もふパケ🐰

>> よだきぼ さん

>硝子みたいな成分なの？

　ガラスっていうか宝石です。地中にマグマがあるでしょ。そこには色んな元素が高温高圧にさらされてドロドロに混ざり合って溶けてるのね。
　それが冷える際に同じ元素が集まって結晶になるの。ゆっくり冷えて結晶が大きく成れば宝石です。めちゃめちゃ速く冷えて元素が混じりあって鉱物が認識できない石は安山岩とかね。宝石まで行かなくてもそこそこ結晶が大きくなった岩石が御影石とかです。
　火山灰はマグマがドッカーンって天空にぶちまかれて広がって空冷されるから小さな粒から大きくなれないのよ。仲間がもう散らばってるから。
　このキラキラの鉱物の種類と割合を調べることで何処の火山から飛んできたかを推定するんですよ。
　火山灰の色ってこの鉱物の種類で決まるんだけど地層になった場合はその環境で変わるのね。水で錆びたり、風化（鉱物が変質、分解すること。ざっくり言うどボロボロになる事）して土になったり。鉱物のまま残る事はまずなく風化するのが普通です。茶色がかって見えるのはこのためです。
　こうして陸上に溜まった火山灰が風化してできた地層がローム層です。風化した土や泥が茶色いわけだけどこれを洗い流せば写真の鉱物が残ると言うことです。でもローム層の多くは鉱物の粒が小さすぎて全部風化してしまい何も残らない場合が殆どです。