公開終了
宝が眠っているってロマンがあるよね【コメント欄へ追記】
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マイネ王国の地下に広がる古代の迷宮──その存在は一部の王国史研究家の間で囁かれるだけで、実際に足を踏み入れた者は数えるほどしかいないといわれている。
探索者は夜明け前、まだ霧が白く漂う頃、王都を離れた森の奥にある崩れかけた石門の前に立った。
門を覆う蔦の隙間からは黒い闇が口を開けており、吸い込まれるように入口が続いている。
一歩中へ踏み入れると、外の冷たい空気とは質の異なる湿った重みが全身を包んだ。
足元の石畳は苔と泥に覆われて滑りやすく、松明の火をかざすと壁一面にひび割れと古代文字のような刻印が浮かび上がった。
迷宮の通路は幾度も曲がり、進むごとに幅が狭くなったり天井が低くなったりと、探索者をじわじわと疲弊させていく。
奥へ進むほどに風も音も消え、響くのは自身の荒い呼吸と足音だけ。
何度か背後で石が転がる音を聞くたび、振り返っては誰もいない闇を確認し、安堵と恐怖を繰り返した。
長い下り階段を慎重に進み、地下深くへと潜っていくと、空気はさらに冷たく重く変わった。
天井を支える石柱の間を縫うように進むと、やがて古い木製の扉が見えた。
蝶番は錆び、扉そのものも崩れそうなほど脆そうだ。
探索者は息を整え、意を決してゆっくりと押し開けた。
重い音を立てて開いた扉の奥は、思いがけず広い空間だった。
中心には朽ちかけた木箱が鎮座し、かつては豪奢だっただろう装飾が、今はかすかな跡を残すのみだった。
周囲には倒れた鎧や砕けた剣が散乱しており、ここで何かがあったことを物語っていた。
探索者は箱に近づくと、その蓋をそっと開け、中に収められた一枚の羊皮紙を取り出した。
しっとりとした冷気の中で紙を広げた瞬間、薄暗い部屋に火のゆらめきが踊り、紙面に刻まれた文字を照らした。
「アイの一つ前
王国は、そこから始まる
英語の世界で四番目
その終わり
『みどりの日』『ロムの日』」
探索者は羊皮紙を持つ手に力を込めた。
どれだけ文字を見つめても、単語の断片はまるで闇の中で形を変える亡霊のように意味を結ばず、答えは遠ざかっていく。
背後の通路から微かに冷たい風が吹き込み、火が小さく揺れた。
その揺らぎの中、謎の言葉だけが迷宮に静かに漂っていた──。
| 難易度 | パケット獲得 | 何度でも | |
|---|---|---|---|
| フロア | 1階 | 挑戦者数 | 3人 |
| クリア人数(率) | 3人(100.0%) |
|---|---|
| 平均クリア時間 | 00:02:12 |
| 公開日時 | 2025年07月02日(水) 00:00 |
|---|---|
| ランキング終了日時 | - |
| 公開終了日時 | 2025年07月02日(水) 02:00 |
クリア時の獲得パケット
| 初期設定 | 1,000 MB |
|---|---|
| 残りのパケット |
|
ランキング上位者の獲得パケット
1位 |
2位 |
3位 |
|---|---|---|
| -- | -- | -- |
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ランキング
2025/12/07 現在
| 順位 | メンバー | ターン数 | パケット数 |
|---|---|---|---|
|
1位 |
つぼちんさん |
1ターン
(2025/07/02 00:40) |
0 MB |
|
2位 |
モトカズさん |
49ターン
(2025/07/02 00:07) |
10 MB |
|
3位 |
|
65ターン
(2025/07/02 00:09) |
10 MB |
これ以上ありません。
5件のコメント
1 - 5 / 5
置いてあるのはホワイト原石です。
全て本物確率100%です。
頑張れば1000MBの宝箱を独り占め
出来るかも知れませんね☺️
まぁ、他にも気が付く方もいるかも
知れませんから1000MB手に出来たら
コメントで報告してくれると嬉しいですね☺️
全て本物確率100%です。
頑張れば1000MBの宝箱を独り占め
出来るかも知れませんね☺️
まぁ、他にも気が付く方もいるかも
知れませんから1000MB手に出来たら
コメントで報告してくれると嬉しいですね☺️
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