【アンバサダーレビュー】Xiaomi Mi 11 Lite 5G

2021.09.16 16:19

アオリイカ0614さん

Gマスター

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Xiaomi

Mi 11 Lite 5G

通信キャリア

mineo(全般)

総合評価

4.0

今回レビューさせていただくのは、運営さんから2週間ほどお借りした Xiaomi Mi 11 Lite 5G です。
コロナ禍で実際に端末に触れることが難しい方の購入の参考になると幸いです。

思ったより長くなってしまったので結論から言うと薄くて軽い端末が欲しい方でゲームをしないなら非常におすすめな機種です。

【スペック概要】
Android　　11(MIUI12)
SoC　　　　Snapdragon 780G
ストレージ　128GB
メモリ　　　6GB
画面サイズ　6.55インチ
重量　　　　159g
バッテリー　4250mAh
カメラ　　　（リア）メイン,広角,マクロ
　　　　　　（フロント）メイン
付属品　　　急速充電器、ケーブル、usb c-　　　　　　
　　　　　　3.5mmイヤホン変換コネクタ、
　　　　　　simピン,TPUケース
その他機能　指紋認証,microSD,おサイフケータイ
　　　　　 ,急速充電,防滴防塵(IP5X)

マイネオ端末ページ
https://mineo.jp/device/smartphone/mi-11-lite-5g/
価格は40,920円となっています。

Mi 11 Lite 5Gのココがすごい！
・有機ELを採用した鮮やかで表現力豊かなディスプレイ
・90Hz対応ですべての動作がヌルヌルに
・薄くて軽い
・数年前のフラッグシップモデルを凌ぐCPU性能
・5G対応
・おサイフケータイ対応
・最大1TBのmicroSDカード対応
・33Wの急速充電対応充電器が付属
・GPSの捕捉精度が高い

Mi 11 Lite 5Gのココがダメ！
・異常にに低いゲーム性能
・誇張気味な色彩のカメラ
・2段の出っ張りがあるカメラ
・（人によりますが）癖のあるMIUI
・発熱が多いSoC
・排他仕様のFeliCaとNFC決済

最初にバッテリーについてです。個人的な感想としては動画などのコンテンツは長時間再生でき、ブラウジングなどの負荷がかかる操作をすると相応にバッテリーが減る印象です。
アイドル時のバッテリー消費は際立って優秀で、1時間あたり0.5%しか消費しません。MIUIの優れた電力管理のおかげです。
実測値としては、Wi-Fi,Bluetooth,GPSオン輝度100%の状態でYouTubeの連続再生時間が9時間50分でした。動画の再生時間としては優秀な部類です。

【悪い点】
・ゲーム性能が低すぎる
ゲーム性能がものすごい低いです。
3Dを用いたゲームをする方は買ってはいけません。絶対にです。
よく、端末のスペックを図る指標としてantutuベンチマークが用いられることがありますが、この端末はGPU（ゲームを処理する頭脳のようなもの）のスコアが他のハイエンド端末と同じくらい高いのに3Dゲームはカックカクの発熱しまくりでまともに遊べません。
今後のソフトウエアアップデートで改善されるかもしれませんがこのレビューを投稿した時点では高いスペックをを要求するゲームは全くできないと考えておいたほうがいいです。また、全てのゲームで普通の端末以上に発熱するのでゲーム時のバッテリー持ちは期待できません。

参考までにゲームの検証結果を載せておきます。
MIUIバージョン：12.5.4.0

原神：ロードに異常に時間がかかる（3分以上）。低設定でも戦闘時にはFPSが一桁台になる。ミッションなどの画面遷移時に固まる
ゲームのロード中に温度警告が表示されるほど発熱する

World of Tanks Blitz：ロードに時間がかかる時がある　読み込みが終われば中設定で60FPS前後ををキープできるが時々画面が固まり操作不能になる。

にゃんこ大戦争：普通に遊べる

Pokémon GO：普通に遊べる一度だけ砂嵐のような画面になった。

パズドラ：操作に多少の遅延を感じるものの普通に遊べる

WarRobots：戦闘時など炎のエフェクトが多いときにカクつく。発熱時にFPSが極端に低下する。

antutuベンチマークのGPUスコアは16万点を超えているのにカクつくゲームが多いのは残念でなりません。

・おサイフケータイとNFC決済の排他仕様
なぜかこの端末は、おサイフケータイとNFC決済（VisaPayWaveなどの決済方法）を同時に利用できません。
つまりコンビニでクレジットカードとしてNFC決済を利用して、そのままSuicaで電車に乗るという事はできないということです。
おサイフケータイとNFC決済の機能を切り替えるには、逐一設定を開いて、深い階層にある設定を切り替えなくてはなりません。
これに関しては簡単に切り替えができるショートカットなども用意されていませんのでどちらか片方のみを使うといった想定なのでしょう。
ちなみにこれは不具合ではなく仕様だそうです。

・カメラ
薄い端末の弊害なのか、カメラの出っ張りが2段になっています。ケースなどで対策をしないとカメラを下にしておいたときにガタガタします。
肝心の画質は、明るい部屋や屋外などでは解像感も高く細かいディデールも表現できているように感じます。
ただ色彩が強調されすぎています。色が鮮やかすぎるため被写体によっては不自然に感じることがあります。
最初はAIモードの仕業だと思っていたのですがAIモードをオフにしても色が濃くなりすぎる現象は改善されなかったので画像処理ソフトウエアの仕様ということなのでしょう。
夜景モードは、ぱっとしない印象です。暗所はノイズが乗り気味でディテールの描画が甘々です。全体を見てもぼやっとした感じが拭えないので夜景モードはあくまでおまけ程度に考えておいたほうが良いでしょう。

総評
ゲームのスペックが低いのが玉にキズですが、それでも4万円台という本体価格ながら、薄くて軽く、5G，おサイフケータイに対応したスマートフォンとしては非常に優秀です。
大画面化の流れでどんどんと重くなるスマホにうんざりしている方、おサイフケータイを使いたいけど端末選びで迷ってる方、そんなにスマホを使わないのに高いスマホを買いたくない方などにおすすめできる端末となっています。

価格

5.0

デザイン・大きさ

5.0

操作性・使いやすさ

3.0

バッテリー

4.0