えりゅしおん窟 136号基 (地味な2番目)
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えりゅしおん窟 136号基 (地味な2番目)


「えりゅしおん窟 136号基 (地味な2番目)」のコメント

競馬の94世代は、史上5頭目の三冠馬ナリタブライアンに代表される世代です。牝馬の代表はヒシアマゾンですが、外国産馬の為に桜花賞はオグリキャップの妹オグリローマン、オークスはナリタブライアンと同じくブライアンズタイムの初年度産駒であるチョウカイキャロルと分け合う事となりました(当時の牝馬三冠目はエリザベス女王杯)
他にサクラローレルもいましたが、晩成馬であり、牡馬に関して、少なくともクラシック期には、ナリタブライアンが突出した存在でした。ではブライアンに次ぐ2番手の存在はというと、これが2頭いて、1頭はエアダブリン、もう1頭が今回のヤシマソブリンです。両馬とも馬名の末尾が「ブリン」と共通な事から、「ブリンコンビ」とも呼ばれていたそうなw
前半はダービー2着のダブリンが1歩リード、しかし秋になってからは菊花賞の前哨戦となるレースに敗れるドタバタもあって、ラジオたんぱ賞に勝利し頭角を現してきたソブリンと立場が逆転、本番たる菊花賞でもブライアンに次ぐ2番人気となり、勝敗もそれで決着しました(7馬身差でブッチ切られましたけど)
ちなみにこの時、実況の杉本清は「弟は大丈夫だ!」と連呼するのですが、これは前週の天皇賞(秋)で絶対本命の兄ビワハヤヒデがレース中に故障し、引退を余儀なくされた事から来てます。三冠馬誕生時の実況としては何か嫌なので、添付の動画は杉本実況版ではありません。
その後、ダブリンはステイヤー(長距離)路線に向い、ソブリンは7歳まで活躍しましたが、結局重賞勝利は先のラジオたんぱ賞のみに終わりました。この唯一の重賞勝利を含め、福島競馬場で5戦3勝しており、何とも地味な泥臭い馬でありました。主戦騎手を務めた坂井千明もこれまた地味な存在でしたが、ゲーム初代ウィニングポストには同騎手を捩った者が登場しており、その点でも馴染み深かったです。
この94世代前後が、私の競馬に興味があった時期と合致しており、リアルタイムで目にした唯一の三冠馬がナリタブライアンでした。それだけに、この時期に活躍した馬に思い入れのあるものが多いです。又、マイナー馬を探してくるかもしれませんw