HPad1のレビュー

円満な日用品タブレット

レビューする 端末

HPad1
HEADWOLF
HPad1

総合評価

4.0

HPad1には2022年版(T618、Android 11)と2023年版(T616、Android 12)があるようです。こちらは2022年版の感想です。

一言で言うと「ひと通り揃った円満性能なタブレット」。

・T618の性能はRedmi Pad SE 8.7のHelio G85相当。高性能ではありませんが、日常用途で不満は感じません
・安心のRAM 8GB
・LTEデュアルSIM
・2K(2000x1200)ディスプレイ
・クアッドスピーカー
・7000mAhバッテリー・PD 18W充電
・顔認証
・薄型金属筐体で比較的軽量(本体462g)

と穴の少ない構成で、多くの人にとって十分なものだと思います。Widevine L3とイヤホンジャックなしは人によっては気になるかも。

重箱の隅をつついていくと
・Android 11のUIはタブレットではかゆいところにちょこっと手が届かない感じ
・VoLTEが使えない(有効化も難しそう)。データ通信専用と考えるのが無難
・どうやらexFAT非対応。64GB以上のSDカード(SDXC)はFAT32でフォーマットし直す必要がある
・Wifiローミング積極性が低め。一度つかんだWifiは弱くなってもなかなか放さない
・横置きで右上面にボタンが並ぶレアな配置(左上面か側面にある機種が多い)なのでケースの選択肢がかなり限られる

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以下はもの好きな方向きの情報です。

・VoLTEはソフトウェア的に封じられてる?エンジニアモード内に「VOLTE ENABLE」や「VOLTE WHITELIST ENABLE」の項目がありません。「Pixel IMS」を使うとプロヴィジョニング有効にはできますが、それでもIMS「登録済」までいきません

・UNISOC機はブートローダーを開けるのにキーが必要らしく、基本無理そう。ただ「機種によっては可能」な限定的手法は見かけるので試してみました。結果・・Hovatekで解説されているやり方(デバイスの「identifier token」とUNISOCのサンプルキーで解除するもの。要LINUX環境)が有効でした。

さっそくDSU SideloaderでGSIを試しましたが、LineageもAOSP (phhパッチ)も起動せずGoogle GSIすらダメ。DSU LoaderのGoogle GSIは起動したものの、確保されるストレージが8GBではホントにお試しどまり。ストックROMなしでこれ以上踏み込む勇気もなく、あきらめて再ロックしました。

挑戦される方のために注意点を。
1.「Wipe User Data..」が始まってからアンロック完了まで10-15分ほどかかります。焦らず待ちましょう
2.解除後は「fastboot mode」に行っても10秒くらいで勝手に再起動してしまう状態になります。のんびりコマンドを打ってると間に合いません。「fastbootd」は普通に止まっててくれるのですが

価格

3.0

中古購入なので評価なし

デザイン・大きさ

5.0

12インチでは大きすぎ、8インチならスマホでいいやと思う自分にはこれくらいのサイズが合っている

操作性・使いやすさ

4.0

ほぼAOSPなので便利機能もなければ余計な機能もなし
Material Youに慣れてしまうと、デザインの粗削りさは感じる

バッテリー

4.0

PD18W充電なのはとてもありがたい
放っておけばほとんど減らないけど使うとモリモリ減る・・一昔前のMediatek機みたい


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