京セラ端末のアクの強さが発揮されたスマホ
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通信キャリア
Y!mobile
総合評価
PHSとケータイ、二つの番号が入ってる変態端末。
しかしそれを除けばミドルレンジスペックのやや癖の強いスマホ。
メモリもプロセッサもそこそこの性能があるので重たいアプリを複数起動させたりしなければ頑張って処理してくれます。
通話はPHS回線だと本当に綺麗な音でできます。スマートソニックレシーバーも聞き取りにくさはありません。
カメラやワンセグ周りも普段使いで不満を覚える部分はないですね。
Y!mobileから発売されている京セラ製スマホでいわゆる「全部入り」なのはこのDIGNO DUAL2だけだったりします。
ではここからは良くない点を幾つか。
DIGNO DUAL2というよりフィーチャーフォン時代からの京セラ端末全部の特性ですが、ストレージへのアクセス速度が目茶苦茶に遅いです。プリセットのファイルマネージャーアプリはタバコ一本吸い終わってもSDカードの画像が表示されないなんてザラです。京セラ製スマホを使うのなら自分で使い易いファイルマネージャーアプリを入れないとやってられません。
関連しているのかもしれませんがSDカードの挿入取り出しを頻繁に行うと認識がうまくいかなくなるトラブルが起きます。
画面点灯→ロック解除の際に液晶にタッチすると、認識がはっきりできない場合があります。パターン設定していると最初のツータッチくらいは誤認識したりします。
搭載しているアンテナが多すぎるせいか3G/4Gのアンテナの起動がちょっと遅れる時があります。起動してしまえば電波の掴みは良好です。
PHS番号はSIMカードではなく端末に直接書き込むシステムのためなのか持ち込みでの契約・機種変更ができません。
PHSかケータイどちらかだけでの契約もできません。
既にキャリアでの発売も契約受付も終わっているので幻の珍獣扱いされるようになるのは必至でしょうね。
京セラ端末の癖の強さを気にしない、操作も通信速度もちょっとのんびりしていても気にしないような性格の人なら性に合うかもしれません。
価格
契約プラン次第ではMVNO並みの料金で済むのでコスパは良いと思います。
デザイン・大きさ
「スマホ」と言われて大多数が想像する平均的なデザインでしょう。可もなく不可もなく……。
操作性・使いやすさ
スクリーンオンキーのメニューだけが小さいのでちょっと不便です。
バッテリー
電源をonした後はデータスキャンなどをしているせいか猛烈な勢いでバッテリーを消耗します。またその時の発熱もかなりのものです。
電源のon offは余裕のあるときだけにするなど工夫が必要でしょう。