えりゅしおん窟 138号基 🎋七夕お茶飲み会企画🎋
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えりゅしおん窟 138号基 🎋七夕お茶飲み会企画🎋


「えりゅしおん窟 138号基 🎋七夕お茶飲み会企画🎋」のコメント

七夕に相応しい競走馬としては、ベガという牝馬がいます。
1993年に桜花賞、オークスの2冠を制した名馬ですが、社台の馬という事もあってか、ウマ娘はされてません(「ペラ」だの「ハープスター」だの名前を変えてチョイ役としては登場しますが)
そんなベガを早くから惚れ込んでいたのが、冠名「アドマイヤ」の馬主・近藤利一でした。近藤は「1億円で譲ってくれ」と談判しますが聴き入れられず、「だったらせめて将来生まれてくるベガの仔は私に譲ってくれ」と、尚も交渉を続けました。
こうして引退して繁殖牝馬となったベガの仔はアドマイヤを名乗る事となり、その初仔がアドマイヤベガという牡馬です。しかし、受胎時は双子だったのです。競走馬の場合、双子のまま誕生させるのは母子共に危険で、無理して生まれたとしても体格的に貧弱なものとなってしまうので、片方を堕胎させるのが普通です。この事情もあってか、ウマ娘のアドマイヤベガは生まれ出でなかった片割れを想って影のあるストイックな性格付けがされてます。

新馬戦から一貫して鞍上は武豊が勤め、1999年のクラシック三冠では日本ダービーを制覇。武にとっては前年のスペシャルウィークに続くダービー連覇となり、皐月賞のテイエムオペラオー、菊花賞のナリタトップロードと分け合う事となりました。菊花賞で6着に敗れた後、長期休養に入りますが、復活は出来ずにそのまま引退となりました。
種牡馬となって8歳の若年で死亡。産駒は4世代に留まりましたが、重賞勝馬を多数輩出しています。

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