らくらくスマートフォン me F-01L docomoのレビュー

液晶は有機EL搭載で液晶表示不良の原因に(注意喚起レビュー)

レビューする 端末

らくらくスマートフォン me F-01L docomo
FUJITSU
らくらくスマートフォン me F-01L docomo

通信キャリア

docomo

サブ通信キャリア

mineo(docomo)

総合評価

2.0

この頃、富士通のらくらくスマートフォン沼にはまり、中古端末を手に入れ、いろいろ検証しているのですが、

富士通から発売されているスマートフォンで液晶画面に用いられる「有機EL搭載型」端末は、液晶表示不良を好発する傾向にあります。

これまでも、らくらくスマートフォンシリーズは有機EL搭載でしたが、過去の機種はバッテリを脱着できる仕様で、厚みもあり、頑丈で液晶表示不良よりも、タッチ切れを好発しておりました。

ドコモから2019年2月15日発売された、比較的新しい『らくらくスマートフォンme(F-01L)』のジャンク品をただ同然で手に入れることができました。

落下したら、タッチは反応するが画面表示されないというもの。多分修理見積もりから修理せずに戻ってきたのでしょう、養生シートが貼り付けられたままでした。

落下痕も見受けられず、そのままだと新品同様としても疑いなく信じてしまうほどに外装には傷はありませんでした。

分解してよく観察してみると、液晶内部に「スジ」が薄く入っていました。

富士通の公式HPで確認するとやはり有機ELが採用されていました。

F-01Lはらくらくスマートフォン初の、バッテリ内蔵型で外部接続端子(充電端子)もTYPE Cでキャップレス。

もれなく付属していた、あの「卓上充電ホルダー」も付属しておりません。
(自室に数個は確実にあるけど、どこかにしまっていて、いざ使おうとすると見つからない、あの卓上充電ホルダーです)

大きな特徴は、本体幅が薄いこと。液晶面からみると、らくらくスマートフォンとは思えないスマートさw

しかも構造は3層になっていてリアカバーは粘着テープで接着されており、剥がすとバッテリとワンセグアンテナを取り外せる仕様でした。

消耗品であるバッテリーや伸縮するワンセグアンテナの交換を簡単に行えるようにワザとそうしているのでしょう。

機能面は誠に優れています。花の画像を撮影すると、その花の名前を検索して教えてくれたり、多彩な機能を分厚いA4サイズの活用本で解説しており、その活用本も希望すれば、手に入れることができます。

しかしながら、どんな故障であっても、画面が完全にブラックアウトするようではデーターの転送(大切な画像や連絡先等)が困難で、不可能と言ってもいいでしょう。

撮影した画像は定期的にGoogleフォトにバックアップを取っていても、突然の故障ではままなりません。

液晶ディスプレイは任意の有償補償サービスに加入していなければ、新しい端末を購入するほうが安価だったりすることもあります。

話は変わりますが、4G LTE黎明期にその仕様端末として、mineoからも発売された国内SIMフリー、富士通のarrows M02。

いろんな意味で名機だと私個人は今でも思っていますが、落としただけで、画面表示されず、修理の見積もり金額は、先に記載した通り、型落ちのハイスペックのスマートフォンを購入した方が安い程でした。

実はM02にも、有機ELが採用されていて、タッチする表面のガラスはMIL規格(米軍が定めるもので過酷な環境でも故障せず、性能を発揮できる規格、F-01Lも採用されています)なのですが、その次の有機EL液晶が簡単に割れてしまうのが原因でした。

後継機のM03,M04はIPS(TFT)液晶の採用となり、表面ガラスが割れてもタッチ可能で、液晶も表示不良にならないものになりました。

5G新通信規格が本格的に普及してもらくらくスマートフォンシリーズは発売され続けるでしょう。

富士通の採用している有機ELはもろいものです。

逆にarrows Mシリーズの最新端末のarrows M05のほうが高齢者向けに最適なのかもしれません。mineoからも発売されています。IPS(TFT)液晶搭載です。ジャンク端末をさがしているのですが、なかなか見つかりません。

同型に近い楽天モバイルのarrows RXやSoftBankのarrows U(J)も表面ガラスが割れても表示もタッチもできます。

まして、ドコモから発売されている、富士通の通常のスマートフォンもF-02Lから有機EL搭載に変更されています。5G対応のスマートフォンも同じです。

今後どのような液晶表示の故障事象が発生するのか未知数です。ジャンク端末として流通しだして判明することもあるでしょう。

高齢者は注意力や握力の低下はさけられないものです。MIL規格もあくまで、軍事行動を想定しています。

よく観察すると、劣化したアスファルトやコンクリートがむき出しの住宅地のほうが環境は過酷です。実母を車いすで散歩や買い物に連れて行くと、予期でない段差、ひび割れ等、よくわかります。

外出の多い高齢者の方には旧来の分厚い、らくらくスマートフォンか、最新のものならばmineoからも発売されている、arrows M05を選択するほうがよいと思います。

価格

3.0

デザイン・大きさ

5.0

操作性・使いやすさ

2.0

バッテリー

1.0


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