットだと思います。例えば、カインズは都内には1店舗しかないですが、当店で体験することで、オンラインショップや店舗で購入するきっかけにもなっています」(堀切さん、以下同)
全ての商品横にタブレット端末が置いてあり、商品の情報がチェックできます。その内容は各メーカーが独自に用意するそう。
「商品の前に、どれくらいの人がきて興味を持ったかなどデータも取っています。メーカーにとっては、お客様に体感いただけるだけでなく、どのように興味を持たれたかを知る場所にもなっています」
来客側もメーカー側もメリットがたくさんの店舗。今回は有楽町店に並んだ商品のなかでも、今後注目されそうな商品を紹介してもらいました。
ライター仕事に使いたい!「Neo Smartpen」
まずは「ライターさんなら、こういったアイテムはどうでしょうか?」と、こちらのお仕事に関連する商品でグッと心をつかみに来た堀切さん。最初に紹介されたのは、紙のノートに書いた文字が、スマホやタブレットにそのまま再現される「Neo Smartpen」です。
パッと見た印象は、普通のノートとペン。ですが、ノートに文字を書き込んでみると、同時にアプリ画面にも同じ文字が表示されました。ノートに書いているので、もちろん書き心地もアナログそのもの。デジタルノートにありがちな遅延もなく、走り書きをしても問題なく再現されます。
「仕組みとしては、ノートに『Nコード』と呼ばれる特許技術による無数の点が描かれています。これをペンに搭載したカメラで読み取って、アプリで認識しているのです」
アプリを起動しながら同時に録音を行い、ノートのデータと紐付けることもできるとのこと。メモを取りながら音声データを記録できるので、我々のようなライターが行う取材のほか、会議の議事録を残す際にも活躍しそうです!
通常のノートタイプのほか、レポート用紙や手帳サイズも。用途に合わせて使い分けるのも便利でしょう。
「現在展示している『NEO SMARTPEN M1+』は、バッテリーが17時間対応と前世代のものより長持ちするようになりました」
PDF、PNGなどのファイル形式で保存でき、タグ付けもできるので後から情報を探しやすいのも特徴。ノート上部にあるメールマークにペンでチェックを入れると、アプリ上でメールにメモを添付してくれるという機能も搭載されていました。地味に便利ですね。
デジタルもアナログも、どちらのノートも使いたい人にぴったりのアイテムです。
4K映像と迫力の3Dオーディオが楽しめるホームプロジェクター「Anker Nebula Cosmos Max」
おうち時間の増加で注目度が上がっているホームプロジェクター。ご紹介いただいたのは、4K画質の映像に加えて迫力の3Dオーディオ対応のプロジェクター「Anker Nebula Cosmos Max」です。
ここなら、映像の画質だけでなく音も含めて体感できます。実際に映像と共に音を流してもらうと、遠近感も含めた臨場感たっぷりのサウンドにびっくり!
音を立体的にするためには、いくつもスピーカーを置かなければいけない……と思っていたのですが、たった1台で360度、立体的な音が部屋中に広がるという優れもの。
「4Kの画質と高音質、両方を1台で両立できているのが最大の特徴です。YouTubeやNetflixも、これで楽しめます。クラウドファンディングを行ったときは1億円の支援を達成したほど、注目されている商品ですよ」
ひとまわり小さいサイズの商品でも画質はフルHD。今後も増えていくであろう、おこもり時間のお供にいかがでしょうか。
モフモフしているだけで正義! AIペット「MOFLIN」
堀切さんは、疲れを癒やすアイテムもしっかり案内してくれました。紹介された商品のなかでも一番筆者の心をわしづかみにしたのが、AIペット「MOFLIN(もふりん)」です。
かわいい器のような寝床で、モフモフした生物がつぶらな瞳で頭をくねくね……そんな様子を見ているだけで、癒やされまくります。今すぐ持ち帰りたい!
▲MOFLINの紹介動画
手のひらに載せると、ほんのり温かい! 動きだけでなく、ぬくもりからも生き物らしさを醸し出しています。それまでのAIペットといえば、わりと固い質感のものが多かったなか、真逆をいくような柔らかさとぬくもりにノックアウト。
aiboなど他のAIペットは何十万円もするのですが、こちらは5万円以下というリーズナブルな価格も魅力。会話能力や個性はいらない。とにかく、癒やしてくれる存在として、そばにいるだけでいい。そんな気持ちにさせてくれるAIペットでした。
しつこいようですが、本当に欲しい……!
全身スキャンでぴったりのジーンズが作れる「STAMP SCAN BOX」
店舗内で異彩を放っていたのは、隅に置かれた謎のボックス。これは何だろうと思ったら「STAMP SCAN BOX」というもの。
「全身をスキャンして3Dのボディデータを作ることができます。それをもとに、身体に合ったジーンズをLINEで発注できるというアイテムです」
有楽町店では予約、もしくは店頭での当日受付で利用可能です。現在作れるアイテムは、ジーンズのみ。将来的に対応アイテムを増やしていく予定なのだとか。
ちなみにスキャンされたデータを見せてもらったのですが、かなり精密にボディラインを読み取っていることがわかる3D画像。絶対、ダイエットしてから挑戦したいと思った筆者でした。
このアイテムを利用するためのダイエット。ひとつの目標になりますね。
ただの絵画かと思いきや……!?「Meural Canvas Ⅱ」
「STAMP SCAN BOX」の横に絵が飾ってあるな~と思ったら、ただの絵画ではありませんでした。こちらは「Meural Canvas Ⅱ」というスマートキャンバスです。
「ただ絵を飾るだけではなく、端末に保存された絵画データを自由に切り替えることができるスマートキャンバスです。トゥルーアートテクノロジーという技術で、本物の絵画のような質感が楽しめます」
▲キャンパスの白い部分の上で左右に手を動かすと、絵を切り替えることができる
しかも静止画だけでなく動画を流すこともできます。動画になった瞬間、それまで絵画だった画面が、ディスプレイにみえるから不思議です。
「世界中から集められた100点のサンプル画像のほかに、自分で撮影した写真なども表示でき、さらに有料のメンバーシップに加入すれば3万点以上の絵画が楽しめる拡張性が高いキャンバスです」
季節ごとに絵を変えたいという人にとってはお得なアイテムになるのかも?
カインズのアイデア商品も体験!
23区では江東区にしかない「カインズ」。都内在住だと実際のお店より、CMのイメージが強い人も多いでしょう。かく言う筆者自身も、このコーナーを訪れるまで、そんな一人でした。
「カインズの、暮らしに役立つ商品が体験できるコーナーもあります。例えば、このハンガーは引っ張っても洗濯ばさみ部分にローラーが付いているので衣服が傷まないんです」
おおー! それは忙しい人にとってうれしいアイデア商品ですね。
そのほかにも、置くだけで箸先が浮く菜箸やスパッと切れるラップケースなど、見た目も機能性も優れた商品がいっぱい。今までカインズがない世界で生きてきたのがもったいない……と、感じるほどでした。
「都内ではお店がほぼないので、ここで試してオンラインで購入する方もいます。性能や品質に対して、手に取りやすい価格なのも魅力です」
ガジェット以外にもこんな出会いがあるとは! カインズホームを利用したことがない人も、ここで商品を知れば一気にファンになりそうですね。意外なお店の一面でした。
今後は「伝統工芸品なども扱いたい」
現在はデジタルガジェットを中心とした品ぞろえになっていますが、今後については「日本の伝統工芸品など、日本のものづくりの技術を生かした商品なども取り扱いしていきたい」と堀切さんは話します。
「伝統工芸品は、なかなか実物を手に取る機会がありません。でも、見て触らないとわからないこともあります。また日本だけでなく、海外の商品も含めて増えていったら、より楽しんでいただける場になると思います」
現在、b8taは有楽町店と新宿マルイ本店の2店舗。ぜひ、これまで目にしたことがない体験を楽しみに訪れてみてください。
(編集:ノオト)
ネットだとどうしても限界ありますもんね
行ってみたくなりました
新しい体験は次へのエネルギーになります。
先端的な、様々なジャンルの、商品を体感できる場所、常設の場所ができたんだ!!
ハッピー、エンジョイ!
幕張や横浜などの展示場の、企業の自信と不安、来場者の期待が半端無くみなぎる空間も良いけれど、、、。
カインズでの実績に手応えが有れば、あっという間に全国展開?かな
ハッピー^_^
有楽町まではとてもいけませんが、とってもステキなお店ですね!
関西にもあれば、是非是非行きたいでーす。
SmartPenも、一日中遊べそうで、欲しくないました!!
Moflinも一匹ほしいなあ(たぶん、家族のようにずっといっしょにいると思います!!)
スタッフ堀切さんは、こんなにガジェット詳しいなんて、イメージと大違いなので驚きました(笑)(褒めているつもりなのですが.....!!!)
興味深い取材、本当にお疲れ様でした!!
また、面白いブログに期待してお待ちしていますよ!!
PS.皆さんもいっしょにゆずるねに参加して、居心地の良いmineoライフをいっしょにエンジョイしませんか!!
他府県にもこんなお店ないのかな?
東京以外でも展開してほしい!
いいですね〜
アイボやお話してくれるロボットが欲しいと思っていましたが、言葉は要らない、感触も癒やしに。
無敵過ぎます(。•̀ᴗ-)✧
カインズホームって
コーナンとかニトリみたいな
大きなホームセンターだし
まぁまぁメジャーなのかと思ってた…
こういう先進的な店舗、行きたくてもだいたい都会で残念!てなるんですよね。VRとかで訪問、なんてできたら地方との格差が解消されてよさそうだよなぁとか思ってみたり^^
無人でスキャンから購入までできるなんて、今のコロナ禍にぴったり!
また、冬が近づき感染者増えてきているので、こーゆーのがどんどん増えてコロナに負けない社会になることを期待してます。
ここだけで数時間はいれそう☺
プロジェクターと額縁とモフリンがほしい!
3Dボディスキャナーは体験したことありますが、客観の破壊力に打ちのめされます。
服もさることながら、足をスキャンして靴選びに使うのが当たり前に早くなってほしいです。
便利そう
そのまま忘れてしまってました。
是非行ってみたい😄
ありがとうございました。
ぜひ足を運んでみたい!
欲しいけどもしうちに来たら…
0歳の娘がはむはむヨダレまみれにし、そのあと気づいたら犬が持っていって瞬殺だろうな…