えりゅしおん窟 133号基 (お茶がおいしいねぇ)
公開終了

えりゅしおん窟 133号基 (お茶がおいしいねぇ)


「えりゅしおん窟 133号基 (お茶がおいしいねぇ)」のコメント

ワンダーアキュートは2006年生まれの牡馬です。
48戦して(このレース数だけでも脅威ですが)芝レースは僅か1戦だけという徹底したダート指向の馬でした。
最初は中央競馬のダートレースを走ってましたが、やがて地方競馬に進出します。ここに立ちはだかったのが1歳上のスマートファルコンでした。
アキュートでもファルコンの無双ぶりを止める事は出来ませんでしたが、2011年暮れの大井競馬場「東京大賞典」においては、逃げるファルコンにハナ差まで詰め寄る力闘を繰広げました。
その圧倒的強さから「世紀末覇王」とも呼ばれたテイエムオペラオーの主戦騎手を務めた和田竜二。彼がアキュートでも主戦騎手となりました。しかし、オペラオーでの2001年天皇賞(春)勝利以来、長らくGⅠ勝利から遠ざかっており、その彼に2012年川崎競馬場で開催された「JBCクラシック」にて11年ぶりとなるGⅠ級レース勝利をもたらしたのがアキュートでした。
スマートファルコンが引退して自分に天下が周ってくるかと思いきや、今度は後輩となるホッコータルマエ、コパノリッキーが台頭してきて、その後塵に拝する事となります。
それでも地道に参戦を続け、9歳となった2015年、船橋競馬場で開催された「第27回かしわ記念」に勝ち、平地GⅠ級レース最年長勝利記録を樹立しました。
決して強くはありませんでしたが、長期にわたってレースに参戦し続けた姿は、「いぶし銀」と呼ぶに相応しいものと言えるでしょう。

ダート馬4頭の生年月日を並べてみると、
スマートファルコン 2005/04/04
ワンダーアキュート 2006/03/14
(エイシンフラッシュ 2007/03/27)
ホッコータルマエ 2009/05/26
コパノリッキー 2010/03/24

ファルコン、アキュートの前期組と、タルマエ、リッキーの後期組に分かれます(フラッシュは丁度両者の中間ですね)
余談ですが、ファルコンもリッキーも父がゴールドアリュールで同じです。父もダートに強い馬でした。

ワンダーアキュート以外にワンダーの冠名を持つ馬の1頭にワンダーパフュームという牝馬がいます。
ライデンリーダーが果敢に挑んだ1995年「桜花賞」に勝利しましたが、翌年の「京都牝馬特別」レース中に予後不良となり安楽死処分となりました。

FagCCDhaQAAR26P.png