スタッフブログ

10月のネットワーク状況について

サムネイル.png

マイネ王 運営事務局の唐揚げマヨネーズです。
定例の10月のネットワーク状況報告ですが、定例の報告と10月はラグビーワールドカップの影響でいつもと異なるトラフィックが発生したため、そちらを公開しようと思います。
今回も定例報告は、「Webページ表示完了時間」を測定し、箱ひげ図を用いて通信品質をお伝えします。

〜 本文は省略されました 〜

ベルりんさんのコメント

2019-12-02_12h26_06.png

残念ながらmineoは混雑時の回線品質が悪すぎます。
それは、単にPOIの帯域が小さく、トラフィックが多いからという訳ではないように思います。
上記は、MINEO(Dプラン)の回線で、平日昼間の12時半頃に、packet lossもはかれるサイトで測定したものです。
PCにUSBをつないで、wifiなどの影響を極力排除しました。
再混雑時間帯にもかかわらず、downloadは1.48Mbpsでているので、youtubeの動画なども中画質でそこそこ見れるのですが、packet lossがひどすぎます。帯域が1.48Mbpsも出ているのにパケットロスが9.5%は異常です。
最適化はONですが、ペーシングなどの制御が甘いのではないでしょうか?
このテストも、再混雑時間帯に行うとdownloadが1Mbps以上出ているときでも、はほとんどエラーになります。
webサイトのアクセスもエラーになったり、画像だけ表示されなかったりします。
しかし、そのときでもYoutubeなどの動画はそこそこ見れるのです。みなさんもいちど混雑時にyoutubeの動画を見てみてください。よほど混雑していなければ、低画質などはそこそこみられます。
それは、QUICというエラー訂正のあるプロトコルであれば、多少のパケットロスは再送なしで通信できているからと思われます。
GmailなどのGoogleのサイトをChromeで見ているときもQUICが使われるので、そこそこ使えます。

しかし、インターネット通信の中心はTCPであり、IIJはTCPのパケットロスに対して様々な対策をしています。
https://www.itmedia.co.jp/mobile/articles/1707/24/news123.html
MINEOも最適化はしているのでしょうが、スループット(download速度)だけでなく、今一度回線の品質に考えてみてほしいと思います。