AプランVoLTE simを使いたいときは
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直接simフリー版SEを買ったわけではなく、ドコモ版SEを即日simフリー化して、AプランVoLTE simで使ったときの経験を申し上げたいと思います。
iPhone SEは、AプランのVoLTE simを使う場合と、非VoLTE simを使う場合とで「モバイルデータ通信のオプション」の設定が違ってきます。「4Gをオンにする」の設定はもちろんしないといけませんが、その後の設定の「データ通信のみ」と「音声通信およびデータ」の選択のところで、非VoLTE simの場合は「データ通信のみ」にチェックしないといけないし、VoLTE simの場合は「音声通信およびデータ」にチェックを入れる必要があります。
ところが、VoLTE simを差し込んだ場合、「4Gをオンにする」の設定は表示されますが、「データ通信のみ」と「音声通信およびデータ」の表示は全く出ません。そのため、たまたまVoLTE simを差し込む前の設定が「データ通信のみ」だった場合、アンテナが圏外もしくは○表示となり、●とならないために全く通話ができない状態になります。
では、どうやってその状態を変えるか。simを抜いた状態では「モバイルデータ通信」の設定はできませんから、とにかく何かsimを差し込んで設定を変えるしかありません。auの非VoLTE simを持っていたり、あるいはauユーザーが周りにいればよいのですが、そうでない方もたくさんいると思います。でも、心配には及びません。実はドコモsimでも変更は可能でした。ドコモにはVoLTE simなど存在しないため、必ず「データ通信のみ」と「音声通信およびデータ」の選択ができるようになっています。そこで慌てず騒がずドコモsimを挿入して「音声通信およびデータ」にチェックを入れ直し、改めてVoLTE simに差し替えれば、無事音声通話ができるようになります。
これは、SEだけではなく、その前の6sでも同様です。このことを知らないために、6sにVoLTE simを挿入しても通話できなくて非常に悩んだ方が実際におられました。もし知り合いのiPhone6sユーザーやSEユーザーがVoLTE simを使っていて通話できなくて悩んでいたら、ぜひ教えてあげていただければと思います。
au純正のnano sim × 「4Gをオンにする」の表示のみ
mineoAプランデュアルsim × 「4Gをオンにする」の表示のみ
ドコモ純正のnano sim ○ 「データ通信のみ」と「音声通信およびデータ」の表示が可能
という結果でした。
VoLTE simでsimフリーの6sやSEを使おうと思っている方は、お友達からでも解約済みドコモnano simをもらっておくと、いざというときに思わぬ役に立つことがあるかもしれませんね。