2024-44 卵の卸売価格 3か月連続で上昇 いつまで続く?
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2024-44 卵の卸売価格 3か月連続で上昇 いつまで続く?


「2024-44 卵の卸売価格 3か月連続で上昇 いつまで続く?」のコメント

追加事項です。

●販売価格 9月より約2割値上げのスーパーも●
埼玉県のスーパーでは卵の仕入れコストの上昇に伴って10月の販売価格を9月よりおよそ2割値上げしました。

埼玉県越谷市のスーパーでは10月、卵の販売価格を先月よりおよそ2割、金額にしておよそ30円、値上げしました。

この店では、卵は集客の効果が高いとして、週に2回の特売を続けていますが、特売の卵についても今月は先月までの価格より2割から4割ほど、金額にして20円から40円ほど値上げしたということです。

●専門家「もう一段価格高くなる可能性がある」●
卵の流通などに詳しい東京農業大学の元教授の信岡誠治さんは「餌の価格の高止まりなどが続くなか、ことし上期は去年に比べて卵の価格が大きく下がり、生産者にとっては赤字の状況だった。できるだけ経営をもたせようとニワトリの数を減らしたことなどが卵の価格上昇の要因だ」と話しています。

その上で、今後の価格の見通しについては「11月はクリスマスやおせち料理のために原材料の卵を仕入れることから需要が高まる時期で、これからもう一段価格が高くなる可能性がある。12月中旬ぐらいまでは高い状態が続くと考えられる」と話していました。

また、10月に入って、各地の養鶏場で鳥インフルエンザの感染が相次いで確認されていることにふれ「ことしは早い時期に発生していて、こういう年は大規模に広がる傾向がある。そうなると、供給不足になるおそれがある」として、鳥インフルエンザの感染拡大の状況が卵の価格にも影響を与えると指摘しました。
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20241031/k10014624901000.html