moto e7実機レビュー│LINEやメッセ、動画をみるだけなら…

モトローラの1万円台ローエンドスマホ『moto e7』

普段ミドルレンジのスマートフォン（Google Pixel 4a）を使っています。明らかな体感差がありました。

「スマホは家族や友人とのLINEやメッセージのやり取り用」
「たまにYouTubeで動画観たり、写真を撮って見たりするくらい」
「ゲームを入れたり、お役立ちアプリをたくさん入れたりはしない」
といった、かなり割り切りが必要なスマホだと感じます。

そして、マイナンバーカードを読むチップ（NFC）が搭載されていません。なので、コロナワクチン証明書アプリやマイナポイントアプリも使えませんのでお気を付けください。

なお、同じメーカーでほかにもコスパの良いモデルがあり、mineoさんでも購入可能です。レビューを書いているのでよろしければ比較にご覧ください

●moto g31：軽量で基本仕様がしっかり、カメラとディスプレイがキレイで2年以上安心して使えそう（税込22,968円）
https://king.mineo.jp/reviews/item/168137

●moto g30：使用感のクセがなく「お値段以上」モデル
（税込19,536円）
https://king.mineo.jp/reviews/item/123688

※moto e7は2022年4月14日現在税込16,104円で売られています。

■セット品
・スマホ本体 ・イヤホン（試供品）
・ACアダプタ（試供品） ・USBケーブル
・SIMトレー用ピン ・スタートガイド

最初から充電器（USB-C）つきなのは日本の多くのメーカーでは無いメリットですよね。最低限充電器があれば買ってすぐ使い始められます。また、イヤホンは音楽や動画視聴用だけでなくFMラジオ機能のアンテナとしても使われます。

画面保護シートやケース（上位モデルのmoto g31/g30は試供品ケースがついてきます）は付属しません。
お好みの物を買い揃えましょう。

■動作
ディスプレイのタッチの反応、画面の反応は悪いものではありません。一般的な動作レベルです。
（サクサクとはいかず少しもたつくと感じる方もいらっしゃるかな、とも…）

一方で背面の指紋認証センサーの反応はあまりよく無く感じます。指をセンサーに置いてから1秒～2秒くらいは待つ印象です。ただ、センサーの感度そのものは悪くなく、認識しづらいといったストレスはありませんでした。

■ディスプレイ
HD+ 1600×720ドットの液晶です。同価格帯のスマホより粗めの解像度ですね。
文字ははっきり見えますが、画像や動画はすこしぼんやりしていると体感でもわかります。

■カメラ
高画素カメラ搭載ですが、画質はそれなりですね。
多機能な使い込みには向かず、オートモードでパシャパシャ撮ってスマホ内で楽しむ程度でしょう。カメラを重視しない方には十分とも思います。

■使う上でのクセも何点かあります
(1)充電について
充電端子はUSB-Cになっており、挿す向きを気にせず扱えて便利です。ただ、充電器によっては動作しないものがあります。僕の手元ではPowerDelivery規格に対応した2つの充電器（ソフトバンク謹製のもの、au謹製のもの）は充電不可でした。
※パソコンにUSBをつないだケーブルや付属の充電器は問題なく使えました

(2)FMラジオが日本の周波数帯に対応していない ※アップデートで対応予定
現時点でFMラジオアプリが日本の周波数帯ですと「ワイドFM」の帯域のみ対応。一般的なFMラジオ局の放送は受信できません。モトローラカスタマーケア（お客様センター）に聞いてみたところ、今後ソフトウェアアップデートによりFMラジオアプリを改善予定とのことでした。
【※22/8/21追記：2022年7月配信のソフトウェアアップデートで日本のFMラジオの周波数帯に対応しました】


(3)Wi-Fiが高速通信に不向き（2.4GHz帯のみ対応）
これはカタログに載っている通りの仕様ですが、近年主流である5GHz帯のWi-Fiが使えません。電子レンジなどのそばで干渉してしまい通信しづらくなったり、速度が十分に出しづらい昔ながらの規格は使えます。とはいえ、アプリのアップデートや動画を見るくらいのスピードは出せるので、重視する・しないは判断が分かれると思います。

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（2022/5/31追記）
楽天モバイルSIMに対応していない機種です。
（設定を細かく行い、少し細工をするとデータ通信だけは安定するようになりました）
(1)楽天モバイル公式のAPN設定を入力します
※ベアラーを「LTE」に固定しても意味なしでした
※IMSの設定はどうやっても意味なく、VoLTEもオンにできません
(2)電話アプリのダイヤル画面で［*#*#4636#*#*］と入力し［携帯電話情報］を開き［優先ネットワークの種類を設定］を【LTE Only】にします

別の楽天回線対応のスマートフォンをお持ちであれば、Rakuten Linkをmoto e7に設定して電話の発着信とSMSの利用もできるようになります。ただし、楽天リンクのSMSの動作は大変不安定なのと、電話の利用についても緊急通話やフリーコールなど発信出来ない先が出てきますのでオススメしません。
（設定方法：別の楽天対応スマホ（A）に楽天SIMを入れてからmoto e7の楽天リンクの初期設定操作→（A）に届く認証用SMSのコードをmoto e7の楽天リンクに入力→初期設定完了後moto e7に楽天SIMを戻す）
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（2022/7/24追記）
先日のセキュリティ配信のソフトウェアアップデート以降、FMラジオアプリが日本のラジオ局のものにも対応しました。