何を求めているかが問われそうな端末。
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総合評価
格安のSIMフリースマホを買うときに何を重視するのか、それが如実に現れそうな端末です。
筐体は小ぶりで軽量、カラーリングはお洒落、性能はエントリークラス、SIMは2枚ともLTEに対応。
SNSやLINEが主要用途で時々メモ代わりに写真を撮る、そんな人が安くて綺麗な色のスマホが欲しいっていうなら最有力候補でしょう。
でも派手なビジュアルがぐいぐい動くゲームをやりまくる人だったら止めたほうがいいです。CPUも液晶もそこまでのパワーはありません。
SIMは2枚挿せますが、どちらのスロットもLTE通信が可能な仕様になっています(同時待受は不可)
格安SIMを2枚挿してデータ通信たくさん使ったりテザリングしてルータ代わりに使うのなら向いているでしょう。
さて、困ったちゃんポイントをいくつか挙げてみましょうか。
メニューに日本語じゃない部分が残ってます。
電源長押しで表示される「再起動」が「reboot」になってるというのは石野純也氏のインプレッションでも触れられてますが、他にも設定画面で深い階層に進んでいくと日本語訳されていない項目がゾロゾロ出てきます。
はっきり言って初心者には優しくありません。初心者がそんな細かい設定をするかどうかは分かりませんが。
個体差の可能性もありますが、何かアプリを起動させるとGooglePlay開発者サービスアプリが更新を要求してきて動きを止めてしまいます。
最新状態にしているのにどうして更新を要求するのか……この場合悪いのは端末ではなくてアプリであるでしょうけれど念のため。
細かいことを気にしない、この色が気に入った、LTE2枚挿しキター!、そんな人に向いている印象が強い端末です。
ただメイン端末として使うには非力ですので2台目需要、サブ機くらいが落ち着くポジションだと思います。
UPQのチャレンジ精神を応援したいという場合でも選択肢になる……かな?
ところで後継機であるA02はいつ発売されるのやら……。
発売予告の5月はとっくに過ぎているのに何のアナウンスもない(汗)
ちょっと忘れていたので付け足しを。
海外メーカー製品にはよくあるパターンですが、着信/充電ランプがありません。
どれくらい充電できているか、目を離している間に着信がなかったかを確かめるにはディスプレイを点灯させるしか方法がありません。
ナビゲーションキーもバックライトはありません。
暗い場所で使う場合には手探りでキーを触ることになりますので、スマホ初心者だと慣れが必要かもしれません。
もうひとつ、同梱されている液晶保護フィルムはサイズが合っているかわりに滑り具合が少々良くないです。
妙に引っ掛かったりツルッと滑ってしまったりと、指の湿り気や皮脂量で操作性が変わってしまうので注意したほうがよいですね。
価格
15000円前後でLTESIMを2枚挿せるスマホが買えるというのはかなりお得だと思います。
デザイン・大きさ
スマホと聞いて思い描く平均的なデザインでしょう。凹凸の少ない角の丸まった持ちやすい端末です。カラーリングはこの端末一番の見せどころです。
操作性・使いやすさ
テンキー入力ですと最下段の下フリックができません(液晶からはみ出ることになる)。0や~、…はフリック入力ではなく連打して打ち込みましょう。
バッテリー
容量を考えれば相応な持ち時間だと思います。