処理性能も高いタフネススマホ
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総合評価
タフネススマホ(Rugged phone)といえば、エントリークラスのSoCを使って画面解像度もHD+どまりな機種が多い中で、Cubot KingKong X ProはSoCがDimensity 8200(Antutuスコア90万点前後)、画面解像度もFHD+とミドルスペックを誇るスマホです。
タフネススマホなので、バッテリ容量は10200mAhの大容量、防水防塵もIP68/IP69K、さらにMIL-STD-810Hで耐衝撃性も保証されています。少々手荒な扱いをしても問題はありません。一応、私はスマホリングを取り付ける目的でTPUクリアケースを付けて使用していますが、無くても問題無いと思います。
ただ、バッテリは大容量ですが、SoCの消費電力が大きいせいか、思ったより早く減ります。それでも、音楽を聴く、ブラウジングする、軽い2Dゲームをする、などで1日使っても50%ぐらいは残ってるので、普通のスマホよりはバッテリ持ちは良いと思います。その代わり、スマホ重量は400gぐらいあり、ずっしりした重量感があります。片手で操作してると結構疲れます。
私は重いゲームをしないので、どこまで3Dゲームが快適に遊べるかはわかりませんが、アズールレーンやジョジョの奇妙な冒険オラオラオーバードライブは快適に遊べています。
他のCubot KingKong X Proで特徴的なのは、背面ディスプレイとマルチファンクションボタンでしょう。背面ディスプレイには、時刻、コンパス、カメラコントロール、音楽コントロール、バッテリ残量、アプリメッセージを表示できます。音楽コントロールが私にとっては便利な機能で、曲の早送りなどは本体画面ではなく、背面ディスプレイで行っています。いわば、簡易的なスマートウォッチのような使い勝手です。また、マルチファンクションボタンには、ワンクリック、ダブルクリック、長押し、のそれぞれにスクリーンショットなどの機能やアプリ起動を割り当てられて便利です。ただ、ワンクリックはふとしたはずみでボタンを押してしまうことがあるので、割り当てないほうがストレス溜まらないかもしれません。
AliExpressでグローバル版を買いましたが、外箱に技適マークが付いていたので安心して日本国内でも使えます。あくまでグローバル版を買ったときの話なのでそこは注意してください。AliExpressでの価格は4万円±3千円ぐらいで売られてることが多いです。アマゾンでも売ってたと思いますが、こちらは5万円以上してます。時間がかかっても安く、という場合はAliExpressで、安心な取引をしたい、という場合はアマゾンで、買うのが良いのではないでしょうか。
povo2.0の物理SIMを挿して使っていますが、5Gエリアではちゃんと5Gになってくれますし、問題はありません。eSIMは非対応なのでご注意を。
あと、おサイフケータイ(NFC F)には対応してません。NFC(NFC A/B)には対応しています。ということで、Suicaは使えませんが、ジハンピは使えます。
総合的に見て、私は満足して使っています。おサイフケータイが無いので、私の場合はメイン機にはできませんでしたが、サブ機として愛用しております。欠点はあるものの処理性能の高いタフネススマホとしては頭抜けている印象なので、そんなスマホを探している人には良い選択肢となるでしょう。
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