ちょっと特殊なバランスの変わり種
レビューする 端末
通信キャリア
OCN モバイル ONE
総合評価
gooのキャンペーン初日に購入、また防水じゃない機種を買ってしまった(苦笑
WikoのView primeのOEM品(というかモデル名表記からして隠す気皆無…)の18:9液晶機です。
DSDS対応かつ、DSDS状態でもmicroSDが使える事を売り込んでいますが、LTE+W-CDMAなのでauの3G契約SIMやLTE専用MVNOとLTE通信のSIMの組合せはできません。
また、au系のSIMはVoLTE専用かつ、データ通信をau系SIM側にしておかないとVoLTEが使えない(つまり何もできない)ので、実質au系MVNOのVoLTE SIM+Docomoの3G契約の通話SIMとか、LTE契約のMVNO SIM二枚を必要に応じて切替えて使用といった用途が適していると思います。
※以降追記予定
価格
OCN/gooのキャンペーン特価で入手したため、なんと本体三千円弱、OCNのSIMカード発行料金入れても六千円程度でした。契約期間は最低半年(正確には7か月目から違約金がかからず、最初一か月は無課金)なのでそのコストを入れても1400*6(OCN固定網契約で200/月の値引き)で+八千円強、全て足しても一万五千円くらいで半年間の通信まで付いてくるという太っ腹ぶり。
この価格であれば明らかに買いの一択ですが、定価ベースでも2018年初頭基準で二万円くらいならまあ問題ないレベルだと思います。OCNとバンドルなら2018年4月現在で二万円弱といったところで入手できると思いますのでまあこんなものかと。
デザイン・大きさ
5.7"画面と、数字だけを見るとファブレットの領域に近い機種ですが、重さはともかく18:9画面のおかげで幅は一般的な5"級スマホとあまり変わりません。
一方で長さ(高さ)は相当にあるため、これをスーツやシャツの胸ポケットに入れると大抵はみ出ます(苦笑)
また、電池パック固定型の為筐体はガラス版をコの字型アルミパネルで覆って両端をプラスチックで塞いだような感じです、個人的にはサイズに比べてちょっと薄すぎてバランスが悪いとは思います(カメラの出っ張り部の1mm分全体が厚くなっても良いからその分バッテリを増やすかバッテリ交換式にしてほしかった)
操作スイッチはすべて右側面上側で、電源キーはギザギザ加工している親切設計…なのですが、肝心の番所の関係でちょっと手が届きにくいかな、指紋センサは背面カメラ部直下に丸型のタッチ式を設置、ホームキー等は画面内表示タイプで残念な事にストラップホールはありません。イヤホンジャックは上面左側、充電は本体下部中央のmicroUSB-Bコネクタから(Cコネクタにしてほしかった…)
なお、防水端末ではないので当然耐水性はほぼ期待ゼロ、コネクタも筐体の部品の境目も防水は一切考慮されていません。
極めて残念な事に2.5Dガラスで、しかも画面部分の四隅が丸まっているため、厳密に言えば四隅のピクセルが見えませんorz
操作性・使いやすさ
デザインの項にて触れたとおり、サイズ(主に縦)とボタン配置のため、操作性は良いとは言えませんが、格安機にありがちなタッチずれや不感はあまりなく、致命的に持ちにくいという程ではありません。しかし、ストラップホールを用意するかもう少し厚めの筐体にした方がはるかにホールド性は良くなるでしょう。
付属のTPUケースを付けた方が個人的にはホールド性は良いと思いますが、どうせ付属にするならここにストラップホールを設けるとかできなかったのかちょっと疑問。あとこのケースを付けると折角の電源キー表面のギザギザ加工が分らない(苦笑
また、一部のアプリで(原因が機器側かアプリ側かはっきりしませんが)ソフトキーがアプリの表示領域の一部に被ったままになってしまい、捜査に支障を来すことがありました(koboのクライアントアプリは特に致命的、但し画面を回転させる操作を併用で回避は可能)他のスマホでは再現しないので機器側の問題である可能性が大きいとは思います、全般に作り込みは格安機以上大手メーカ以下という印象です。
バッテリー
DSDS運用でも普通に使って一日は持つと思いますので、特に問題は無いでしょう。但し残念な事にバッテリは固定内蔵式です(下位機種のViewは取り外し式なのに…)
容量としては3000mAhなので、5.7"画面とDSDS対応、SD430;4GB RAM+64GBストレージのスペックから考えると少し小さ目という印象です、どうせ固定式にするならあと数ミリ厚くしてでも3600mAh程度は欲しい所ですが、画面解像度の事もあってか容量の割には持っていると思います。