えりゅしおん窟 139号基 (同期で同門)
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えりゅしおん窟 139号基 (同期で同門)


「えりゅしおん窟 139号基 (同期で同門)」のコメント

エイシンアポロンはアメリカ生まれの外国産馬です。
エイシンの冠名を持つ馬は、アメリカから輸入される事が多く、ヨーロッパ、特にドイツの血が色濃いエイシンフラッシュは異色の存在といえます。2007年生まれなのでフラッシュと同期であり、エイシン同門のライバルでもありました。
2009年の8月にデビューすると、京王杯2歳ステークスで重賞初制覇。続く2歳馬チャンピオンを決める朝日杯フューチュリティステークスでは、ローズキングダムに次ぐ2着となります。年が明けて2010年のクラシック年、皐月賞の前哨戦となる弥生賞でも皐月賞馬となるヴィクトワールピサに次ぐ2着。と、ここまでは地味な路線を歩んで来たフラッシュよりも勝ってました。これは皐月賞での人気順位がアポロン4位に対しフラッシュは11位というところにも現れています。しかし、レース結果はこれを裏返すものとなりました。フラッシュが2着のヒルノダムールとハナ差という僅差で3着(4着のローズキングダムともハナ差でしたが)という遜色ないものだったのに対し、アポロンは11着に敗れてしまいます。
これによって、距離の限界を感じた事もあるのでしょうが、クラシック路線をフラッシュに譲り、マイルを中心とした短距離路線に舵を切りますが、NHKマイルカップでは9着、秋になり毎日王冠では2着に持直すものの、天皇賞(秋)では17着の大敗。その後1年近い休養に入ります。翌年は再び毎日王冠から始動。4着となり、続く富士ステークスでは1着で重賞2勝目。そしてマイルチャンピオンシップでは遂にGⅠ制覇を達成しました。しかし、栄光はここまででした。5歳となった2012年、4戦全てが2ケタ着順に終わり、連覇を期待したマイルチャンピオンシップも14着という結果から引退となりました。その後は種牡馬となりましたが、活躍する仔は輩出出来ませんでした。