😺ダンジョンを探しましょう（？）😺

クロハナさん

マスター

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ここはアラビア。クロハナたちは熱気球で空を漂っていた。
「そろそろこの辺りなんだけどね」
ぽっちゃり白猫のコマが地図を確かめると、茶々丸がおもむろに双眼鏡を覗いた。
「もう燃料がないわ。降りてダンジョンを探しましょう」
クロハナが火の調整をしながら提案すると、コマがつっけんどんにクロハナを睨んだ。
「嫌よ。地面に降りるってのは歩くのを意味するのよ。すなわちコマネチ、ダルい。何か燃料になる物を探しなさい」
「ないわよそんなの。コマさんの○を燃料にしたら！？」
クロハナのメスを忘れるようなセリフ。
すると茶々丸が双眼鏡を戻しリュックの中身を探るとお菓子の袋を取り出した。
「これはどう？ポテトチップス。BBQのときに着火剤の代わりになるって聞いたことがあるわ」
「ナイスよ茶々丸さん！ボックスに入れて！」
ポテチのおかげで気球はまた安定を取り戻した。
――
「あったわ！ダンジョン発見！」
茶々丸が指を差して叫んだ。
「ほらね。最後まで諦めない気持ちが楽を呼ぶのよ。アッハハハハハ！」
コマがド派手に笑うと、クロハナは顰め面で「フンッ」と嫌味な鼻息をついた。

これ以上ありません。