大野晶
大野晶
ルーキー Lv1
自己紹介

「信じる」って変な言葉だと思う。

本当に心から信じていたら「信じる」なんて言葉はいらないだろう。

例えば、空気があると信じてるとは言わない。それは疑っているから信じるってことになる。

でも、「信じる」って言うのは信じたいという希望の言葉なんだろう。

---------------

【アイコンは大野晶】

大きい画像は大野とハルオの別れのシーンで指輪をプレゼントして泣いているところ。

出会いとなった大野からの手紙を貰った時は悪戯かと思った。あの時の好きの気持ちは今も変わってないし、大野が俺の事を知ろうとしてくれたことが嬉しかった。今の大野の事を今度は俺が知りたい。

思い出を作ったことを大野は後悔していないだろうか?キスのような強烈な行為と共に海馬に記憶された出来事は忘却しないと言うから、あの約束も忘れていないと信じている。オマジナイも一緒に何度もした事を、まだ覚えています。

あれから何年もたった今も俺の胸の奥底に、大野の言葉が残っている。大野は魔法使いなのだろうか?

大野との別れは察するに俺に迷惑をかけたくなかったのだろう。俺の知る部分だけが大野ではない。自分の問題を自分で解決するしかない。俺の知る大野は配慮が出来る優しい人だからだ。

別れてから高野墓地に独りで行った。迷って目的の墓にたどり着けず報告は出来なかった。迷惑をかける状況が改善したなら俺を高野墓地に連れて行ってほしい。



------------

出会いは入社式だろうか?彼女からすると内定者懇談会の方だったのかも知れない。

大学を卒業して新卒カードを使い入社した会社。内定を貰った3社の中で基本給が一番高かったからだ。

最終面接でお祈りされた飯島工業より1万円以上高く東京の給与水準と入社した会社の採用担当が言っていた。

その飯島工業で採用担当していた部長と仲良くなり、入社後の取り組みから副業の方法まで個別に伝授して貰い後に役に立つこととなった。就職先や結婚を電話で報告していたが、退職し80歳過ぎた頃に入院しお見舞いに行く暇もなく他界。この部長に出会ったことで受けた飯島工業、俺の時は筑波大学卒の人が採用になったと聞いた。

その部長の口利きで面接受けて内定が出た茨中は2006年に倒産している。

そんな内定先の中から入社を決めたのは多少の付き合いのあった大学の同期も同じく内定を貰っていたことも一因であった。

同期の入社は俺を含めて大卒が8名の高卒が14名いた。入社式の後に座学研修があり翌日から全員で泊まり込みの研修が始まった。

泊まりの研修は決められたグループで活動となり俺のところは東京農工大卒の忍、高卒は男2名と真奈美が一緒になる。

グループ事にリーダーを決めろの指示がある。偏差値的に俺より上の忍にリーダーをお願いしたところ、

忍「リーダーは俺君がいいよ」と遠回しに断れてしまう。忍には俺のサポートを承諾してもらうことで、リーダーを受諾する。

グループで一緒に活動することで、得意分野(課題の解決)が同じ理系の忍と同じで協力するのは心地良かったが、苦手分野(夕食の料理)も同じで真奈美に助けてもらう。

泊まり込みの研修が終わり、次の日から約2週間の現場研修が始まる。

今までとは違うメンバーのグループになり俺のところは芝浦工大卒の智美、高卒は男2名と裕子となった。

今回も俺がリーダーで活動となった。見た目は綺麗なお嬢さん系の智美は大学で工化専攻のため生産工程の理解で頼りになった。高卒の男子はヤル気を出させるのに苦労する。裕子は俺の指示に積極的に動いてくれて好印象だった。

現場研修が始まった頃から裕子は同期で院卒の佐藤さんの車で朝は一緒に通勤するようになった。裕子の最寄り駅を佐藤さんが通りかかるので一緒に乗せてきていると言う。帰りは時間が合わなくて一緒ではなかった。

現場での研修も終わり週末に新入社員だけで打ち上げを居酒屋でする。高卒組に飲酒は辞めとけと忠告したが、いつの間にか飲んでいて酔っていた。

---------------

誰かが俺を引っ張りあげて、俺自身も出来る事をしただけだが、この場所に俺は辿り着くことが出来た。悪くはなかったと思う。

結婚を約束して未婚の人、水戸二中の人、商業科の人、女子高の人とイルカと後悔は残る。それらの約束は大切なものでは無かったのだろう。

今からどうすることも出来ないし忘れないように文章にしている。自分の選んだ世界、後悔しながらも生きていく。

人との出会い、その全てに意味がある。出会いで助けられた分、俺も誰かを助けたいと思っている。しかし制御しきれない人は助けられない


(PWわ704)

活動状況

過去30日分の新着情報を表示しています。

活動状況はありません。