ウッドデッキ修理とハードウッド
写真は我家のウッドデッキ(サイズは 8フィート× 8フィート程度)。1997年に家を建てた後で自分でDIYしたものです。ホームセンターで購入した2✕4材を使い何度かペンキを塗りましたが、手前の部分は雨ざらしで床材の劣化がひどい(椅子の置いてある奥の方は2Fベランダの下に成るのであまり傷んでいない)。このデッキの修理が現在の課題です。
問題は使った材木で、ソフトウッドではなくハードウッドを使うべきでしたが当時はその知識が有りませんでした。 イペやウリンといったハードウッドは、普通のホームセンターには売っていない床材なので、ネット通販で扱っているお店を探すところから開始かな?
https://www.1128.jp/shopbrand/ct110/ イペ材
https://www.1128.jp/shopbrand/ct104/ ウリン材
ハードウッド以外の自然木床材の候補として、サーモウッドや防腐剤注入材がある。前者は木材に高温熱処理を施して材質を安定化させる北欧由来の素材。後者は、木材の腐朽やシロアリ被害を抑止する加工で、木製の電柱や枕木のように雨ざらしの条件で有効性を発揮する。
これらとは全く異なる選択肢として、YKKap やLIXIL などのメーカーで既製品を頼む事が考えられますが、使われている材料が人工木だし、修理ではなくデッキ全体のスプラック&ビルドになり、費用が高額に成るので避けたいところです。
【必要に応じて追記しますのでご理解下さい】
作業を開始して色々と情報を集めてみると、ここ2年程で起きたウッドショック(木材価格高騰)の影響がかなりあります。輸入木材価格が2倍以上に上昇でかつ品不足!!
そこで少し方針を修正して、戦後に植林された国産材に目を向ける事にしました。国産材の主流、杉とヒノキを比べれば、ヒノキの方が圧倒的に評価が高い。でも雨ざらしの環境では何らかの対策を取らないとまたもや床が傷んでしまいます。そこで、防腐剤注入処理をしたヒノキ材という選択肢に辿り着きました。
名古屋の工場に注文を出し(01/16)、現在防腐剤注入処理中。たぶん納品は2月半ばでしょうか? それまでに根太関連の作業を進める事になります。
>> 呑気呆亭 さん
電動ドリルですと、30N・m程度かと思います。ハードウッドですと、インパクトドライバーでないと、下穴あけも厳しいのではと思います。
https://www.handscraft.jp/news/impact-driver-torque-guide/#穴あけ
>> 立石野毛男 さん
『ハードウッドですと、インパクトドライバーでないと、下穴あけも厳しいのではと思います。』本当でしょうか?
道具は使い方次第。
いくら硬い金属でも、一度小さな穴を開けてから大きな口径に工具を変えれば穴が開きます。更に、穴あけ位置を正確に決めたいならば、この方法の方が横ずれが防げるので作業が確実ですよ。ドリル・ドライバーはトルクの上限を決められるので丁寧な作業には向いています。【たぶんハードウッドでも、ドリル・ドライバーは使えるはずです。 (^_-)-☆ 】
>> 呑気呆亭 さん
逆に、電動ドリルだけで、ハードウッドのウッドデッキ組み立てたという方をしらないので、ぜひチャレンジ結果を共有願います。https://www.diy-shop.jp/second/wood-deck/kougu.html
>> ねむ125@マイそくSL_ さん
素材の長所を生かすという考え方は良いのですが、人工木と天然木を混在させるのはなかなか問題が多いと思います。第一に断面の規格が違います。
・2×4材(私が今使っている):40mm×89mm
・ハードウッド材(考えている候補):30mm×105mm
・人工木(例えばYKKap): 30mm×197mm
もっと面倒なのは、床板を根太(ねだ:床板を支える下地)に固定する方法が全く違います。天然木は、床材の表面からコーススレッドと呼ばれるネジで根太に締めますが、人工木は特別な留め具で床表面から見えない形で板を根太に固定します。
両者を混在させると、いわゆる『木に竹を接ぐ』という状態に成るはずです。 (^^♪ (^^♪
>> 立石野毛男 さん
はい、進展具合をここでご報告致します。今私が迷っているのは、断面が2×4で 今使っているホワイトウッドと同規格のサーモウッド+水性塗料の組み合わせを使う可能性です。熱処理材は、耐久性能がホワイトウッドより上がりますがハードウッドには負けます。その不足分をペンキで補うという妥協案。 現存ウッドデッキの部分補修なので、コストパフォーマンスを考える事になります。
現在、ネットサーフィンで部材の価格を検討中です。
>> 呑気呆亭 さん
詳しく説明していただきましてありがとうございましたよく分かりました。作り方の違いで耐久性の問題だけでなく、伸縮や反りも避けられないですし、やってみなければわからない面もあります。
家を建てた際に様子を見てみないとわからないと言われたことがあります、経年で様子を見ながら調整しつつ、どうにもならないならやり直しするそうです。
そう言えば我が家はマンションですが、最初の頃に1枚のドアが数センチ程度反り返ってビックリしました。
さすがにここまで曲がってしまうと使いモノにならないのかと思いきや、その後元に戻って安定し全く問題なくなりました。
>> ねむ125@マイそくSL_ さん
暗黙の了解で、基礎的な部分は省略して記述しますので、経験のない人が読むと引っかかる部分がどっさり有るかも知れません。私が、人工木を採用するなら、自分での修理を諦めて業者に外注して土台から全部作り直してもらう場合だと思います。 この方が見栄えがしますし、メンテナンスの心配も要りません。 しかし、DIYの喜びが得られないし、かなりな金額の出費になります。
>> ダータンスヒルビリー さん
ご指摘のように、業者が作る人工木のデッキは実は工業製品なので、規格通りに見栄えも良く出来ます。 しかし、夏場の表面温度の高さ等の問題も付いてまわり、天然木の様な満足は得られません。ハードウッドのウッドデッキは、高級感がありちょっと流行ってますから、公共施設で大掛かりな施工例が見られます。 また専門で扱うという業者もNetで見つかります。 しかし、実績のある業者ばかりとは限らないので要注意です。 修理を頼める業者は殆ど無いのでは・・・
ウッドデッキの根太(ねだ)の状態を調べるため床板を外してみた。シダが茂っている。
シダの草刈りをしました。根太を数本取替えた方が良さそうです。床板交換も予定より増やした方が良いかな!
根太だけは防腐加工材にしたほうが良いかもしれないです。
ハードウッドでも下穴開けはインパクトドライバーもドリルドライバーも違いはないですが、ネジ締めが辛そうです。
>> 川辺@工作したい さん
床材の劣化は、均等に進むものではありません。コーススレッドの穴の周りとか、何かの都合で塗装が傷んだ部分から集中的に進みます。水がしみ込んだ部分で細菌が増えて材木の組織を破壊します。一旦組織が破壊された材木は、サンダーを掛けようが回復しません。雨ざらしという条件は、過酷なのです。被膜を作る油性塗料を使えば雨水の侵入をかなり防ぐ事ができますが、表面が滑り易くて危険ですし天然木の質感が殆んど失われてしまいます。
根太の防水・防腐は確かに望ましいです。数が少ないので、ハードウッドを使うという選択肢も有効です。
ハードウッドのねじ締めは、下穴のサイズをコーススレッドの直径に近づければ楽になりますので、ドリル・ドライバーで問題なく対応できますよ。70W のモーターは、決して弱くないですよ。
画像(南側から)を拡大すると、根太の傷んでいる部分がわかります。現在傷んでいる45mm✕45mmの根太を、45mm✕70mmの部材に一部入替えるつもりです。
色々考えたのですが、床材は2×4規格のサーモウッドにしました。【床材規格 30mm×105mm だと、余分な手間が掛かります】
来週配達される事を期待致します。
うちのバルコニーにも昨年雨よけを作りました。
20年以上屋根無しだったのですが、使い勝手が良いですよ。
https://king.mineo.jp/reports/172329
>> B a n y さん
我が家のウッドデッキは、最初から日除けを兼ねて設計されています。ウッドデッキの左右両側に、キウイの雌雄が植えてあり、両方の木の弦(つる)と葉が天井部分で日除けになっています。画像の両側に見えている柱は、天井の棚を支えている構造です。キウイは落葉樹なので、夏場にだけ陰を作ってくれます。もちろんキウイの実も採れますよ。
DIYのメリットは、自分の好みに応じて設計出来る事ですから!!
>> 呑気呆亭 さん
>シダが茂っている。<おお・・・さすがシダ!と思いました。今回、せっかく床板を外したので、地面に防草シート敷いたりしますか?今まで必要なかったから、今回も必要ないかな・・・。
>> ねむ125@マイそくSL_ さん
床下はあまり日が当たらないので、植物が生える事は想定してしていませんでした。シダはまた生えて来るかもしれませやんが、害のある植物ではないので、コンクリートで固めるよりはましかもしれません。20年以上経つと何が起こるか分かりませんね。長尺物の配送が出来ないとの事で、
注文をキャンセル!
別のお店を探さなくては・・・
新年早々にキャンセルで振り出しに戻る!
めげずに続けてください。
我が家は、2年前に物干し場の屋根のポリカ波板をハモニカーボに張替えました。20年近く経過して、だいぶ汚れたので高所作業しました。
その物干し場は、元は屋根だけだったのですが、10年前に床作りを一からはじめました。壁は2×4構造に窓や引き戸をはめ込み、建具は建材アウトレットで、3面で6種すべて開き方の違う1品在庫でモザイク状態です。
高冷地なのでペアガラス樹脂サッシです。
充電式の道具類は古くなりコード式に替えました。もう、延長ケーブルで作業できる自宅周りだけでしょう。
追加した道具はスライド丸のこだけですね。アマ用の道具なので精度はイマイチですが、能率的でした。
次は階段と思っていたら、資材の高騰で考え中です。
>> Yz925@CicottoGPT さん
お正月の双六でも「振出しに戻る」がありますから、正月には やり直しも悪くないかもしれませんね。物干し場の改装、これはもうDIYというよりは本格的な建築ですね。
『ハモニカーボ』って初めて聞きました。寒冷地用の防寒仕様なんですね。
電動工具、バッテリー式も沢山出ていますが、電源の近くで使うならコード付きがパワフルで、電池の劣化もなく便利ですね。我が家は芝刈り機もコード付きの電動式です。 (^_-)-☆
>> 呑気呆亭 さん
シダが生えるのは、湿気が多いからではないですか?地面の排水か防水が先ではないですか?
根太が又、腐食するのでは?
>> ホットウォーター2 さん
いいえ、シダには種類が多く、決して湿気を好む種類だけではありません。 ウッドデッキは、通常の室内床とは異なり、通風をよくするため板と板の間に間隔を開けて張るので、雨水は地面に到達しますが20年以上経過して写真に見える程度のシダの成長です(かなり乾燥した地面です)。このウッドデッキの南側には芝生があり、水はけ用の排水桝が複数設置されているだけでなく、地面の高さも自然な排水を促す傾斜にしてあります。当然ながらウッドデッキ部分の地盤面は芝生部分より少し高く設定してあります。
根太の腐食は、通常材(ソフトウッド)を使っている事と20年以上経過しているので当然の結果だと考えますが、何度もペンキ塗りをしたのでこれだけ持っていたと考えるのが普通なんですよ。 (^_-)-☆
>> 呑気呆亭 さん
そうだったんですね?良かったです。田んぼや、池、水路跡でなくて良かったです。
他のデッキ材の検討を再開しました。2×4材のサーモウッドは諦めますが、30mm×105mm材よりは2×4材の方がウッドデッキ部分修理には有利です。
現在目を付けているのは、国産杉材やヒノキ材で防腐加工されたものです。2021年のウッドショック以来、海外から輸入する木材の値上がりが激しく上昇して現在に至ります。戦後日本で植林された木材が手頃な価格で使えそうなのです。これらの中には北米基準の2×4に製材された材木がある事が判ったのです。根太も、45mm×45mmサイズまたは45mm×70mmサイズの同材を探したいです。 (^_-)-☆
米松 45mmX60mmX3000mm を見つけた、これなら現在の根太より幅が広いので強度が保てる。
米松は脂があり比較的屋外に強いので、これにペンキ塗装をして根太の部分補修。材木は長くて重いのでお店に配達を頼む事になるが、配達可能区域内なので比較的安く済む。
一番大事な木材は、 2X4 床材 これには防腐処理された国産ヒノキ 38mmX89mmX3000mm をネットで見つけ見積依頼中です。防腐処理された国産杉より少し高くなるのですが、ウッドショックで材木が高いのは避けられません。材木単体の価格は判るのですが、運送費が判らないので見積もりが必要。防腐処理をする会社が名古屋に在るのでそこからの運送費が割高になる可能性が有る。 また納品出来ないと断られるのは避けたい。 (^_-)-☆
防腐処理をするのに3週間程度かかるので、納品はその先になります。支払いは完了。
米松根太材は、近日中にホームセンターに出掛けて注文と配送の手配をする事になる。 それなりに進んでいます。 (^_-)-☆
木ネジ(コーススレッド)の腐食は、こんな状態です。
左と中は、鉄製
右は、ステンレス製
根太は、購入して本日午後に配達予定です。床材(防腐剤注入ひのき)は、加工・配送待ち!
購入した根太材にペンキ塗り。
根太の一部差し替え。
根太の固定前にドリルで下穴を開けて作業をしています。
現場が雨に濡れたので、乾燥してから再度ペンキ塗りをして、床材の到着を待ちます。
>> 呑気呆亭 さん
貴重な写真を見せていただきありがとうございます。DIYの写真はたくさんありますが、20年経過後の現況写真は、へぇぇ・・・という思いで拝見しております。
住環境も豊かな感じがします。街中だと、土地の問題で1階はビルトイン駐車場、2階リビングの3層建てだったりします・・・。そしてそういう住宅が連なっていると、ウッドデッキ等は到底作りようがないし、無理に作っても日当たり悪く木がすぐにダメになりそうな感じします。
>> ねむ125@マイそくSL_ さん
私の住んでいる地域は『第一種低層住居専用地域』に指定されており、戸建て住宅向きの住環境です。建ぺい率40% 容積率60% 高さ制限10mという制限がありますので、かなりきつい条件で守られています。場所は、いわゆるベッドタウン。急行の停まる駅から徒歩10分程度なので、まあ便利ですが、地理的には田舎です。>> 呑気呆亭 さん
最近建築された住宅を見ていて思うのですが、みなさん駐車場が欲しいですね。2台は当たり前、来客や、子の帰省等も考慮すると、3台、4台まで確保したい人が増えていると感じます。すると、駐車スペースを、接道している箇所にだけ、がぼっと取るため、両隣や、バックヤードに接する隣地との距離が、短くなっていると感じます(お互い50cmだけ後退して、合計1メートルみたいな設計^^;)すると、みんなで距離が詰まって生活することになります・・・。建ぺいや容積率だけでは、豊かな生活はできないのでは?と(駐車場スペースを見て)思ったりします。『第一種低層住居専用地域』でしたら、外壁後退距離も設定されているのでしょうね・・・
>> ねむ125@マイそくSL_ さん
壁面後退は、わが地域では境界線から1mのはずです。 従って、隣り合う家の外壁は少なくとも2m離れます。 但し、出窓はカウントされませんので、窓面からはもう少し接近している場合もあります。駐車場は、公共交通機関がどの程度使い易いかに依存します。 ご近所では、2台分の駐車スペースを確保しておられる家が少なからず存在します。
更に根太を入れ替えて、ペンキ塗りまで完了!
床材の防腐剤注入加工ヒノキ材 到着待ちです。
01/30 にタナリスCY防腐加工ヒノキ材出荷可能との事で、02/01 の配達を依頼した。
聞いていたより早く届くようです。 (^_-)-☆
先ほど2X4床材15本届きました。
しばらく日を当てて表面を乾燥させます。
>> ねむ125@マイそくSL_ さん
DIYには手順が付きものです。名古屋の工場で防腐剤注入加工をしてからまだあまり日数が経過してないので、乾燥は必要です。次は床材のペンキ塗り。ペンキが乾いてから床を張ります。この時床材の端を切るので、二度目の塗装と同時に対応、、、
結構楽しいですよ。
実は、当面の喫緊課題は確定申告です。青色申告ソフトがトラブってるのでこちらの対応が優先事項。クラウドベースのサービスへの乗り換えを検討中。
>> 呑気呆亭 さん
>当面の喫緊課題は確定申告<あっ、そうですね。2月になりましたね。頑張ってください!
暖かくなり確定申告の目途もついたので、Wood Deck の工事を再開しました。
床材を暫らく外気にさらしたので、次はペンキ塗り。取り敢えず半分強の9枚に塗りました。節の有る部分は特に入念に2度塗り3度塗り。DIY の利点は、好きなだけこだわれる事!
本日の作業はこれで終了。
床板を順次固定して行きます。
暖かくなったので、作業が楽です!
ウッドデッキの工事、少しづつですが進捗しています。 左側の8枚が今回修理した分。あと7枚ぐらい張ります。
床板は、完了しました。 あとは幕板取付けです!
幕板を取り付け、ペンキを塗ったので、取りあえずウッドデッキの修理完了とします。
永らくのお付合いご苦労様でした!