両親のガラケーの代わりに入手
レビューする 端末
総合評価
【動機】
両親のガラケーの代わりの「検討材料」に未使用白ROM機を入手しました。
【概要】
au版であり且つ3G通話が使えないという異端児です。つまりiPhone8に先んじて4G専用(VoLTE)なのです。それは機種名からもわかります。未使用白ROMであっても扱いは中古品。今までは中古品の場合でも、譲り受けた側が自由にSIMロック解除出来ました(有償・税別3000円)。しかし2017年12月1日からはこれさえできなくなりますので要注意ですよ(予めSIMロック解除品を調達する必要あり)。
【問題】
さて、ガラケー問題。両親は絶対にスマホは使えない(使いこなせないと思われる)。今までのガラケーでも怪しいものです。そのクセ、その負荷(使い方教えろ、これはどうしたらよいか?)は全部こっちに来ますので(^^;)。auのまま機種変更だと3Gガラケーが無いので強制的に4Gガラケー(これをauではガラホと呼んでいる)、しかし最も安い料金プランでも現状を上回ります。これが気に食わない。電話とメールが出来ればいいんです。
【他社】
ではMNPではどうか、ドコモにはガラケーが2機種、SBMには3機種。先細りですね。最も安い料金プランで現状トントンにはなるようだが、メールアドレスも変わるので、これまたいろいろとメンドクサイ。
【操作】
同一メーカーを使っていれば操作の互換性が確保されていたのがガラケー。スマホに於いてはAndriodかiOSかの差でメーカー間の差はほぼ無いが、機種が昔ほど豊富ではなく、メーカーも淘汰され後継機が無い。結局教えるのは同じなんですね。じゃあどうせならスマホにしてくれと言いたいところ。しかし年寄りは同じ場所に違う機能が表れるのが苦手。即座には理解できないのです。物理キーが無いとダメなんです。「通話なら通話」「切断なら切断」という物理キーの存在。これが操作を確実にさせるのは確かです。通話途中でキーが消えるとかキーを表示させないと出てこないとか、そういうのはダメなんですね。まぁ、そうでなくても手袋必須な人とか、環境とか、物理キーが必要な人って多数いるとは思うのですが。
【料金】
そしてスマホにすると機種代も料金も高い(これが最大のハードル)。維持費が高いのは年金生活者の彼らにはじわじわと効いてきます。現役の我々だって格安SIMの恩恵を受けているのですから、その意向は尊重しなければなりません。そして各社いずれは3G停波に向かっているのは確かで、4G基地局は拡充されるが、3Gはエリア減少。だからガラケーも無くなってきているのですが、ガラケー的操作が可能なこの「ガラホ」を使用するのは妙手と言えます。
【電波】
そんな経緯でこのKYF31を入手することにしました。SIMロック解除するとドコモ波でも使えるようなので、試しにDプラン(ドコモ波)で契約してまずは自分が使ってみています。Dプランにすると通話は3Gになります。W-CDMAには対応しているという、よくわからない端末です。後述しますが両親にはAプランVoLTEにする予定です。
【余談】
設定-その他の設定-端末情報、で、「ビルド番号」を7回決定ボタンを押下すると開発者オプションが有効になり、F3長押しでタッチクルーザーが有効になります。まずはこれを有効にしておきます。次に、GooglePlay非対応なこの端末ですがapkpureでアプリのインストールができます(もちろんサポート外)。ネット上にはアプリの入れ方についていろいろ解説があります。ESファイルエクスプローラーを入れろという情報が多いのですが、これは不要です。apkpureを入れることによって、アプリのインストール/アンインストールが可能になりますし、フォントサイズを最小にしておくことでアップデートも出来ます(最小にしないと非表示になる部分があってアップデートできない)。プリインストールされたアプリが削除できないのが痛いですが、これはまあ仕方ないのかなと。LINE等が使えるとキャリアメール問題は実はほぼ解消できます。あとは必要に応じてGmailでも使えるようにしておけばいいかと思います。メールに関してはAquaMailが適しているようです。物理キーですべての操作が可能です。最初の設定だけポインターを使い、ナビゲーションドロワーとフローティングアクションを無効にするだけです。
また、お互いに使い方を補完して覚えてもらうのがもう一つの狙いです。
こちらの負荷を減らすことが出来ます(いちいち聞いてくる回数を減らす)。
mineoの大盤振る舞いのおかげで、向こう一年間は格安運用できますし、
本体そのものも安価に入手できましたのでこれでしばらく安泰です。