深～いところでmineoは使えるか＠地下70mの駅

今回訪れたのは群馬県の北部にある、上越線の土合駅です。
下り線のホームが深すぎて、日本一のモグラ駅として知られています。

私がまず降り立ったのは上り線の地上ホーム。雪深いです。
この時点でmineoが使えるのか、不安になってきました。

駅の様子を探るため、案内に従い移動します。

私は「バイオハザード」というゲームが好きです。
この雰囲気、そして足音と風の音しか聞こえない静寂…
同じ世界観を感じました。

待合所です。暖房設備はないようですが、めちゃくちゃ寒くはないですね。

まずは「そもそも地上でmineo使えない説」を否定しておきましょう。

バリバリ使えます。

いざ地下へ

案内板が言うには、下り線のホームに行くには486段の階段を、約10分かけてくだる必要があるそうです。早速改札を通過し、下り線ホームへ向かいます。

この扉の手前まで来ると
「これ以上進むな…！」
と言わんばかりに向かい風が吹いてきました。

この先から階段になります。
まさに漆黒の闇…この先に電車が走っているとは考えられません。

そ、底が見えない…
下り線ホームまでの移動距離は338m。こんなに長く感じるとは…

驚愕した勢いで、この入り口部分に電波があるか確認しておきましょう。

ある！まだまだ地上ですからね。

途中でmineoが使えなくなるか、はたまた地下70mでも使えるか。
確認しに行きましょう！

地下から350段地点

50段降りるだけで一気に電波が不安定になります。

「今ならまだ引き返せる…」誘惑の光が煌々と輝いています。

地下から250段地点

これがmineoの底力か！電波を吹き返します。

265段部分にはベンチが設置されています。
まだまだ元気なのでスルーします。

地下から150段地点

スクリーンショットだと電波はないですが、まだまだ戦っている感じです。
頑張れ！あと150段耐えるんだ！！

振り向くと、もはや帰るという選択肢がない距離感になりました。

地下から50段

486段踏破を待たず、完全にmineoが使用不可になりました。

下り線ホームまであとわずか。もう一度底力を見せてくれ！

踏破

底が見えない深さでしたが、意外と苦痛なく降りることができました。

50段地点で完全に電波をキャッチできなくなっていました。
果たして土合駅地下70mの下りホームでmineoは使えるか…

残念、ないです。

mineoは使えないですが、トイレ、待合所はあります。
オフラインでも使えるアプリを地上で入れておきましょう。

当然電車は来ます。扉は手動でした。

気になるアレもあわせて調査

上の写真の電車は本来乗るべき「越後湯沢」行きの電車ですが、スルーしました。
なぜか。それは男として検証すべきことがまだ残っているからです。

のんびりしすぎたわけではありません。想定内です。

10分という時間は目安であり、少なくとも走っていないはずです。
486段、ダッシュで駆け上がったら何分かかるのか、わからないのです。
私は中高6年間陸上部。駆け上った階段の数は486段程度じゃききません。
そう、この検証は私がやらねばならない検証なのです。

タイム発表

走行中は三脚を担がなかったため、戻ってきた様子からご覧ください。

結論をいうと、軽快に走れたのは160段まで。
360段まで歩きと走りを繰り返し、最後は歩いてフィニッシュしました。

タイムはこんな感じです。
早いのか遅いのかわかりませんが、ダッシュで駆け上ると５分を割ります。

本来乗る予定だった電車はタイム検証のため乗らなかったので、「越後湯沢」から出ている東京行きの新幹線は断念し、上越線の鈍行で南下することにしました。
「また登るのか…」もはやワクワク感なんてものはカケラもありません。

降りる時はベンチなくていいじゃんと思っていた私。
今回は心の底からありがたかったです。

なんとか階段を登り切り、無事に帰路に就くことができました。

検証結果

今回の検証では、以下３点が判明しました。

・地下70mの土合駅下り線ホームでmineoは使えない。
・移動中の階段は、地下400m地点から250m地点までは不安定な状態。地下から150段地点より下だとほぼ使えない。
・下り線ホームから地上までダッシュすると27歳男は4分前後で登れる。

今後もmineoが使えなさそうな駅はどんどん調査しにうかがいます。