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ドコモは鉄筋シールドに弱い?

都内23区内でのことですが、何重にも鉄筋コンクリートに囲まれてシールドされてしまっている場所や、地下のお店などドコモだと電波が不安定で場合によっては圏外になりやすいけど、auとソフトバンクはそういうシールドされるような環境にも強いと聞いたのですが、実際のところはどうなのでしょうか?

私自身はarroes m02のAプランデュアルでそういう環境下でも不安定になることが無く正常に利用できているのですが、キャリアのドコモ使っているお友達は頻繁に圏外や途切れなど起こっていました。

また、先日は母用にLGL24を手に入れましたが、simロック解除されていたのでSo-netの0simで試しに使ってみたところ、シールドされる環境だと4Gと3Gを行ったり来たりしたり、アンテナも全く立たなくなったと思ったらすぐに3本立ったりと電波は不安定でした。

やはり都内、特に鉄筋コンクリートが張り巡らされているような場所に限っていえばmineoの回線もAプランの方が安定するのかな?と思って質問させていただきました。

Helen
Helenさん
エース

absenteさんのコメント

iPhone 11 SIMフリー(mineo(docomo)) medal ベストアンサー獲得数 99 件

こんばんは
皆さんの回答と重複するかもしれませんが電波の特性について少し書きます

携帯で使用している電波はUHF帯と言って地デジや携帯電話に使われる周波数帯です
FMラジオやタクシー無線などはこのひとつ下のVHF帯といわれる周波数帯を使います
短波ラジオはHF帯といわれ、それぞれ特性があります
電波は一般的に直進する性質があり周波数が高くなるほど光に似た性質を持ちます

周波数が低い状態は池に石を落としたときの波紋の行方に似ています
最初の波紋は風がなければ池一面に広がり、池の中に島があっても島の向こう側にも波紋が出来ることを知って居ると思います
また、波紋の高さは最初の発生場所が一番高く、離れるほど低くなるのがわかります

光の波紋は見えませんが、街灯の明かりを遮るものがあれば影が出来、光が届かなくなることを知っています
池の波紋が島の向こうにも伝わる現象は回折現象というものと、池の端から反射してくる反射によって起きます

電波は周波数で種類分けしますが、周波数が高いほど波長が短いといいます
回折現象は波長が長いほど(周波数が低いほど)強く起きます

携帯電波はいま主力の2.1GHz帯のほか、アナログ時代に使われていた800MHzの再割り当てが行われています(プラチナバンドとか言います)

800MHz帯は2.1GHz帯より波長が短く(約半分以下)、より回折がおきると考えられます

また、電波は直進する性質がありますので途中に遮蔽物があるとそこから先に行かない性質があります
遮蔽物には山や丘の木や森などの自然物のほかに、特に鉄筋や鉄骨を使った建物や壁などの人工物があり、金属、土砂、水などは良い遮蔽材料となります
なのでビル内や地下街には電波が届きにくいということになります
また、基地局からの距離が離れると電波が弱くなるのも池の波紋の伝わり方と波の高さと理屈と同じです

電波の特性で伝わり方に違いがあるほかに、携帯電話の特性としてもうひとつ大きな違いがあるとすれば各キャリアによって基地局の配置とその出力の違いがあるようです
AUは比較的高出力で広い範囲をカバーする基地局が多く、docomoは低出力の基地局をたくさん配置し、小さい範囲を細かくカバーしているようです

このほかに携帯そのものの対応バンドによってそこに来ている電波を利用できないこともありますので注意が必要ですね
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