楽天、基地局設備を仮想化技術でコスト削減?
楽天がMNOとして参入する事が発表されてから暫く、新しい情報が無いという状況で
したが最近基地局設備のベンダーやネットワーク構成に関する情報が少し出て来ました。
・見えてきた楽天の基地局ネットワーク構成
~ネットワークの仮想化がキーに~
https://k-tai.watch.impress.co.jp/docs/column/mca/1137527.html
これを見ると、アメリカや北欧のベンダーを中心に採用していて、Huawei等の
中華系の採用が無く、意外と安心感のある構成な印象です。(^^ゞ
それと、仮想化ネットワーク構成を取り入れて高価な設備を使わずにコスト削減も
図っているみたいですね。
・楽天のキャリア事業、設備投資額は6000億円未満に+エリア化を前倒し
その秘策は?
http://www.itmedia.co.jp/mobile/articles/1808/06/news110.html
上記の仮想化とレガシー設備が無いという強みを生かして、設備投資額が
当初の6000億未満に出来るという話も出ていますが、それが本当に可能なのかは
気になる所です。
インドの通信事業者から招いたタレック・アミン氏によって上手く行くのかも
注目点ですね。(^^
タレック・アミン氏に関しては下記記事に詳しく載っています。
・楽天、携帯事業はインドに学ぶ
https://business.nikkeibp.co.jp/atcl/NBD/15/depth/071701130/?ST=pc
23 件のコメント
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が時代に取り残された私にはわからない〜。
わかりやすく説明してくれてるサイトを誰か教えて欲しいです。
https://www.google.co.jp/amp/s/k-tai.watch.impress.co.jp/docs/news/1122/896/amp.index.html
私も、素人なので調べてみました。(^^;
COREはコアネットワークの事です。
S-GW、P-GWといったゲートウェイや、移動制御等を行うMME、QoS制御や課金
体系を決定するRFCFといった設備で構成されています。
要するに基地局から遠くバックボーン側に近い設備の事になります。
RANは、Radio Access Networkの略で、要するに基地局側に近い設備の事を
指します。
その中でもRRHはアンテナに近い無線部側、BBHは制御・ベースバンド部という
基地局を制御する側の装置になります。
○参考記事
・知られざるLTEのネットワーク構成(1/2)
http://www.atmarkit.co.jp/ait/articles/1001/13/news105.html
・LTEを収容するコアネットワーク(EPC)の開発
https://www.nttdocomo.co.jp/binary/pdf/corporate/technology/rd/technical_journal/bn/vol19_1/vol19_1_026jp.pdf
・LTEのネットワーク技術 (2/2)
http://www.atmarkit.co.jp/ait/articles/1010/12/news102_2.html
・10Gネットワーク CPRI/OBSAIの解説
https://www.anritsu.com/ja-JP/test-measurement/solutions/ja-jp/15/mt1000_1100a/index1
10ヶ月だけのために費用かかるのもったいないよね~。でも接続しないワケにはいかないよね~
他社回線網への接続ってグループ会社の楽天コミュニケーションズ
(旧フュージョン)が固定⇒PHSというルートでは既に接続していると
は思うのですがあれは使えないのでしょうか。
使えたとしてもコストはもちろん掛かるとは思いますが…
使えないですねぇ。
もちろん旧フュージョンの技術(ノウハウ)は生かせると思いますが。
なるほど、そうなんですね。
ありがとうございます。(^^
アルティオスターって私は初めて聞いたメーカーなのですが、シスコ系なんですね。(^^
調べていたらこんな記事がありました。
・世界最大の携帯見本市―注目企業とその展望
https://jp.wsj.com/articles/SB11672146961829524028304580507441105310932
仮想化ネットワークの鍵を握るのはこのメーカーなのかなという印象です。
マネージメントがうまく進まなければサービスインが遅れるかも・・・と。
ネットワークインフラの業界でも、エンジニア不足や
オリンピック前の突貫工事的な様相を呈し始めているのでしょうかね?
#首都高速道路を思い浮かべてしまう。。。
>PHSと接続しなければどうなるの?それがどうしてNGなの?
PHSと接続しなければPHSとの通話はできなくなります。
楽天がサービス開始当初から通話機能(VoLTE)を提供するかはわかりませんが、通話機能が提供されたけどPHSと通話不可・・・でユーザーが納得できるかどうか。
2020年7月末までの時限だから切り捨てるという選択もあるかもしれないけど。
確かに無茶な感じはありますね。(^^;
既存MNOは5Gへの対応を進めてくるでしょうし…
>Phantomさん
PHSはだいぶ利用者が減ってきているので切り捨てもアリな気がします。
あと、遅れればPHSとの接続をしなくて済むので、2020年8月にサービスイン
するのも手かもしれません。(^^ゞ
そのタイミングの方がサービスエリアも広げられているでしょう。
楽天が当初の予定通りにサービスインするとして、どのみち1年足らずで終わるPHSにまでわざわざ高いコストをかけて接続しろとは流石に総務省も言わないんじゃないでしょうか?
「接続しろっていうなら、国がお金出してよ!」と楽天が言ってきたら、国もお金は出したくないでしょう。
そのころにはPHS利用者も風前の灯と言えるほどの数になっているでしょうし、事前に「PHSとの通話はできません」と説明するだけで十分だと思います。
サービス開始が遅れればそれだけ収益が確保できなくなるので悩ましいですよね。
でも10ヶ月あればそれなりにエリア拡大できそう。
>laxsean さん
総務省云々の話ではないです。
2018年3月末時点のPHS契約者数は260万だったかな・・・そのうち音声契約がどれぐらいかわからないけど、来年10月でどらぐらい減っているか。
個人的には10ヶ月だしPHSは見捨てていいとは思うけど、音声契約する層がそれで納得するかどうかの問題だと思います。
PHSもMNPの対象なので番号で相手がPHSだとは判別できないし「相手がどのキャリアか」ってかける人はあまり把握できていなそうな気も。
なので「PHSとの通話はできない」と言われてもユーザーは電話帳に登録されている誰との通話ができないか把握は難しいと思います。
そういう「誰と通話ができないかわからない」状態だと契約するユーザーはどう思うかということです。
ちなみに楽天はPHSと接続する方向だと聞いています。
まあ、実際PHSと接続するのにどの程度の費用がかかるかによるでしょうね。
単にケーブルを一本つなぐだけで済む話なのか、それとももっと工数のかかる作業なのか。
あまり多くの費用がかかるようなことならば、楽天もさすがに接続する方向での検討はしないんじゃないでしょうか。
10か月で終わるとしても接続するだけのメリットがあるか、ちゃんと天秤にかけるくらいのことはしてるんじゃないかと思いますが、どうなんでしょう?
今後過疎化が深刻になる地方電力会社には、楽天に場所貸しを行うのは渡りに船になるので、協力を得やすいと思うのですが、電力会社(関連会社)が基地局整備を行う事はありえるんでしょうか?
これが可能だと基地局の整備も問題無く進むと思うのですが、
詳しく方いらっしゃいませんか?
電力会社のインフラを使うという事は関西電力子会社のケイ・オプティコム
(mineoの運営会社)にも情報がある気がします。
そういった意味ではmineoさんは他のMVNOよりも業界の将来の予測に有利
かもしれません。
>電力会社(関連会社)が基地局整備を行う事はありえるんでしょうか?
ケイ・オプティコムさんは、以前PHSの設備を所有していた時期があるので
不可能ではないでしょうね。
ただ、費用対効果を判断してPHS事業から撤退し、現在のMVNO参入に至る
とは思いますが…
2009年7月よりサービスイン
2012年6月末に人口カバー率90%達成していて、
1500億円程度で行ったみたいです。
https://www.google.co.jp/amp/ascii.jp/elem/000/000/114/114084/amp/
ここら編の数字詳しい方いらっしゃいませんか?
WiMAXの場合はKDDI子会社というのを生かしてau基地局に併設が多い為
少ないコスト且つ早くエリア拡大を実現しているのではと思います。
また、KDDIは電力会社との繋がりが深いので電力会社設備の利用も多いです。
それと、人口カバー率は、0からある一定まで上げるのは人口密集地を
カバーして行けば一気に上昇するのですが、そこから更に伸ばすには人口密度の
低い場所を広範囲にカバーする必要が出てくるためこちらの方が大変だったりします。
なんとなくUQが有利な点を書いてみると、
・WiMAXはデータ通信専用なので求められる品質が違う。
音声は無線区間を含めた全ての区間で高い品質が求められます。データのみを前提とした設備はコストが安くできます。
・ロケーションが有利
WiMAXは単独の基地局もありますが、auの基地局に寄生しているのも多くあります。また、JR東日本が資本参加していることからJR東日本の駅・路線でのロケーション確保は比較的楽でした。
・既存利用者がいない(たぶん)
立ち退きが不要な分エリア展開が楽。楽天が割り当てられた1.7GHz帯は既存利用者がまだいるので移行促進をしなければいけない。立ち退かなければその地域でのその周波数は使えない。1.7GHz帯は2社で最大2110億円とされているのでそれなりに負担が重い。
電力会社もPHSなどで実績あるようでしたら、楽天の基地局展開も電力会社に任せるという手段が取れそうですね。
電力会社も基地局の場所貸しと設置で、2重の利益が見込めるとなると協力を惜しまないでしょう。
UQはauの基地局に便乗して安く早く展開ができているのは知っています。
ただ実際の投資金額がどの程度だったかで、楽天の成功がどの程度可能かが判断できると思いましたので、実際の金額が知りたいのです。
(UQの投資金額を全く知らないで批判している方が多いんです)
機器の性能等、データ通信のみより、音声ありの方がコストが高くなるのは理解できるのですが、実際どの程度コストが上がるかが気になるところです。
立ち退き費用2110億円÷2社で1055億円
仮にUQの倍のコストでインフラを作ると
1500億円×2で3000億円
1055億円+3000億円=4055億円ですので、楽天の当初予定金額の6000億円から2000億円も余裕があると考えられるます。
WiMAXは2.5Ghz帯ですが
楽天の1.7Ghz帯と基地局の設置コスト(基地局の間隔的なもの)がどれくらい違うのかも気になるところです。